【6月11日のセ・パ交流戦】昨晩は野球中継は全く見てなかったし、ニュース映像もNHKのニュース9とグッドモーニングしか見ていないので、詳しいことはこちらをご覧いただくとして、
◇ヤクルト1―0楽天(コボスタ宮城、18405人、2時間45分)
ヤクルトは1回、山田の先頭打者本塁打で先行。石川が今季2度目の完封で守りきった。楽天は散発4安打で今季7度目の零封負け。
◇巨人2―1日本ハム(札幌ドーム、30477人、3時間26分)
巨人が3連勝。延長10回2死一、三塁から片岡の左前適時打で勝ち越した。日本ハムは大谷の負傷降板が響き、連勝が4で止まった。
◇中日7―4ソフトバンク(ヤフオクドーム、34023人、3時間35分)
中日は福岡での交流戦の連敗を13で止めた。7回、森野の3点適時二塁打で逆転。直後に3番手の浅尾が3者連続三振で流れを引き寄せた。
◇オリックス8―5DeNA(京セラドーム大阪、17989人、3時間33分)
オリックスが5連勝で貯金を今季最多の17に。1点差に迫られた8回、代打の駿太が試合を決める満塁本塁打を放った。西は粘って9勝目。
◇ロッテ8―3阪神(QVCマリン、18106人、3時間32分)
ロッテが連敗を2で止めた。今江が3回に2点二塁打、7回にも満塁で走者一掃の三塁打を放ち、計5打点の活躍。藤岡は7回で11奪三振。
<参考ブログエントリー>
・雨でも強行。阪神に大勝。大挙来場した阪神ファンに感謝(マリンブルーの風)
・今江5打点! 藤岡は自己最多の11奪三振で勝利を呼び込む!☆【6/11 vsT】(しろ☆くろ)
・〔阪神タイガース〕W杯が終わった頃、皆が気づいたらカープと最下位争いしてる予感。。。(しっとう?岩田亜矢那)
・6・11〜対千葉ロッテ・・(ノω;`)笑うしかないわ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽ゜。。(好きなものは好き!〜虎の部屋)
・お約束踏襲でいつも見ているような敗戦・・・(りが・みりてぃあ野球殿堂)
・雨の中いいようにされる (6/11ロッテ3回戦)(今年の阪神はやらかす!!)
・試合をやった(タテジマに魅せられて)
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安倍内閣の色々と怪しい動き。本当のところは一般国民にとってどうなのよ?
ということでこの本。

森永卓郎『庶民は知らないアベノリスクの真実』読了。第1章のみ書下ろしであとは今までの原稿を継ぎ接ぎした酷い本だが、ようは安部さんのもと弱肉強食、超格差社会が来るよという内容。庶民で自民支持って自分の首を締めてるよ、って事よ。@yonda4[庶民は知らないアベノリスクの真実]
— ばくりんこ☆ (@bakuringco) 2013, 7月 22
それ以上でも、それ以下でもありません(^^;)森永卓郎「庶民は知らないアベノリスクの真実」(角川SSC新書)
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
アベノミクスに沸く中、静かに進む社会変革。2013年7月の参議院選挙後、その動きは一気に加速する。安倍政権が目指すのは、超弱肉強食、かつ強烈な利権社会だ。「そんなこと、おとぎ話だ、妄想だ」と躍起になって否定する人は多いだろう。体制側にいる人ならなおさらだ。しかし、庶民にとっての悪夢が現実となってからでは遅いのだ。本当は怖いアベノリスクの真実を森永卓郎が大胆に読み解く。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 アベノミクスの行き着く先
(なぜ『デフレの真実』は外れたのか?/日銀の意外な変節 ほか)
第2章 野田佳彦の謀反
(野田政権のデフレ政策とデフレ脱却後の課題/経済成長だけで財政再建はできないの嘘 ほか)
第3章 安倍晋三の深慮
(晴れのち雨の日本経済/自民党らしい経済対策 ほか)
第4章 民主党政治の堕落
(野田首相の焦土作戦/政治がビジョンを失った ほか)
第5章 自民党独裁政治の再来
(「右翼」の時代がやってきた/絶対平和は幻想か? ほか)
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
森永卓郎(モリナガタクロウ)
1957年7月12日生まれ。東京都出身。経済アナリスト、獨協大学経済学部教授。東京大学経済学部卒業。日本専売公社、経済企画庁、UFJ総合研究所などを経て現職。執筆のほか、テレビやラジオ、雑誌、講演などでも大活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2013年7月発行/2014.3.29読了】
【備忘録】
はじめに
・アベノミクスの本質は、積極的な金融緩和による景気拡大の下で、米国型資本主義を積極的に取り入れて、日本社会を弱肉強食社会へ改造すること
第1章 アベノミクスの行き着く先
・野田・前原グループは民主党を内部から崩壊させるための自民党からの刺客だった?!
