2014年12月27日

猪狩佑貴選手現役引退及び湘南ベルマーレフロント入りの件などを前振りに、仕事に効く教養としての「世界史」

本題に入る前に、世間では昨日で仕事納めのところが多かったと思いますが、湘南ベルマーレのクラブ事務所も本日(12/28)から1月4日(日)まで年末年始の休業なので、昨日のリリースで年内は終わりかと…
そっちの藤田じゃなくて征也とウェリントン。そして、レンタル中の山口貴弘、鎌田翔雅の去就は持ち越し…
さらに、この前の日曜日のBionya祝勝会&納会のときに参加者から大倉社長に質問(&回答)があった件のうちのひとつが正式発表。

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元々ピッチ外での活躍の方が目立ってたし(^_^;)

そのあたりのさらに詳しいことは武富と中川の柏レイソル復帰の件も含めこちらをご覧いただくとして、
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その試合観てないし…

それはさておき、フロントに転進する猪狩さんにも読んで欲しい本の紹介。
仕事に効く 教養としての「世界史」

本当に仕事に効くのかどうかはさておき、内容満載、役に立つこといっぱい。

本出口治明『仕事に効く教養としての「世界史」』(祥伝社
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
人類5000年史から現代を読み抜く10の視点とは。京都大学「国際人のグローバル・リテラシー」歴史講義も受け持ったビジネスリーダー、待望の1冊!

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 世界史から日本史だけを切り出せるだろうかーペリーが日本に来た本当の目的は何だろうか?
第2章 歴史は、なぜ中国で発達したのかー始皇帝が完成させた文書行政、孟子の革命思想
第3章 神は、なぜ生まれたのか。なぜ宗教はできたのかーキリスト教と仏教はいかにして誕生したのか
第4章 中国を理解する四つの鍵ー難解で大きな隣国を誤解なく知るために
第5章 キリスト教とローマ教会、ローマ教皇についてー成り立ちと特徴を考えるとヨーロッパが見えてくる
第6章 ドイツ、フランス、イングランドー三国は一緒に考えるとよくわかる
第7章 交易の重要性ー地中海、ロンドン、ハンザ同盟、天才クビライ
第8章 中央ユーラシアを駆け抜けたトゥルクマンーヨーロッパが生まれる前の大活劇
第9章 アメリカとフランスの特異性ー人工国家と保守と革新
第10章 アヘン戦争ー東洋の没落と西洋の勃興の分水嶺
終章 世界史の視点から日本を眺めてみよう

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
出口治明(デグチハルアキ)
ライフネット生命保険株式会社会長兼CEO。1948年、三重県生まれ。京都大学法学部を卒業後、1972年、日本生命保険相互会社入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当する。1988年に生命保険協会の初代財務企画専門委員会委員長に就任し、金融制度改革・保険業法の改正に従事。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2005年に退職。東京大学総長室アドバイザー、早稲田大学大学院講師、慶應義塾大学講師などを務め、2006年、ネットライフ企画株式会社(2年後、現社名に商号変更)を設立、代表取締役就任。2013年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2014年2月発行/2014.10.18読了】

【備忘録】
はじめに なぜ歴史を学ぶのか
・ヘロドトス「先人に学べ、そして歴史を自分の武器とせよ」
・ヘンリー・キッシンジャー「人間はワインと同じだ」
・いろいろな歴史を知っていると、人々とコミュニケーションをとるときの最初のバーが低くなる

第1章 世界史から日本史だけを切り出せるだろうかーペリーが日本に来た本当の目的は何だろうか?
・倭寇の正体は、中国や韓半島、日本の海に生きる人たちの連合王国だったという気がする
大君の通貨 幕末「円ドル」戦争
・交易は必ず双方を豊かにするので、ずっとむかしから行われてきた

第2章 歴史は、なぜ中国で発達したのかー始皇帝が完成させた文書行政、孟子の革命思想
・易姓革命の考え方に立って歴史を残すと、前の王朝の最後の王様を可能な限り悪く書かないと、新しい王朝の正当性が担保できない
〜ゆえに、最後の王様はみんな美女にうつつを抜かすことになっている
20140928_あんぽむは爺と一緒 (6).jpg←こんな感じ(笑)
・BC500年頃から始まる鉄器時代に鉄器を使ってひたすら山を切り開いて木を切り倒していって大洪水が起こるようになってきた
・歴史がきちんと残るなら自分の名前を後世に残したい
・科挙という制度は、紙と印刷の存在で可能になった

