2014年05月10日

5月9日のプロ野球総括の件を前振りに、@yonda4 4809411389[私が見た最高の選手、最低の選手] 野村克也

いつの間に、南海ホークス復活?
と思ったら、去年も勝率のよくなかった阪神の「ウル虎の夏2014限定ユニホームだったようで(^_^;)

5月9日のセ・リーグ
◇巨人4―2阪神(甲子園)
 巨人は6回、片岡の左前適時打で追いつき、初めて先頭を出した7回に長野、井端の適時打などで勝ち越した。阪神は今季初の3連敗

◇広島3―2中日(マツダ)
 広島は4回、広瀬の適時打で同点。7回は代打松山の適時打で勝ち越し、梵の犠飛で加点した。篠田は3勝目。中日は3連勝ならず。

◇DeNA5―3ヤクルト(ハマスタ
DeNAは5回1死一、二塁から梶谷の右翼3ランで逆転。継投で逃げ切った。井納は5勝目。ヤクルトは先行しながら木谷が踏ん張れず。

5月9日のパ・リーグ
◇西武6―4ソフトバンク(北九州)
 西武が今季2度目の連勝。同点の9回に栗山、浅村、中村の中軸が3連打で勝ち越し。岸は2本塁打を浴びたが、救援陣が踏ん張った。

◇楽天5―2ロッテ(QVCマリン)
 楽天が3回、ジョーンズの3ランで勝ち越し。8回は牧田の適時内野安打で加点した。則本は制球に苦しんだが、6回2失点でまとめた。

◇日本ハム5―0オリックス(ほっともっと神戸)
 日本ハムが連敗を3で止めた。2点リードの7回にミランダが適時打、8回は陽岱鋼が2ランを放った。5勝目の上沢はオリックス戦3連勝。
昨晩は家に帰ってTVをつけたらちょうど甲子園の試合が終わったところで、ダイジェストを見れただけなので、その試合を含め個々の試合に関する詳しいことはこちらをご覧いただくとして、
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せっかく昔の南海ホークスっぽいユニにするなら、監督も元南海ホークスの人でお願いします。
と思っているのは自分だけでないはず?
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もっとも、そのノムさんはもう二度とやりたくないようですが…
という流れでこの本。
私が見た最高の選手、最低の選手

宮本慎也と稲葉篤紀の監督対決が実現するまで、どうか長生きしてくださ〜い!

それ以外の点については、ノムさん本の常で南海OBだけに同じようなことを何回も書いてあるとの評価が多いし、管理人自身もそう思うのですが、そのかぶるところが大事なのです。その南海何回も繰り返すことにより、身に付き実践で生きるのではないのかと。

という面があるのと、野球だけでなく人生全般に適用できる教訓が導き出されているので、(目新しい内容がない限り立ち読みで済ますという人もいるようですが)新しい本が出るたびについつい読んでしまいますね。

もっとも、買うんじゃなくて図書館で借りるんですが(^_^;)

いつものテンプレートで(^_^;)

【当ブログでのノムさん関連本書評の過去ログ】
巨人軍論(2006.4・3)
野村セオリー―<絆>(夫婦共著/2007.3.2)
あぁ、阪神タイガース――負ける理由、勝つ理由(2008.3.14)
野村の流儀 人生の教えとなる257の言葉(2008.5.13)
エースの品格(2008.11.4)
野村主義 勝利への執着力(2009.9.1
野村イズムは永遠なり(2011.9.14)
野村の見立て わたしが見抜いた意外な長所・短所(2011.10.4)
考える野球(2012.1.13)
プロ野球重大事件 誰も知らない”あの真相”(2013.1.24)
オレとO・N(2013.6.20)
・執着心 勝負を決めた一球(2013.9.23 その1:阪神関連9.28 その2:阪神関連以外

橋上秀樹:野村の「監督ミーティング」選手を変える、組織を伸ばす「野村克也の教え」(2010.12・9)
工藤健策:野村克也は本当に名将か(2010.1.9)

本野村克也「私が見た最高の選手、最低の選手」(東邦出版
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
ノムさんが“舌を巻く”ホンモノは誰だ!?日本球史No.1発表!!1954年南海入団・鶴岡一人監督から2013年開幕24連勝の田中将大まで対戦・共闘・評論したスターたちを語り尽くす!

