【9月12日のセ・リーグ】個々の試合に関するさらに詳しいことは(ヤクルトの次期監督に真中1軍チーフ打撃コーチ?の件も含め)こちらをご覧いただくとして、
◇巨人4―0DeNA(東京ドーム)
巨人が4連勝。1回に阿部の適時打で先行すると、4回は片岡の2点本塁打などで3点を追加。内海は完封で5勝目。DeNAは打線が沈黙。
◇中日3―1ヤクルト(ナゴド)
中日が森野の活躍で効果的に得点を重ねた。1回と3回にいずれも2死二塁から適時打。森野は6回も本塁打を放った。山井が11勝目。
◇阪神8―2広島(甲子園、おくにとらぷーさんはじめ38462人、3時間3分)
広島 001 000 010|2
阪神 000 602 00X|8
【バッテリー】
広島:福井●(3勝4敗)、今井−石原、中東
阪神:藤浪○(9勝8敗)−鶴岡
【得点経過】
3回表:丸 1アウト2塁の0-1からレフトへの先制タイムリーツーベース(神0-1広)
4回裏:ゴメス 1アウト1,2塁の1-0からレフトへのタイムリーヒット(阪神同点)、福留 1アウト満塁の3-0から押し出しのフォアボール(阪神逆転)、伊藤隼 1アウト満塁の1-2からライトへ2点タイムリーツーベース、鶴岡 1アウト2,3塁からライトへの犠牲フライ、藤浪 2アウト3塁からセンターへタイムリーツーベースで計6点(神6-1広)
6回裏:福井(投):暴投、上本 2アウト3塁の1-1からタイムリーツーベースで計2点(神8-1広)
8回表:田中 1アウト1,3塁の3-2からレフトへの犠牲フライ(神8-2広)
【戦評】
阪神が連敗を6で止めた。阪神は0−1で迎えた4回裏、ゴメス、伊藤隼、藤浪の適時打などで一挙6点を奪い、逆転に成功する。6回には、上本の適時打などで2点を追加した。投げては先発・藤浪が9回2失点の好投で今季9勝目。広島は、先発・福井が試合をつくれなかった。
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(Ser.7911・3,524日連続更新)
ssasachan / スーパーサウスポーあさちゃん。
複雑(;゚д゚) RT @dora0329: そして、セリーグの灯を全力で消すタイガースさん。カープさんには申し訳ないなぁwでも勝ちたいんよw at 09/12 19:40
@yokop22 初回に無死満塁のチャンスを作りながら、無得点に終わるカープが悪いんや(笑)!
— ぴゅあらっく (@pureluck2009) 2014, 9月 12
藤浪と能見の順番入れ替えた方がよかったんじゃね?そのほかの虎系・鯉系の方々の見解はこちらをご覧いただくとして、
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そもそも、大阪タイガース(現阪神タイガース)の創設も讀賣から誘われたからだし、2リーグ化のときもほかの私鉄連合(パ)を裏切って讀賣側(セ)に寝返ったし、讀賣新聞の大阪進出時には甲子園の阪神−巨人戦のチケットの大半を讀賣新聞が引き受けて拡販材料に使ったりと、ファンは「クタバレ讀賣!」ゆうても経営側は「讀賣の犬」よ。ssasachan / スーパーサウスポーあさちゃん。
10年間でパの6球団が頂点に!?オリックスが日本一なら大記録に。(Number Web) -Y!ニュース http://t.co/lHH8dgbv3z 「10年間で6球団が日本一」――是非、実現してほしい>それがパ・リーグの面白さ。一方、セは巨人以外の5球団は引き立て役にすぎんし at 09/12 17:49
その馴れ合いの構造を指摘しているのがこの本。
「嫌われ者の流儀 組織改革と再生」
管理人的に一番気になったのは、「第2章 新しい仕組みづくり」の・阪神という組織の問題点
・阪神と巨人は日本社会の縮図
・竹中氏は野村阪神をどう見ていたのか
・「ナベツネ巨人」と「久万阪神」の共通点と相違点
・阪神フロントの「ここがダメ」
といった阪神関連のところ。竹中氏が阪神ファンであることはよく知られていることですし、ノムさんは阪神の監督をやって最悪だったと言っているので、そこのところ。
・「勝てば官軍」という言葉が一番あてはまるのが阪神タイガース。勝つことによって悪い部分が全部飛んで消えてしまう(野村)
・虎バン記者に甘やかされている限り阪神はこれからも絶対によくならない(野村)
・負けだすと監督と球団のせいと書く。ファンはそれを信じてしまう(野村)
・巨人と阪神というのは55年体制の自民党と社会党と一緒。阪神ファンも巨人が強いほうが安定できる(竹中)
・そういう構造の中に組み込まれている限り改革はできない。そもそもずっと12球団のままなのも変(竹中)
・小さい頃から阪神ファンだったが、巨人と阪神の慣れ合いの構造が見えてくるにつれ、日本の野球がつまらなくなった(竹中)
・巨人中心にプロ野球が動いていく体質を改善していかないとプロ野球の発展はない(野村)
・阪神は10年に1回くらい優勝すれば満足してしまう。毎年優勝すると選手の年俸が上がって経営が苦しくなる(野村)
・ナベツネ氏は「巨人が強くて、それに向かってくる阪神という構図が一番いいんだ」と言っていた(竹中)
・その巨人主体の構造に一番ぶら下がっていたのが阪神(竹中)
とかいうようなことが書いてありました。
あと、野球と関連付けて話してあるところを重点的に読んで、その他はさらりと流しました。
野村克也・竹中平蔵「嫌われ者の流儀」(宝島社)
小泉純一郎元首相のもとで経済財政政策担当大臣や金融担当大臣などを歴任し、「聖域なき構造改革」の中心的人物として郵政民営化をはじめさまざまな改革に取り組んできた竹中平蔵氏。一方、プロ野球界において、組織改革や選手再生などで大きな手腕を発揮し、名将の名をほしいままにしている野村克也氏。異分野でそれぞれ手腕を発揮する再生請負人の2人が、弱者が強者に勝つ方法、新しい仕組みのつくり方、弱体化した組織の立て直し方、部下とのコミュニケーションのとり方、理想の組織の構築法……などについて語り尽くします!
