【第86回選抜高校野球大会(5日目・1回戦)】このうち管理人自身は、Liveでは昼休み中に桐生第一の2回裏の攻撃シーンを見ただけなので、個々の試合に関する詳しいことは(藤浪投手が二軍戦に登板した件も含めて)こちらをご覧いただくとして、
第1試合:新 庄(広島)6-0 東海大三(長野)
第2試合:今治西(愛媛)1-5 桐生第一(群馬)
第3試合:大 島(鹿児島)2-16 龍谷大平安(京都)
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(Ser.7566・3352日連続更新)
台湾と中国が相互の市場開放を目指して昨年調印した「サービス貿易協定」に反対する台湾の学生らが、立法院(国会に相当)を1週間占拠し続けている件。「サービス貿易協定」を一時撤回との話も出てますが…
ssasachan / スーパーサウスポーあさちゃん。
RT @FIFI_Egypt: 台湾の学生が反対している「対中協定」が結ばれると…中国人の台湾への投資が簡単になる、中国人にも健康保険適用、中国人にもIDカード付与、IDカードには選挙権が自動的に付与される、移民数は180万人いるので完全に台湾の人の意見は選挙で負けてしまう。
… at 03/24 15:02
・台中サービス貿易協定(三橋貴明オフィシャルブログ)
・愛すべき隣人「台湾」の未来と「日本」(門田隆将ブログ「夏炉冬扇の記」)
・大荒れの台湾の隣国としてできること(坂東忠信オフィシャルブログ)
という流れでこの本。
「なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか」
キーワードは「合従連衡」(Wiki)
読み:がっしょうれんこう
中国,戦国末の列国間の外交政策。合縦連横ともいう。前4世紀後半いらい西方の秦が強大になってくると,東の燕・斉・趙・韓・魏・楚の6国が縦に同盟して秦に対抗する合従策と,秦が6国のそれぞれと単独で同盟を結ぶ連衡策とが重要な外交政策となった。このような策を諸侯に遊説するものを縦横家(じゆうおうか‖しようおうか)とよび,合従策は蘇秦,連衡策は張儀の名が有名である。
日本も中韓北朝鮮はスルーして、アメリカ、ロシア、インド、台湾、東南アジア諸国などとの結びつきを深めればいいというのがこの本の結論です。
石平「なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか」(PHP新書)
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
政権奪取後、「東アジア共同体構想」を謳った民主党は逆に領土問題を激化させた。一方で第二次安倍政権は中国との距離を保ちつつ、着々と外交的成果を挙げでいる。なぜ「日中友好」を掲げた政権のほうが関係を悪化させたのか。弥生時代から近現代までの日中関係史を解析しながら本書が導き出すのは、彼の国に近づいたときに日本は失敗し、離れたときにうまくいくという驚くべき結論だ。ならばわが国は、鈍化する経済成長と並行してナショナリズムへ走る巨大国家にどう向き合うべきか。政治・経済・歴史の知見を総動員して描かれるかつてない日中関係論。
【目次】(「BOOK」データベースより)
序章 安倍外交が示唆する「国民的常識」の過ち
第1章 なぜ平安・江戸時代は繁栄を極めたのか
第2章 「赤い夕日の満洲」がもたらした日本の破滅
第3章 靖国参拝中止から始まった戦後の外交敗北
第4章 ウルトラ・ナショナリズムに走る習近平政権
終章 二十一世紀の「新・脱亜入欧戦略」を構築せよ
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
石平(セキヘイ)
