2014年09月04日

9月3日のプロ野球の件などを前振りに、櫻井よしこ「ニッポンの懸案: 韓・中との衝突にどう対処するか」

まずは、昨日のプロ野球の結果から。
9月3日のセ・リーグ
◇DeNA3―1阪神(甲子園)
 DeNAは1点を追う2回表、白崎の適時打で同点とする。その後は、4回にバルディリスのソロで勝ち越すと、5回には下園の適時打で加点した。先発・山口は、9回1失点11奪三振の快投で、プロ入り初完投勝利。敗れた阪神は打線が2回以降4安打無得点と沈黙した

◇巨人4―2広島(前橋)
 巨人が集中打で逆転勝ちした。5回に代打井端の右前への2点適時打で逆転し、長野の2ランで加点した。広島は11安打ながら拙攻が響いた。

◇ヤクルト7―3中日(神宮)
 ヤクルトは4回、川端、雄平のソロ本塁打で追いつき、6回に雄平の2点適時打で勝ち越した。6回2失点と試合を作った徳山がプロ初勝利。


9月3日のパ・リーグ
◇楽天3―1日本ハム(札幌ドーム)
 楽天が今季初の4連勝。4回、銀次の2点二塁打で先行し継投でリードを守った。日本ハムは3連敗。大谷は9奪三振ながら8四球と荒れた。

ロッテ6―1西武(西武ドーム)
 ロッテは3連勝。2回2死三塁から今江の適時二塁打や伊志嶺の右前適時打などで4点を先行した。西武は中村のソロ本塁打による1点のみ。

ソフトバンク10―3オリックス(ヤフオクドーム)
 ソフトバンクがエース対決を制した。6回、押し出し四球と代打吉村の2点適時打で逆転に成功した。摂津は制球に苦しんだが、9勝目。
個々の試合に関するさらに詳しいことはこちらをご覧いただくとして、
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巨人が負けるとは言ってない


それはさておき、昨日第2次安倍改造内閣発足【産経号外(PDF)
安倍晋三首相はこの後、首相官邸で記者会見し、改造内閣を「実行実現内閣」と命名するとともに、「引き続き経済最優先でデフレからの脱却を目指し、成長戦略の実行に全力を尽くす」と表明。地方創生、安全保障法制の整備についても重点的に取り組む方針を打ち出した。
という関連(特に安全保障関連)でこの本。
ニッポンの懸案 韓・中との衝突にどう対処するか

現行憲法の前文に

「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」

という一文がありますが、「平和を愛する諸国民」ってどこよ?

少なくとも、日本の隣にはいないんじぇね?
(平和の意味が違うともいう)

なので、日米安保に基づく「集団的自衛権」の必要性は認めますが、現行憲法を変えないまま「集団的自衛権」を解釈で合憲にしてしまうのには反対。

そもそも、時代が変わっているのに憲法を変えないでいいということは考えにくいし…

本櫻井よしこ「ニッポンの懸案」(小学館新書
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
韓・中との歴史認識、領土問題の軋轢が増している。韓国は「従軍慰安婦」の少女像を、この問題と無関係のアメリカ各地に建てようとし、官民一体となって反日を世界に拡散しようとしている。これはまさに日本の名誉、国益に関わる問題である。また、中国の尖閣諸島への侵入も恒常化し、防空識別圏を設定して侵略の意図を露わにした。時に韓・中は協力の姿勢を見せ、日本に圧力をかけている。こうした国益侵害にどう対処すべきか。櫻井よしこ氏がダライ・ラマ法王ほか、韓国、中国問題及び領土・領海、軍事、憲法問題の専門家と徹底議論する。

【目次】
はじめに

対談1 “従北勢力”が跋扈する韓国は内戦状況(元駐日韓国大使館公使 洪熒)
韓国は本当は反日ではない?/韓国の自虐的歴史教育/韓国の左派は「ストックホルム症候群」/北の対南工作員を無罪にした!/北のプロパガンダに犯された韓国メディア/朴槿恵外交の未熟さ/ほか

対談2 言論の自由を封じ、入国拒否の蛮行に走った韓国の精神構造(呉 善花)
民主国家なら決してあってはならない「入国拒否」/一流新聞が「原爆は神の懲罰」/韓国では教えてはいけない日本の善政/親の仇と笑顔で握手した朴槿恵氏/「河野談話」の罪/「違った歴史認識を持つのは悪」/ほか

対談3 尖閣、五島、沖縄、そして日本海にも中国の脅威が(東海大学海洋学部教授 山田吉彦)
五島列島に押し寄せた109隻の中国船の恐怖/いよいよ沖縄侵略に本腰を入れ始めた中国/アメリカに介入の口実を与えない中国の巧妙な戦術/国家戦略としての島嶼防衛をどう考えていくか/ほか

対談4 国境の島の防人に聞く「日本の離島をどう守か」(石垣市長 中山義隆)
中国、北朝鮮の脅威にさらされ続ける石垣島/沖縄メディアと住民の間にある大きな乖離/急がれる与那国島への監視部隊の配備/中国の横暴を止める日台の絆/ほか

対談5 軍事独裁国家・中国との戦争を防ぐには日本の軍事的努力が必要だ(防衛大学校教授 村井友秀)
中国の明かな脅威/軍事独裁国家の軍隊は普通の国の軍隊と異なる/中国が仕掛けるのは「小さな戦争」/軍事バランスを中国優位にしてはならない/太平洋をアメリカと二分割する「中国の夢」/ほか

対談6 抑圧ではチベット人の民意は得られない――中国は変われるか(ダライ・ラマ法王14世)
政治は思いやりを動機とせねばならない/スペインの江沢民逮捕状をどう見るか/中国で仏教人口が急速に増えている意味/中国は世界からの信頼が不可欠