・アベノミクスが目指す成長戦略は分配政策。全体のパイは成長せず、格差がより拡大するだけ
・国の競争力の大部分は為替が占めている。為替を安く誘導できれば成長力が増す
・市場原理主義を拡大させる一方で、市場原理の働かないところで潤う企業なり人なりを作るというのがアベノミクスの本質
・戦争は普通の人を殺人鬼に仕立てあげてしまう。だから、戦争は絶対にすべきではない
第2章 野田佳彦の謀反
・中国経済成長力低下の最大の要因は、経済成長を支えてきた巨大な公共事業の行き詰まり
・成長が止まれば格差が拡大し、社会は不安定になる
・金融緩和をすべきかどうかは世代間対立(現役世代はインフレが、高齢者世代はデフレが望ましい)
・参入規制の緩和をすると必ず悪質な業者が出てくるから、国民の安全や財産を守るためのきめ細かな規制も必要となる
・TPPで譲歩するなら横田基地の空域の開放とセットで
第3章 安倍晋三の深慮
・資本主義では能力の高さは稼いだ金額で測られる
・人生のスタートラインでは、親の経済状況にかかわらず、同じ条件でスタートさせるというのが、公平で、社会正義に照らして正しいのではないか
・貿易収支を改善するには、原発再稼働に踏み切るか、再生可能エネルギーを急速に普及させるしかない?
・円安政策による貿易収支の改善効果が輸出面から出てくるまでは時間がかかる
・安倍内閣の労働政策は従来の企業内での雇用維持から転職支援へ。外国人労働者の増加は、日本人の労働条件を悪化させる
・いま安倍内閣が問われているのは小泉・竹中政策を継承するのか否か
第4章 民主党政治の堕落
・(反官僚勢力の中心の)小沢グループの離脱で民主党は自民党とほとんど政策の違いがなくなってしまった
・橋下氏はもともと原発反対派というわけではなく、選挙で有利になるから再稼働反対を言っているだけ〜自分の利益のために利用できるものは、何でも利用できる。捕まらなければ何をしてもいい、という新自由主義者主義者に共通する思想
・政権の安定を図るためには、ナショナリズムを高めることが最も速い手段
・為替を守るのは、領土を守るのと同じくらい大切
・消費税の地方税化→大都市のひとり勝ち社会
・小選挙区制下では大きな組織にいないと当選が覚束ない。そのために、リーダーが強い権力を持ってしまう
・野田氏のミッションは民主党壊滅だったのか?
・時代のニーズに合った大学を新設して、進学者に見放された大学を退出させる方が大学の質は上がる
第5章 自民党独裁政治の再来
・2012年12月総選挙から見て取れる重要な変化は「政権公約を達成できなかった民主党に対する国民の厳しい審判」と「日本社会の右傾化」(民主党でもタカ派議員は当選している一方で、リベラス派はのきなみ落選)
・右傾化が進んだのは15年続いたデフレが原因〜痛い目にあっている人ほど強いリーダーを求めてしまう。
・しかも、その強いリーダーは当初は経済を立てなおしてしまうことが多い(ドイツ・ヒトラー政権など)
・アベノミクスの成果は金持ちや大企業に独占されて、庶民の暮らしは良くならないだろう
・橋下氏の大阪維新の会が高い支持を集めたのは、大阪府や大阪市で蔓延していた役人天国を破壊し、民間の活力を復活させて豊かな暮らしを取り戻すという理念に多くの人が共鳴したから
・戦争の最大の犠牲者は、いつも若者になる
・戦争でも経済でも、権力者は常に安全な所にいて傷つかない。傷つくのは権力者に煽動された弱者ばかり
・性風俗で働く女性の多くは、そうせざるを得ない事情があってのこと。その一番大きな原因は「貧困」
・志願兵の多くも貧困層の出身
・貧困になるのは本人の努力不足という面もないわけではないが、十分な教育を受けられる環境になかったことによる影響の方がずっと大きい
・政治家がやらなければならないことは、貧困を撲滅することで平等を守り、従軍慰安婦問題のような悲劇を起こさないよう絶対的平和を守ること
・東北の復興が遅れている最大の理由は原発事故(風評被害がなくならない)
・東北復興の新しい策(筆者提案)
@東北地方の高速道路無料化/A首都機能移転/B東北地方の消費税据え置き
・TPPでメリットを受けるのは経済強者だけ
・これまでの日米交渉では、日本の力でアメリカの制度を変えた実績はほとんどない(日本はアメリカには全く歯がたたない)
・TPPに参加すると、日本の経済や社会がアメリカ型になるのは間違いない
・アベノミスの本質も日本の経済社会をアメリカ型に改造することのようだ
・さらにコネ社会化も進むだろう(良い会社に就職する必要条件は高い学歴だが、確実に就職するカギはコネ)
・(つまり)権力者にすり寄った人ほどよい生活ができる社会
おわりに
・民主党大敗の原因「経済政策の失敗」
・御用学者は格差が拡大するほど彼らの勝ち組としての地位が揺るぎないものになる
・ただし彼らに本当の能力があるとは限らない。権力と手を握ったからだ
・アメリカ社会で出世する人は、同僚の足を引っ張るのがうまい人と、同僚の手柄を横取りするのがうまい人
・他人に任せてはダメ。自分でしっかりと学び、一生懸命働き、そして厳しい批判の目を持ち続けることが、自分たちの自由を守る唯一の方法
【参考書評等】
・オベリスク備忘録
・みつのブログ
・Amazon書評
・読書メーター



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