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 投手編ー「理想のアウト」は投手それぞれ
第2章 捕手編ー野村克也を超える捕手はいるのか
第3章 一塁手編ー打つだけではこなせない、名手の宝庫
第4章 二遊間編ー個人だけでなく「名コンビ」にも注目
第5章 三塁手編ーあのスーパースターを上回るサードとは?
第6章 外野手編ー百花繚乱の外野手は百人百論か
第7章 打者編ー「安打製造機」と「長距離砲」
第8章 監督編ー鉄拳制裁、管理野球、そしてボヤキ
あとがきにかえて 第3回WBCを振り返る
ノムさんのボヤキ付き 歴代ベストナイン一覧

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
野村克也(ノムラカツヤ)
1935年、京都府生まれ。京都府立峰山高校を卒業し、1954年にテスト生として南海ホークスに入団。3年目の1956年からレギュラーに定着すると、実働26年間にわたり球界を代表する捕手として活躍。歴代2位の通算657本塁打、戦後初の三冠王などその強打で数々の記録を打ち立て、不動の正捕手として南海の黄金時代を支えた。また、1970年の南海でのプレイングマネージャー就任以降、延べ4球団で監督を歴任。ヤクルトでは「ID野球」で黄金期を築き、楽天では球団初のクライマックスシリーズ出場を果たすなど輝かしい功績を残した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2013年12月発行/2014.5.2読了】
ちなみに、「最低の選手」の中に今岡さんが入ってません。
という野茂(←は本書では「本格派」(ストライクゾーンに来たストレートなら当てることができるが、高めの球には勢いで空振りさせられる。杉浦忠・山口高志・堀内恒夫・江川卓・藤川球児も同じ)に分類)のも、本当に「最低の選手」だったらノムさん流では「無視」でしょうから…
サンケイスポーツ紙上の連載を書籍化する際にワーストは抜いたという説も…

【備忘録】
第1章 投手編ー「理想のアウト」は投手それぞれ
@超本格派〜来るとわかっていても打てないストレート(金田正一・江夏 豊)
A本格派〜ストライクゾーンに来たストレートなら当てることができるが、高めの球には勢いで空振りさせられる(杉浦 忠・山口高志・堀内恒夫・江川 卓・野茂英雄・藤川球児)
B技巧派〜速球と変化球のコンビネーションを自在に操って打者を打ち取る投手(稲尾和久)
C超技巧派〜本格派の要素を備えた技巧派(ダルビッシュ有・田中将大)
・松坂大輔や斎藤佑樹には原点能力(外角低めへの制球)を磨いて欲しい
・田中将大がメジャーで成功するカギは「遊び」(3球勝負も織り交ぜる、相手の打ち気を利用)
・安定感のある投手の5条件
@原点能力
A欲しい時にストライクが取れる複数の球種
B会心の当たりを許さない(球威、制球力)
C内角球を使うのがうまく、外角級の効果をさらに上げることができる
D平均レベルの守備とクイックモーション
・菅野智之の制球力の高さと審判を味方につける能力を評価

第2章 捕手編ー野村克也を超える捕手はいるのか
・打撃と守備のバランスで野村克也を超える捕手はいない
・同世代で意識したのは森祇晶(完成した投手をリードする能力はピカイチ)
・同リーグでは阪急の岡村浩二(重戦車のような捕手らしい捕手)
・田淵幸一〜配球を学べばもっと打てたはず、今の時代ではキャッチャーでは通用しないだろう
・古田敦也〜野村克也以後ではベスト、最初からリーダーシップはあった
・現役では阿部慎之助がナンバーワン
・城島健司〜捕手が主役になってはいけない
・配球は一球一球が応用問題。確かな判断基準を持て

第3章 一塁手編ー打つだけではこなせない、名手の宝庫
・清原和博〜内角の弱点を克服できず(インコースの選球眼が悪いため、狙いが定まらない)
・長所を伸ばすには欠点に目を瞑らず、短所を鍛えろ

第4章 二遊間編ー個人だけでなく「名コンビ」にも注目
・二遊間はコンビしての完成度も考慮せよ(例:鎌田&吉田、荒木&井端)
・ベスト二塁手は高木守道、職人肌では土井正三。(野村氏引退後では)辻 発彦
・ベスト遊撃手は華麗な吉田義男、ついで堅実な広岡達朗。(野村氏引退後では)中島裕之、努力の人宮本慎也、井端弘和
・トリプルスリーも狙える坂本勇人。もっとチームのためを意識せよ

第5章 三塁手編ーあのスーパースターを上回るサードとは?
・過去では長嶋茂雄(スイングスピードの早さ)、今は中村剛也(柔らかさ)
・長嶋以前では藤村富美男(その打撃フォームは今でも通用する)
・器用すぎて本塁打を量産できなかった掛布雅之

第6章 外野手編ー百花繚乱の外野手は百人百論か
・過去では張本勲(守備にはむとんちゃく)、山内一弘(シュート打ちの達人)、福本豊(最後まで盗塁を阻止できず)
・直近ではイチロー(ヤンキースに行ってからやっとFor the Teamに気づく)、松井秀喜(チーム打撃優先のため豪快さを失った)、金本知憲(最後の4番らしい4番打者)
・左バッターの手本のフォームは前田智徳
・史上最高の努力家〜稲葉篤紀
・楽しさを追求し続けた、華のあるプレーと言動〜新庄剛志