【目次】(「BOOK」データベースより)
はじめに 嫌われ者の流儀
第1章 弱者が強者と戦う方法
第2章 新しい仕組みづくり
第3章 組織改学と再生
第4章 不良債権処理プログラム
第5章 采配術
第6章 理想の組織とは
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
野村克也(ノムラカツヤ)
1935年、京都府生まれ。54年に京都府立峰山高校を卒業後、南海ホークス(現福岡ソフトバンクホークス)へテスト生として入団。3年目に正捕手に定着し、本塁打王のタイトルを獲得。65年に戦後初の三冠王になったのをはじめ、MVP5回、首位打者1回、本塁打王9回、打点王7回、ベストナイン19回、ダイヤモンドグラブ賞1回などタイトルを多数獲得。70年からは選手兼任監督となる。その後、「生涯一捕手」を宣言し、ロッテオリオンズ、西武ライオンズに移籍。80年に45歳で現役を引退、解説者となる。89年に野球殿堂入り
竹中平蔵(タケナカヘイゾウ)
1951年、和歌山県生まれ。一橋大学経済学部卒業後、日本開発銀行へ入行。81年にハーバード大学、ペンシルバニア大学の客員研究員、87年に大阪大学経済学部助教授、89年にハーバード大学客員准教授、米国国際経済研究所客員フェローなどを経て、96年に慶應義塾大学総合政策学部教授となる。小泉政権下の2001年4月、経済財政政策担当大臣に就任し、構造改革に取り組む。02年9月の内閣改造で金融担当大臣を兼務。04年7月の参議院議員選挙で当選し、郵政民営化担当大臣、総務大臣等を歴任した。06年に政界引退後は、慶應義塾大学総合政策学部教授、公益社団法人日本経済研究センター研究顧問、アカデミーヒルズ理事長、(株)パソナグループ取締役会長などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2014年4月発行/2014.8.20読了】
【備忘録】
はじめに 嫌われ者の流儀
・自分には嘘をついてこなかった(野村)
・人に嫌われる人はというのは、普通の人と一味違うモノの見方ができる(竹中)
第1章 弱者が強者と戦う方法
・日本シリーズでは第1戦を重視。勝てるという自信を持たせることが大事(野村)
・いいものというのは地元の人は当たり前すぎてそのよさに気づかないもの(竹中)
・勝ちパターンと負けパターンを示すことが大事(野村)
・キャッチャーという仕事は「危機管理」。ピッチャーは「自己完結型」(野村)
・危機感のない日本のプロ野球組織(野村)
・日本とイギリスは島国であるがゆえの危機感のなさが共通(竹中)
・監督がボールパークを設計してはどうか(竹中)
第2章 新しい仕組みづくり
「テッド・ウイリアムズのバッティングの科学」
第3章 組織改学と再生
「梅原猛著作集 13」
将たる所以 リーダーたる男の条件
・リーダーはアートを深く理解しなければいけない(竹中)
第4章 不良債権処理プログラム
・体調管理の方法
竹中〜スイッチング(切り替える)/なんでもいいからこだわりを持て
野村〜引退後は運動をしていない(亀のようにじっとして動かない動物ほど長生きではないか)
共通〜嫌なことはやらない
第5章 采配術
・知識だけでは監督はできない(野村)
・気合がたりないということを問題にしなければならない事態が問題(野村)
・アマチュアの方が謙虚さがある分勉強熱心(野村)
・依頼者が野村に望んでいるのは野球の体験(草柳)
・選手は変わって悪くなることを恐れがち。組織も事なかれ主義が横行(野村)
・成功するためには夢や希望を持っているかどうか(野村)
・組織を柔軟に変えるシステムを持つべき(竹中)
・人材育成に欠かせないコーチングとティーチング(竹中)
1.ティーチング〜具体的な指示をする教え方
@WHY(なぜそれをやるのか、何のためにやるのか)
AWHAT(何をやるのか)
BHOW(具体的にどうようにやるのか)
2・コーチング〜質問しながら答えを引き出す
[相手に考えさせる」「気づかせる」ことが基本
5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)が基本だが、「なぜ」に重点
第6章 理想の組織とは
・頭のいい人は得てして固定観戦を持ちやすい傾向(野村)
・「地頭(じあたま)とはなにか」〜「どうすればいいのか」ということを的確に考え、判断することができる。「基本がわかっている」(竹中)
【参考書評等】
・Amazon書評
・読書メーター