2014年11月08日

阪神・白仁田、オリックス・桑原のトレードの件を前振りに、「本当は正しかった日本の戦争」黄 文雄

まずは、阪神・白仁田とオリックス・桑原のトレードの件。

サッカートレード成立について(阪神タイガース公式)
サッカートレード成立のお知らせ(オリックスバファローズ公式)
この桑原って選手、ベイスターズにいた人じゃん。
アニキの連続フルイニング出場記録が止まった試合で、ブラゼルに逆転3ラン被弾したピッチャー(^_^;)
ちなみに、この試合代打で出たアニキと対戦したのは高宮(^_^;)
桑原投手にはそのくらいの記憶しかないので、さらに詳しいことはこちらをご覧いただくとして、
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という流れでどうしてこの本になるのかはスルーしていただいて(^_^;)

中国・韓国が死んでも隠したい 本当は正しかった日本の戦争

タイトルは過激ですが、内容は実に客観的で抑制的だと思いました。

この本を8月15日の終戦記念日終戦の日までに読み終えて、8月15日のエントリーとしたかったところでしたが、読了できなかったので仕方ない。

この本で大事なところは、最後のほうで述べている「歴史をひもとく上での(著者なりの)考え方」

1.歴史とはさまざまな事件の積み重ねであり、目先にとらわれず巨視的な視点を持つべき
2.どの時代にもその時代なりの歴史社会条件や時代精神、価値観、限界があるのであって、現代の価値基準のみで評価するのは好ましくない
3.日本史を語るには日本人としての立場や史説、史観を持つべきであって、欧米や中韓の立場から見るべきではない
4.「侵略史観」はきわめて政治的な色彩が強い。美化する必要はないが「近現代をつくった」という視座を持つべきである
5.日本はアジアから搾取したのではなく「お布施」を施したというべきである
6.戦後日本の「反省と謝罪」は、中国や韓国から押しつけられた「正しい歴史認識」への同調からくるものだが、それは歴史への冒涜であり、犯罪行為にも等しい
7.日本の近現代の戦争を単純に否定・肯定してもあまり意味がない。歴史にどう貢献したかという点が重要

要は、日本に責められるべき点はあるとすれば「戦争に負けたこと」だけ。

管理人自身も作者の考え方に基本的には同意。

絶対的正義なんてないこと(立場が変われば正義の定義なんて変わること)は、「大正義巨人軍(笑)」対「讀賣成敗」で学んでるし…

本黄 文雄「中国・韓国が死んでも隠したい 本当は正しかった日本の戦」(徳間書店
内外において、明治以後の日本は「対外侵略を繰り返した」といういわれなき批判を浴び続けてきた。だが歴史の真実は、日本ほど他国から侵略・蹂躙されてきた国はなかったのだ。列強に不平等条約を結ばされ、清やロシアからは恫喝を受け、朝鮮からも親書拒否や公使殺害などの被害を受けてきた。近代の日本の戦争は、すべて自衛戦争であったのだ。また、日本には戦犯は存在せず、中韓の靖国批判に根拠がないことも論証。目からウロコの歴史の真実!
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
中国・韓国が「近代日本の最初の対外侵略」と非難する日清戦争から、「アジアに多大な苦痛を与えた」と批判する大東亜戦争まで、原因と結果を徹底検証。中韓を一瞬で黙らせる歴史の真実!

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 アジアの秩序を塗り替えた日清戦争
(中国・韓国が批判する「日本の最初の対外侵略」/大清帝国の東亜征服戦争とその限界 ほか)
第2章 近代日本の強さを世界に知らしめた北清事変
(19世紀、すでに内側から腐りつつあった清朝/天下大乱に明け暮れた近代中国 ほか)
第3章 世界史を変えた日露戦争の勝利
(ロシア帝国の東進と南下という脅威/再び火種となった朝鮮王朝の内紛 ほか)
第4章 日中戦争ー歪められた歴史の事実
(20世紀初頭は中国史上最悪の内戦時代/変わりゆく内戦の主役と戦争の性格 ほか)
第5章 世界的な植民地解放につながった大東亜戦争
(白人の不敗神話を打破した大東亜戦争/東南アジアの植民地化と日本による「東亜の解放」 ほか)

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
黄 文雄コウ ブンユウ
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。1994年、巫永福文明評論賞、台湾ペンクラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2014年2月発行/2014.8,16読了】

【備忘録】
第1章 アジアの秩序を塗り替えた日清戦争
・日清戦争は「朝鮮半島の(清からの)独立のため」
・他国を侵略するには圧倒的な国力差がないとできない。当時の清はアジア最大の軍事国家
・中華帝国の体外戦争は常に懲罰戦争←になってないけどw
・朝鮮半島の事大主義が日清の対立の遠因
・そもそも清の軍隊は国軍というより、皇帝一家や実力者の抱える私兵で、主な敵は外国ではなく自国民
・中国の民衆は現代でも「人民」であって「国民」ではない
・日韓合邦は日本が侵略したものでも。武力により奪ったものでもなく、列強が国家破産に瀕した朝鮮の再生を日本に押しつけたものとも言える

第2章 近代日本の強さを世界に知らしめた北清事変
・列強を驚かせた日本軍の武士道精神〜治安維持や住民保護に積極的に務めた
(満州になだれ込んだロシア軍は略奪と虐殺を繰り返した)

第3章 世界史を変えた日露戦争の勝利
・日露戦争は「ロシアの南下による勢力拡大の阻止、朝鮮をロシアの手から守るため」
・日本は日露戦争で勝利したことで列強の確固たる地位を築いていたが、それは同時に孤立と大東亜戦争での敗北の一因ともなった

第4章 日中戦争ー歪められた歴史の事実
・20世紀初頭は中国史上最悪の内戦時代
・戦争に消極的だった日本を巻き込もとする中国
・戦争とくればすぐ陰謀というのは陰謀史観が大好きな中国人ならでは
・日中戦争は「中国国内での紛争を収めるため」
・日中戦争が中国にもたらした貢献〜内戦の終結、インフラの整備、農業技術の近代化

第5章 世界的な植民地解放につながった大東亜戦争
・大東亜戦争は「東亜の解放と日本の自存自衛を守るため」
・アジアは、中韓のように日本の非ばかりを言い立てる国ばかりではない。
(というか、日本を悪者にするのは中韓だけ)
・欧米で台頭してきた黄色人種(日本)への警戒感
・日本は常に戦わざるを得ない状況に追い込まれて来た
・それなのに、先の大戦というと「南京大虐殺」「従軍慰安婦」「強制連行」といった侵略史観、自虐史観ばかりが強調される。「世界革命、人類解放」「大中華共栄圏」が問題にされないのに「東亜解放の聖戦」「大東亜共栄圏」といった言葉までタブー視されるのは、なんともおかしな話である

【参考書評等】
秋工房のぼやき
純金積立と自己投資
Amazon書評
読書メーター

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posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 06:13 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(1) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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白仁田、オリックス桑原と交換トレード
Excerpt: 大卒7年目で結果が残せんのやから仕方ないかな。白仁田には気持ちを新たにして頑張ってもらいたい。
Weblog: 虎談巷説 阪神タイガース的日常
Tracked: 2014-11-09 12:46
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