対談7 日本の領土、領海を守れない憲法をどう変えるか(日本大学法学部教授 百地章)
憲法に「緊急事態対処規定」がないのは日本だけ/「ポジティブ・リスト」から「ネガティブ・リスト」に/憲法改正手続きが厳しすぎる日本/どこの国の憲法かわからない/国民一人一人が責任を持つ時代に/ほか

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
櫻井よしこサクライ ヨシコ
新潟県長岡市出身。ハワイ州立大学歴史学部卒業。米紙「クリスチャン・サイエンス・モニター」東京支局員などを経て、1980年より日本テレビ「きょうの出来事」キャスターを16年間務める。95年『エイズ犯罪血友病患者の悲劇』(中公文庫)で第26回大宅壮一ノンフィクション賞、98年『日本の危機』(新潮文庫)などで第46回菊池寛賞を受賞。2007年に「国家基本問題研究所」を設立し、理事長として積極的に政策提言を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2014年2月発行/2014.5.12読了】

【備忘録】
はじめに
・アメリカが大きく内向きに舵を切り、中国がより一層の膨張と冒険主義に乗り出し始めた今、日本に真の自立が求められている
・日本が今、実践すべき外交・安全保障政策は空白をつくらないこと。日本一国だけではなく、米、東南アジア、豪州、インド、中東、ロシアを含む形の大戦略を描き、実行すること

対談1 “従北勢力”が跋扈する韓国は内戦状態元駐日韓国大使館公使 洪熒
・韓国は本当は反日ではない〜全世界で日本語を学ぶ約360万人中、韓国人は97万人
・身体にたとえると、正常でない状況が長く続いて免疫システムがおかしくなってしまうという状態。その結果、ただ憎たらしいという理由だけで(真の敵ではないものを)敵だととらえてしまう。
・韓国の真の脅威は、北朝鮮とその背後にいる中国〜朴大統領はそれに気づいていない
・北のプロパガンダに侵された韓国メディア
・そもそも人間は皆、未熟な存在
・日韓関係は今は表面的に悪く見えるだけ

対談2 言論の自由を封じ、入国拒否の蛮行に走った韓国の精神構造呉 善花
・韓国では、どんな無礼を働いても相手が日本人なら許されるようだ。なぜなら、日本はかって韓国にひどいことをしたという前提があるから(呉)
・その反日感情は実際に日本人と触れ合う機会もなく、李承晩政権からの反日教育を受けたことが主要因(呉)
・日本人を侮ることで、自分たちの優越感を満足させようとしている(櫻井)
・中国は父。韓国は兄。日本は弟というイメージ
・日本人は美意識で生きているが、朝鮮半島の人はまず「善」か「悪」
・日本は事実を自信をもって主張したほうがいい
・普通の知性と常識を具えていると思われていた人物が突然、理解し難い行動に出る主な原因は「嫉妬」ではないか
>・櫻井よしこ氏・呉善花氏 今後の対韓国外交のポイントを語る(ZAKZAK)

対談3 尖閣、五島、沖縄、そして日本海にも中国の脅威が(東海大学海洋学部教授 山田吉彦)
琉球民族独立総合研究学会
・琉球独立運動の3ステップ(環球時報
 1.民間で研究した不法占拠の歴史を世界に周知する
 2.中国の立場を正式に変更して、国際会議に提案する
 3.沖縄の独立勢力を育成する
国家安全保障上重要な土地等に係る取引等の規制等に関する法律案
>琉球独立運動(Wiki)/沖縄独立運動の過去と現在

対談4 国境の島の防人に聞く「日本の離島をどう守るか」(石垣市長 中山義隆)
・沖縄メディアと住民との間に大きな乖離〜若い人を中心に「反日、反米、反軍事」の気運は少なくなってきている
・台湾は尖閣諸島付近で漁をしたいだけ

対談5 軍事独裁国家・中国との戦争を防ぐには日本の軍事的努力が必要だ(防衛大学校教授 村井友秀)
・現状変更国家が現状維持国家を軍事力で追い越したときに、戦争が起きやすい
・日本にとって、一番の軍事的脅威は(意志と能力の両方を備えた)中国
・戦争へのブレーキは民主主義と文民統制
・中国の対外戦略の基本は「@世論戦、A心理戦、B法律戦」
・軍事力と外交力をバランスよく強化する必要がある

対談6 抑圧ではチベット人の民意は得られないー中国は変われるか(ダライ・ラマ法王14世)
・誠実であることは、人間の成功と幸福に通ずる道
・中国はもっと自分たちをオープンにする必要がある

対談7 日本の領土、領海を守れない憲法をどう変えるべきか(日本大学法学部教授 百地章)
・(これだけはしてよいという)ポジティブリストから(これ以外はしてはいけないという)ネガティブリストルールへ
・百地「中国民兵が武装して尖閣に上陸しても武力攻撃にならない」
・今の憲法の問題点(櫻井)
1.(米占領軍が泥縄式に作ったゆえ)日本人の価値観とはほど遠い無国籍的な価値観ばかり〜特に第3章「国民の権利及び義務」に家族規定がないなど、ばらばらの個人を基礎として気づかれ、利己的な内容が多い
2.(前文と第9条をてこに)自立独立の気概を喪失させてきている

【参考書評等】
読書Walker
護国夢想日記
Amazon書評
読書メーター

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posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 05:25 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(1) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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打線がさっぱりでDeNAに痛い敗戦
Excerpt: 岩田のピッチング内容にも問題があるけど、やっぱり打線がああも打てんとなあ。どうして秋になるとこうも調子を落とすんやろ。
Weblog: 虎談巷説 阪神タイガース的日常
Tracked: 2014-09-04 07:15
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