ちなみに、管理人自身はこの人の本を読んだ記憶(記録)もありませんが…村上春樹氏 またもノーベル文学賞逃す 受賞者は仏作家のモディアノ氏 ― スポニチ Sponichi Annex 社会 http://t.co/CPcXnhW4CJ 今回もダメでしたか…。でも毎年発表前に話題になるので、落選しても多少は本売れるんでしょうね。
— 詠み人知らず (@yomi_bito) 2014, 10月 9

という批判本(西部「小手先の、出来の悪いお伽噺」/佐高「活字の流動食」)や、

という村上春樹さんらに取材した本なら読んだことがありますが…
それはさておき、
2年連続2位でフロントは満足してるんですね。よくわかりました。
そのあたりの他の阪神ファンの方々の見解はこちらをご覧いただくとして、
↓ ↓ ↓



CSの結果を踏まえてから結論を出してもいいのでは?
という流れで、

この本の紹介を。
と行きたいところ、まだ読んでないので、その代わりと言っては何ですが、違うスポーツの方で実績を残した方の本を。

【監督に必要な3つの要素】
1.洞察力
2.コミュニケーション力
3.想像力
この3つの要素で、(自分なりに)サッカーおよび野球の監督を評価すると、
洞察力 コミュニケーション力 想像力
チョウ・キジェ(湘南) ◎ ◎ ◎
原 辰徳(巨人) ◯ ◯ ◯
和田 豊(前・阪神) △ △ △
ということで、阪神の選手の皆さん。続投うんぬんはさておき、監督を頼りにするのではなく、自分たちで考えてなんとかしましょう。
現に、PL学園は監督が実質不在の中、選手たちが自分たちで考えて作戦を立てて、采配し、2014年の夏の大阪府予選で決勝までいったことだし、そういうチームがプロ野球に1つくらいあったっていいじゃないですか〜
そもそも、サッカーだったらピッチにたったら、すべて自分自身で判断しないといけないのだし…
そして、和田監督にはこの本を読んで欲しいです。
西野 朗「勝利のルーティーン」(幻冬舎)
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
「変えない勇気」と「続ける力」が勝者のメンタリティーを作る!超攻撃的サッカーで独自のスタイルを築いた、J通算最多勝利監督が明かす、至高の指導論。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 監督の条件
(洞察力/コミュニケーション力/想像力)
第2章 勝つ采配とチームマネジメント
(交代カードは勢いで切るな/チームのアクセントになる選手を投入する ほか)
第3章 自分のスタイルを貫く
(ポゼッションサッカーを目指す理由/アトランタ五輪での得がたき経験 ほか)
第4章 新たなる挑戦と、世界との距離
(ガンバ大阪からヴィッセル神戸へ/神戸に受け継がれてきた「伝統」 ほか)
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
西野 朗(ニシノアキラ)
1955年4月7日、さいたま市出身。埼玉県立浦和西高等学校から、早稲田大学を経て、78年に日立製作所に入社。現役時代は攻撃的MFとして活躍した。90年に現役引退、翌年の91年より、U-20日本代表監督に就任。96年、U-23日本代表をアトランタ五輪予選突破に導き、28年ぶりとなる本大会出場を果たす。アトランタ五輪ではグループリーグでブラジルを撃破し、「マイアミの奇跡」と呼ばれた。98年に柏レイソルの監督に就任し、99年にはヤマザキナビスコカップを制覇。2002年からはガンバ大阪を率い、11年に監督を退任。12年5月にヴィッセル神戸の監督に就任するが、同年11月に解任される13年12月にナゴヤグランパスの監督に就任した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2014年1月発行/2014.9.23読了】
【備忘録】
はじめに
・サッカーの監督の仕事をあえて一言でいえば、確固たる「ヴィジョン」を持ち、チームの「スタイル」を構築すること
第1章 監督の条件
・洞察力
さまざまな角度から、選手の可能性を探る
選手たちの日常を観察する(ピッチの上だけでは個性はわからない)
選手のコンディションを見極める
・コミュニケーション力
スタッフに「監督の目」を意識させる
選手から起用しない理由を聞かれたときは、曖昧な言い方は一切しない
監督があれこれ言うより、自分で判断させる
プライベートでは選手と距離を置く〜ガンバ大阪の監督になるときは全選手の住所を調べて、出来る限り離れたところに住むようにした
マスコミを利用して敵を探る
>阪神関連は一方的に情報がタダ漏れするばかり。記者に余計なことをしゃべる前に、他のチームの情報も取らんかいヾ(*`Д´*)ノ"