1962年中国四川省成都市生まれ。幼少期に両親が勤務先の大学から追放され、農場に下放される。80年北京大学哲学部に入学後、毛沢東暴政の再来を防ぐため、中国民主化運動に傾倒。84年北京大学を卒業後、四川大学哲学部講師を経て、88年に留学のため来日。95年神戸大学大学院文化学研究科博士課程を修了し、民間研究機関に勤務。2002年『なぜ中国人は日本人を憎むのか』(PHP研究所)の刊行以来、在日中国人として日中問題・中国問題を中心とした評論活動に入る。07年に日本国籍を取得。08年4月拓殖大学客員教授に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2013年12月発行/2014.2,17読了】
【備忘録】
序章 安倍外交が示唆する「国民的常識」の過ち
・安倍内閣の政策理念とアプローチ「国益中心・安全保障重視の価値観外交」
〜日本の国益と国家・国民の安全をどう守っていくべきかという視点から外交の優先順位を決める
〜自由と民主主義、基本的人権、法の支配といった普遍的価値を共有する国々との連携を構築
第1章 なぜ平安・江戸時代は繁栄を極めたのか
・「中国大陸との距離感」という視点から、弥生時代晩期から江戸時代に至るまでの日中関係史
・冊封体制に組み込まれていた「漢倭奴国」
・卑弥呼は自らの王権の維持と勢力拡大のため、魏王朝の権威を利用した(朝貢外交の極意)
・「倭の五王」時代〜日本が統一国家としてまとまっていくプロセスの中で「脱中国」
・中国皇帝に「独立宣言」を叩きつけた聖徳太子〜隋の煬帝はもうひとつの「天子」の存在を認めた(高句麗との戦争中で日本を敵に回している余裕はなかった)
・「脱中国」のために導入した中国式の律令制〜唐からの脅威から日本を守るため
・律令制導入は国防上の一時的な緊急措置だったゆえ、日本には根付かず(班田収授法→墾田永年私財法)
・日本は中国のような中央集権国家ではなく、封建制国家だった。同じ漢字を使うからといって、東洋文明でひとくくりするのは間違い
・日本国内の「治」と「乱」の交替は、中国との関わり方に深い関係を持っている〜中国に深入りすると動乱。関係が薄くなると安定
・歴史は常に「中国とは距離を取ったほうがいい」という天の声
第2章 「赤い夕日の満洲」がもたらした日本の破滅
・明治時代の日本の興隆と成功から、昭和二十年の未曾有の敗戦までの経緯
・アジア主義の中核は「人権争闘」にあり〜実際は杞憂
・フロンティアは「赤い夕日の満州」ではなく(創造的熱意と職人精神、勤勉さや真面目さなどという日本人自身の)「内なるフロンティア」だった
第3章 靖国参拝中止から始まった戦後の外交敗北
・1972年の日中国交回復から2012年の民主党終焉までの40年間の日本の各政権が対中外交でおさめた成功と犯した失敗
・あまりにも拙速だった日中国交正常化〜尖閣問題を棚上げした結果、今に禍根を残す
・中曽根康弘と胡耀邦の個人的関係も靖国参拝問題を中国側のカードにしてしまった(悪い前例を一旦つくりだすと後から修正がきかない)
・小泉首相時代は、中国に対して話し合いに応じる姿勢を見せつつも、毎年8月15日に靖国参拝をすることにより、中国に対して優位になれた
第4章 ウルトラ・ナショナリズムに走る習近平政権
・現代中国のかかえる深刻な経済的・政治的矛盾から中国共産党の抱く覇権主義の大いなる野望とその危険性
・今の中国は連携というより警戒すべき相手
・不動産バブルの崩壊はもはや避けられない
・2012年の年末あたりから中国で流行る「
旧制度と大革命」
〜貧富の格差の拡大により階層間の対立が激化しているのはフランス革命前のフランスと同じ
・これからの中国は日本の災いのもと〜国内危機回避のために日本に矛先を向けてくる
終章 二十一世紀の「新・脱亜入欧戦略」を構築せよ
・今後日本がアジア太平洋地域および国際社会の中で生きていくための戦略
・「環中国大陸」との経済的・政治的連携を〜中国、韓国、北朝鮮以外とは厄介な問題はない
・アメリカは東アジアで特定の国が巨大化することを望んではいない
【参考書評等】
・Amazon書評
・読書メーター