2014年04月08日

今さらながら「いいとも」最終回にビートたけしが出た件を前振りに、@yonda4 4098251922[ヒンシュクの達人 (小学館新書)]

本題に入る前に、ブログ記事化するのが1週間遅いような…

もっとも1週間前のエントリーでもさらりと書いてはいるんですが…

その「森田一義アワー 笑っていいとも」そのものへ所感は、
←「タモリ論」といいつつ、
たけしとさんまのことも結構詳しく書いているので、タイトルに違和感ありという書評ばかり(^^;)
当ブログのエントリーで取り上げた中で書いてありますので、改めて最終回に際して追記することはありませんが、結局作者の樋口毅宏さんはいいともへの出演はできたんでしょうか?
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最終回はTVで見ていたようですが…
2013-03-30_東京ドーム(GT戦) (1)takeshi.jpg
それはさておき、本題の「いいとも」最終回のテレフォンショッキングのゲストの人の本の件。
ヒンシュクの達人

「昔はよかった」という点もあり、「昔に戻ってはいけない」点もあり…

もっとも、昔には戻れませんけどね…

本ビートたけし「ヒンシュクの達人」(小学館新書)
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
政治家やタレント、ネットでつぶやく一般人に至るまで、世間は不用意な失言で顰蹙を買うヤツばかり。その点、この男はひと味違う。ヒヤヒヤものの毒舌をマシンガンのように繰り出しつつも、その言葉は常に人々を頷かせる説得力を持っている。悪口・暴言も言い方ひとつで武器になるー。天才・ビートたけしが、自らの死生観や芸人論を交えながら「顰蹙の買い方」の極意を語る。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 政治家は「顰蹙の買い方」を知らない
第2章 震災以降、「生き方」と「死に方」について考えてきた
第3章 「恥」と「粋」の芸人論
第4章 顰蹙覚悟の「教育論」
第5章 「話題の芸能&スポーツ」一刀両断
爆笑トーク特別編(1) 衝撃!オイラの東京五輪開会式プラン
第6章 ニッポンの軽薄ブームに物申す!
爆笑トーク特別編(2) 「AVネーミング大賞」歴代ナンバーワンを大発表!

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
ビートたけし
1947年東京都足立区生まれ。漫才コンビ「ツービート」で一世を風靡。その後、テレビ、ラジオのほか映画や出版でも才能を発揮し、世界的な名声を得る。97年『HANA-BI』でベネチア国際映画祭金獅子賞、『座頭市』で同映画祭監督賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2013年12月発行/2014.3.27読了】

【備忘録】
はじめに
・そもそも芸人、タレントなんてものは「晒し者」になることでカネをもらっている
・スキャンダルは笑いに変えて、みそぎにしてしまうのがいい

第1章 政治家は「顰蹙の買い方」を知らない
・橋下市長はもっと「ニッポン文化」を勉強しろ〜「品のなさ」というか「他人の心の機微のわからなさ」みたいのは、前に「文楽を保護するのはムダだから止めろ」といい始めたあたりで気づいちまった
・「言わない約束でしょ」というあえて曖昧にしておくニッポンの風土を理解していないのに、その最たるものである「風俗」をアメリカにすすめるなんで笑えないブラックジョーク
・新聞はニッポンの恥を世界にばらまいて喜んでいる
・政治家は優秀なエリート官僚に、いかに自分の思うような仕事をさせるかを考えるほうがいい
(ケンカをふっかけても足を引っ張られるだけ)
・最近の若いヤツの多くは、狭い所に自分のテリトリーを限定して、その中で満足して生きていこうとしている。そいつらをメシの種にして賢い奴らもいるというのに…(二極化)

第2章 震災以降、「生き方」と「死に方」について考えてきた
・しっかりメシが食えて、安らかに眠れる場所があって、人間ははじめて心から笑える
・こういう大変なときに一番大事なのは「想像力」〜2万人死んだということは「1人が死んだ事件が2万件あった」ということ
・悲しみは本来「個人的なもの」〜他人が何万人死のうが身内がひとりでも死ぬことのほうがずっと辛い
・死にかけても笑いで返さなければいけないというのは、よくよく考えたら嫌な商売何だけど、それでもオイラは「だからお笑いっていいよな」と思っている

第3章 「恥」と「粋」の芸人論
・技術的にうまいか下手かというのは人気商売ではあんまり問題ではなくて、要は衝撃的で、新鮮で、もう1回見たいと思えるかどうかにつきる
・今のお笑いは短時間勝負
・お笑いには採点やコンテストは似合わない(先輩芸人は自分の存在を脅かすヤツを評価するか?)
・下積みがあるから楽ができた(救ってれる師匠や先輩がそばにいないのはかえって辛い)
・政治家は芸人より巨悪を叩け
・芸人の基本は客の反応を見ること

第4章 顰蹙覚悟の「教育論」
・体罰には「昔はよかった」はない。指導者のゲンコツが教育のためか、単なる暴力なのか、子どもたちには本質的に見極める力がある
・「イジメ」ではなくて「犯罪」
・そもそもなんでこの一番暑い時期に炎天下で全国大会をやんなきゃいけないのか?(甲子園の高校野球)
・ニッポン人ってのは、若いやつが極限状態で必死になっているのを見るのが好き(箱根駅伝も)
・才能がないと言ってやるのも親の仕事だ〜「努力すれば夢は必ず叶う」なんて無責任
・普通に働いて、結婚して子供を作って、普通に死んでいくってことが、いかに大変で素晴らしいことかって教えた方がいい

第5章 「話題の芸能&スポーツ」一刀両断
・人間、自分が圧倒的に優位な立場にいるときに、相手にどう振る舞うかで品性みたいなのがわかる
・野球にはボール以外にも各球場広さとかバットとか統一すべきことがたくさんあるよね
・野球選手にしても芸人にしても、活躍できるかどうかは生まれてきたタイミングってのが大きいかもしれない
・オイラやタモリ、さんまなんての芸人としての盛りの時期とテレビの黄金時代がバッチリ重なっていたし、ONもそうなのでは

おわりに!
・昔に比べれば抑えている方なのに、「たけしの毒舌はとんでもない」と言われる。オイラではなくて、世間の方が変わったのでは


【参考書評等】
Amazon書評
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posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 06:06 | 神奈川 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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