・想像力
監督には、編成権が必要
監督は理想とするチームの形を、常に頭の中でイメージしているもの
外国人を獲得するときの判断基準
1.日本でのプレー経験があり、かつ契約が満了する選手
2.実際に自分の目でパフォーマンスを見た選手
3.日本の生活環境に慣れた選手
>どっかのプロ野球チームはビデオだけで決めて失敗したようですが…
センターフォワードの選択は、チームのスタイルそのものに影響する〜その選手よりの戦術にならざるを得ない
あまりにもレベルが違う選手同士が一緒に練習してもお互いのためにならない
サッカーはイマジネーションとクリエイティビティが必要な競技
>野球でも、ないよりあったほうが…
第2章 勝つ采配とチームマネジメント
・動かずして敗戦するほど無策なことはない
>どっかのプロ野球の監督聞いているか?
・練習メニューは極力変えない
・戦術眼のある選手よりも、苦しい状況下で「自分がやってやる」という気持ちを出している選手を揃え、モチベーションの高い選手を起用したい
・クラブを強くするために一番重要なのは、現場を預かる監督、そしてフロント、その長である社長とが常に一枚岩であること。ヴィジョンとプランが共有できていれば、ポジティブに戦うことができる
>某関西鉄道系セ球団の監督の場合は、フロントの言いなりだから、一枚岩とはいえばそうだけどry
第3章 自分のスタイルを貫く
>これが、某関西鉄道系セ球団の現監督と前監督には欠けてます(´・ω・`)
・ポゼッションサッカーを目指す理由
自ら攻撃のアクションを仕掛けられる
自分たちがボールを持っている限り失点はしない
(得点の可能性だけなら、カウンターサッカーの方が確率が高いが…)
・アトランタ五輪では、どうしても守り優先になってアグレッシブに行けなかったことを反省
・自身は現役時代攻撃的MF〜攻撃は最大の防御なりという意識がしみつき、それが今の采配スタイルになっている
・ジェフ時代のオシムの全員攻撃サッカーは短期決戦にはいいかもしれないが、長いリーグ戦の中では安定しないのでは?
・オシムのチームづくりに対する哲学と信念にはすごく共感できた。決して妥協しなかったし、厳しいと同時に、選手に愛情を持っているがひしひしと伝わってきたし
>ということを踏まえて、2014年の湘南ベルマーレをどう評価します?西野さん?
・試合は常に勝ち点3を考えたい。そのためには時間と状況をしっかり見極めて、自分たちの手で勝利をつかまなければならない
・守備の修正は攻撃の修正よりはるかにやさしい
・チーム作りにあたって、最初に監督が方向性や理想をはっきり示すのは大事なことだ
>スパイスだけではあかんのよ(^_^;)
・2011年のJ1に今までの守備的なチームから攻撃的なスタイルに変えて失敗したチームがありますが、そのために必要な選手を取ってなければ難しいでしょう。
・CWCでのマンUとの対戦は、自分たちのサッカーを貫いての結果だからそれなりの爽快感はあった。(マンU5−3ガンバ)
・2005年のリーグ優勝、2008年のACL制覇、CWC3位達成で目標達成感が出たか?
・野球の世界では、監督が何もしないで勝てるのが一番
>何もしない方が動くよりマシな監督はよくいますが(^_^;)
・しかしながら、慣れは怖い。停滞に陥るだけ
・結果が出ないからってすぐに監督を変えたり、即戦力の選手を補強するのは、一時的にはしのげても、将来的には指導者・若手が育たず、ジリ貧になる
>って、西野さんのところの近くの某プロ野球チーム(しかも一時的には2つとも(´・ω・`)
・クラブに長期的なビジョンが必要(個性も出せるだろう)
第4章 新たなる挑戦と、世界との距離
・ガンバ大阪からヴィッセル神戸へ
>三木谷はすぐに結果を求めがち。ITビジネスの発想でサッカーに接してもらっても。
>と西野さんは言いたかったようで
・神戸に受け継がれてきた「伝統」〜カウンターへの意識、守備から攻撃への意識の高さ
〜ガンバのような攻撃的なサッカーを押しつけても無理があるのはわかっていた
・早く日本のサッカーはこうだというスタイルを決め、ジュニアユースからフル代表まで同じスタイルでできるように、コーチングスタッフを含めた取り組みが必要だと思う
・日本では上手い子にボールが集まるから個々のスキルを見分けやすい。一方、スペインでは当たり前のことをシンプルに正確にプレーしているだけなので、みな同じくらいのスキルに見える
・日本の特徴は、技術力と結束力をベースとしてコレクティブなサッカー
・ベスト16の壁を超えるためには「個」をもっと磨くべき
・「継続力」がスタイルを築く
【参考書評等】
・Amazon書評
・読書メーター





あっ?!日米野球の日本代表「侍ジャパン」選出の件とナビスコカップの準決勝第1戦の件がスルーだった(^-^;