第7章 打者編ー「安打製造機」と「長距離砲」
・左では王貞治、右では落合博満(狩猟型バッター)が最強。ともに誰にも真似できないオリジナル打法
・指名打者では門田博光
・代打職人では高井保弘
・バレンティンの60本塁打はボールのせいだけではない。外角にボールになるつり球にバットが止まるようになったことが大きい
・中村剛也は、しっかりと腰を回転させ、上体をスムーズにバットのヘッドを走らせ、芯でとらえて遠くへ飛ばす理にかなったバッティングをしている

第8章 監督編ー鉄拳制裁、管理野球、そしてボヤキ
・根性野球時代の象徴〜鶴岡一人
・現代でも通用する人心掌握術、根性野球からの脱出〜三原脩
・野球の原理原則にかなった用兵術と、非情とも言える作戦の数々〜川上哲治
・選手の指導に熱心だった西本幸雄
・選手の底上げ有りきの農耕野球〜落合博満
・落合はノムさんの野球は理詰めの狩りで相手を追い込んで勝ちに行く狩猟民族の野球ですと言っていた
・柔軟性と積極性を持った、新しいタイプの名将〜原辰徳
・リーダーが部下を動かすには、@恐怖で動かす(西本・星野)、A強制して動かす(広岡)、B理解して動かす(三原・野村)、C情感で動かす(長嶋・王)、D報酬で動かす、E自主的に動かす(最終目標)〜原は当初C、今はB
・「風」頼みとなってしまった現在の優勝戦線〜技術レベル、戦術には大差がなくなってきている
>管理人自身は「風」を呼ぶことも重要なことだと思いますが…
>2006年のSHINJOのシーズン中の引退宣言からの優勝・日本一、2010年のロッテの下剋上、2013年の楽天


・弱者の戦法(野村克也)は時代遅れなのだろうか?
・優秀なブレーンなくして、名監督の存在はありえない
(南海・野村にはドン・ブレーザー、巨人・川上には牧野茂、星野には島野育夫)
・監督の「野球観」の確立が大事
「指導者は目がすべて」(競技は違うが、湘南ベルマーレ・曹 貴裁監督)
・監督の条件
 @能力=判断力、組織力、指導力など
 A信頼=正直、誠実、謙虚などの人柄によって形づくられる
 B知恵=経験や知識からわき出る知恵をもって助言すること
 C愛=子を愛する親のように、厳しさを込めて選手に接する

あとがきにかえて 第3回WBCを振り返る
・野球が団体競技であることを改めて思い知った、第3回WBCの敗北

・本当の敗因は、阿部慎之助に重荷を背負わせすぎたことにあるのではないか
〜WBCでは@短期決戦、A他球団の投手のリード、B相手バッターの情報不足により、キャッチャーの仕事が多すぎ。キャッチャーの仕事に専念させるべきだった。

ノムさんのボヤキ付き 歴代ベストナイン一覧
・(ノムさんは、今のメンバーでは)走攻守のバランスにおいて長野が巨人の4番に一番ふさわしいと思うが、走者がいても簡単に初球を打つなど「積極性の勘違い」をすることが多いから任されないのだろう


ちなみに、管理人自身が選ぶとすれば、
<投手>先発:ダルビッシュ有、中継ぎ・抑え:藤川球児
<捕手>古田敦也
<一塁手>王 貞治
<二塁手>辻 発彦
<三塁手>掛布雅之
<遊撃手>宮本慎也
<外野手>
(打撃重視)金本知憲、松井秀喜、イチロー
(守備重視)秋山幸二、新庄剛志、田口壮
<監督>仰木 彬

【参考書評等】
嫁に隠れて本を買う
人生という森の探索(出逢いと発見)
暴れ犬・二郎の阪神タイガース・ファン日記
猛禽第二書庫
Amazon書評
読書メーター

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タグ:野村克也
posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 05:47 | 神奈川 ☀ | Comment(0) | TrackBack(2) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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とりあえず緑のせいということで…
Excerpt:   ■2014.05.09 @阪神甲子園球場         123 456 789 計  ジャイアンツ 000 001 300 4 ―――――――――――――――――――――――  タ..
Weblog: 虎に、酔う。 by三重版
Tracked: 2014-05-10 14:11

能見、またも終盤に崩れて9連戦負け越し決定
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Weblog: 虎談巷説 阪神タイガース的日常
Tracked: 2014-05-10 16:59