第3章 神は、なぜ生まれたのか。なぜ宗教はできたのかーキリスト教と仏教はいかにして誕生したのか
・人間の想像力は、じつに乏しいので、人間に似た神様の姿形しか考えられなかった
・宗教は本質的、歴史的には「貧者のアヘン」(現世とあの世を分けて、現世では苦しいことがいっぱいだけど、死んだら別の世界で救われる)
・ゾロアスター教(拝火教)は石油の自然発火を見て生まれた

第4章 中国を理解する四つの鍵ー難解で大きな隣国を誤解なく知るために
・中華思想
・諸子百家
・遊牧民と農耕民の対立と吸収の歴史〜支配階級になった異民族も中国人化
・始皇帝のグランドデザイン(中央集権の郡県制、文書行政、書体や度量衡の統一)〜今の中国共産党も同じ

第5章 キリスト教とローマ教会、ローマ教皇についてー成り立ちと特徴を考えるとヨーロッパが見えてくる
・ローマ教会(キリスト教のワンオブゼム、領土を持ってしまった教会、豊かな資金と情報)

第7章 交易の重要性ー地中海、ロンドン、ハンザ同盟、天才クビライ
・もともと純粋な生態系などありません
・貧しい生活を交易という平和的手段を使って、生態系を崩しながら豊かにしてきたのが人間の生き様
・商売は、昔から陸路より海路のほうが簡単
・名誉革命〜良い王様がいなければよそから連れてこよう
・ユーラシアの交易は、豊かな東から貧しい西へという太い流れが、アヘン戦争の前まで長い間続いていた

第9章 アメリカとフランスの特異性ー人工国家と保守と革新
・人間の当たり前の心情を断ち切って生まれた国がアメリカとフランス革命後のフランス
・人工国家に対する反動として近代的保守主義が生まれた
・アメリカンドリームの幻想〜人工国家で伝統がない強み
・アメリカの大統領が尊敬される理由〜人間は伝統や権威に弱い。アメリカでは大統領が歴史的な英雄の代わり
・モンロー主義は、外に出すぎたことの反動
・アメリカは、おだてて頑張ってもらうのが一番。出しゃばらない程度に世界の保安官をやってもらおう

第10章 アヘン戦争ー東洋の没落と西洋の勃興の分水嶺
・アジアの豊かな大国であったインドを植民地として収奪し、その地で栽培したアヘンで中国との交易を有利に転化した英国
・アヘン戦争から、歴史は西洋主観中心になってしまった
・歴史は勝者が書き残す

終章 世界史の視点から日本を眺めてみよう
・国も人もピークがあり寿命がある
・半藤一利「明治維新の成功は毛沢東(西郷隆盛)が早く死んで、ケ小平(大久保利通)が早く権力を握ったことにある」
・新聞を複数読む。週に一度でいいから英字紙を読む〜物事の見方の多様性
・日本の社会常識を、世界史の視点で考えなおしてみる
・例外をスタンダードにしたら世の中を見誤る

おわりに
・人生の出来事に一喜一憂するのではなく、長いスパンで物事を考え、たくましく生き抜いて欲しい
・目の前の現実にばかり心を奪われることなく、自分のアンテナを高く広く張り巡らして勉強して欲しい

【参考書評等】
祥伝社書籍出版部 栗原和子(MSN産経)
出口治明・スキルとしての教養〜世界史を知る醍醐味とは?
この本はツイッターから生まれた(ITmediaエグゼクティブ)
こんな歴史の「見方」知らなかった!:仕事に効く教養としての「世界史」(アントレプレナーアカデミー)
組織人事コンサルタントの情報帳
ブログ「石原明の経営のヒント」
アクチュアリーの練習帳
KandaNewsNetwork KNN
倉岡 寛 on Mar 12
AZARASHI POST
つぶやきコミューン
鈴木 優一@facebook
琥珀色の戯言
出口治明氏著 「仕事に効く教養としての世界史」を読み終えて(安達裕哉)
生命保険会社勤務、ある中高年サラリーマンの書斎(陽だまり)
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posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 06:17 | 神奈川 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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