製造国うんぬんとか、この件についてのさらなる詳細はこちらをご覧いただくとして、
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(Ser.7604・3373日連続更新)
ということで、(NPBの)野球場へ行かれる方はこれまで以上に打球の行方(折れたバットも含む)にご注意いただくとして、野球場へ行かれない方もこっちの方には注意しないといけないとは思いますが…
「“今”起こっても不思議ではない天体衝突の危機 超巨大隕石落下・小惑星衝突のメカニズムを知る」
「“今”起こっても不思議ではない」ことは十分理解しましたものの、では一個人としてはどう気をつけろと(汗)
布施哲治「“今”起こっても不思議ではない天体衝突の危機」(誠文堂新光社)
2013年2月のロシア・チェリャビンスクに落下した巨大隕石により、多くの人が、隕石落下、小惑星衝突の危険性を認識した事件でした。このような宇宙からの飛来物は決して珍しいものではなく、日々数トン以上もの物質が地球に降り注いでおり、いつでも、どこでも、大災害となる危険性をはらんでいます。本書では、隕石とは何か、落下のメカニズムなどの基礎を知るとどうじに、隕石の起源でもある太陽系の解説も行います。また災害を未然に防ぐための科学的な取り組みなどを、徹底検証します。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
太陽系天体・系外惑星の基礎やスペース・デブリの脅威まで!
【目次】(「BOOK」データベースより)
1章 隕石とは何か?
2章 宇宙とはどのようなところか
3章 彗星を知る
4章 流星を知る
5章 小惑星を知る
6章 天体衝突を知る
7章 スペースガード
8章 惑星形成論と系外惑星
9章 小惑星に接近して観測
10章 スペース・デブリを知る
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
布施哲治(フセテツハル)
1970年神奈川県横浜市生まれ。総合研究大学院大学修了、理学博士。国立天文台ハワイ観測所(すばる望遠鏡)広報担当シニア研究員、情報通信研究機構鹿島宇宙技術センター主任研究員を経て、現在は同機構経営企画部企画戦略室プランニングマネージャー。専門は太陽系天文学、天体力学・軌道力学。太陽系天体や地球周回の人工衛星の研究をはじめ、『はやぶさ・はやぶさ2』プロジェクトやNASAの冥王星探査ニューホライゾンズ・ミッションなどにも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2013年10月発行/2014.3.9読了】
【備忘録】
1章 隕石とは何か?
・隕石とは、宇宙空間から地球の大気に飛び込んできた天体が地球表面に落ちた物質
・狭い日本の場合は落下の目撃があれば見つかる可能性は高い
4章 流星を知る
・流星は地球の大気中の現象で、流星の本体は宇宙空間を漂っていたチリ(固体微粒子)
・地球の大気の厚さは、地球をリンゴのおおきさだとすると皮の厚さ程度
6章 天体衝突を知る
・隕石がどんな向きで地表に衝突しても、爆弾が爆発するようにクレーターが形成され、すべて円形になる
・恐竜の絶滅は6500万年前の天体衝突によるもの
「白亜紀に夜がくる 恐竜の絶滅と現代地質学」
>恐竜絶滅:新説…原因は隕石衝突の影響で降った硫酸の雨(毎日新聞 2004年3月10日)
・小惑星の地球の衝突頻度
直径1m:10日に一度程度〜大気中で燃え尽きる
直径10m:数十年に一度程度〜大気中でほぼ燃え尽きる
直径50m:千年に一度程度〜クレーターができる
直径100m:1万年に一度程度〜クレーターができる
直径1km:100万年に一度程度〜クレーターができ、気候変動が起きる
直径10km:1億年に一度程度〜クレーターができ、気候変動、生物絶滅が起きる
7章 スペースガード
「ディープ・インパクト」/「アルマゲドン2012」
10章 スペース・デブリを知る
・スペース・デブリ〜使用が終わったり壊れたりした人工衛星やロケットなど、地球の周りを回る不要な「人口の宇宙ゴミ」
・スペース・デブリを除去する方法
〜JAXAホームページから「宇宙ゴミの除去による地球軌道の環境改善を急ぐ」
〜Q. スペースデブリの除去については、具体的にどのような捕獲方法が考えられていますか?
1.大型デブリについては、除去衛星を打ち上げて、ロボットアームや伸展式のブームなどでデブリを捕獲して、導電性テザーなどで減速させ、大気圏に再突入させて燃やす方法を検討
2.イオンエンジンを搭載した衛星をデブリに近づけて、デブリに向けてイオンエンジンを噴射することで軌道を変え、より高い軌道に移動したり、大気圏に再突入させる方法も考えられています
3.ロケットの上段など、除去衛星よりも大きいデブリについては、除去衛星から投網のような物を投げて捕獲するというアイデアもあります。
4.小さいデブリについては、直径数kmという非常に大きな発泡スチロールの玉を宇宙空間に浮かべ、そこに突き刺さったデブリを、何かしらの方法で発泡スチロールの玉もろともに大気圏に再突入させるというアイデアがあります。