一方、「ジャンプ 女子ノーマルヒル」では高梨沙羅選手は五輪初代金メダルどころか表彰台に届かず残念ムネリン(´・ω・`)
ハーフパイプでは、世界ランキングトップのショーン・ホワイト(米国)も4位だったし、そんな日だったんでしょうかね。
で、管理人自身は早寝したんですけど、結局どちらの競技の中継が終わる前に起床できず…
ということで、「スピードスケート 女子500m・決勝」も「カーリング 女子・予選リーグ デンマークvs.日本」も結果しか知りませんので、さらに詳しいことはこちらをご覧いただくとして、
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(Ser.7482・3310日連続更新)
上村といい高梨といいやっぱ優等生は駄目だな・・・ http://t.co/WPZjlm7jCQ
— ころもち (@mmkoromochi) 2014, 2月 11
高梨さんもイジメにあいませんように…という流れでこの本。
「爆笑問題と考える いじめという怪物」
そういえば、太田光が相方の田中裕二をいじってお笑いを取るのって、イジメじゃね?
と突っ込もうと思ったら、中学のときに友達に似たようなことをしていたんですね。それが、いまの田中をいじる原点とも…
で、自分自身のイジメおよびいじめられた体験なんですが、自分の出た小学校のOBに現読売巨人軍の原辰徳監督がいることもあって?小・中学校時代は巨人ファンが大多数を占める中、阪神ファンの自分をはじめその他のチームのファンがよく讀賣ファンにイジメられたなあ〜
という設定にしておきましょう。
(物事はそう単純化できるものではないけど…)
太田光/NHK「探偵バクモン」取材班「爆笑問題と考える いじめという怪物」(集英社新書)
いじめによる自殺が社会問題となっている。なぜいじめは起きてしまうのか? いじめを起こさない学校を爆笑問題が突撃取材、さらに尾木ママ他の専門家と徹底討論! NHK人気特番、書籍化。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
子どもの自殺をきっかけに、過去に幾度となく、いじめは社会問題となっている。どうして悲劇は繰り返されてしまうのか。そもそも、なぜいじめは起きてしまうのだろう?いじめられたことのある子どもたちや、“いじめ”を起こさない学校を、爆笑問題がNHK「探検バクモン」スタッフとともに現場取材、その深層を探っていく。さらに、尾木直樹氏らの専門家、いじめを乗り越えたゲストたちと徹底討論。いじめに対処する方法について真剣に議論する。
【目次】(「BOOK」データベースより)
生きて、問い続けよう
(いじめの経験/笑いが含んでいるもの/本当は同じ場所にある ほか)
“いじめ”のない学校探訪記ー東京シューレ葛飾中学校
(東京シューレ葛飾中学校とは/スタッフルーム/クラスと時間割 ほか)
バクモンいじめ調査委員会座談会・いじめ問題を考える
(いじめとは?/いじめはなぜ起こるのか/時代でいじめは変わったか? ほか)
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
太田 光(オオタヒカリ)
1965年埼玉県生まれ。日本大学芸術学部中退。88年、田中裕二とお笑いコンビ「爆笑問題」結成。2006年、芸術選奨文部科学大臣賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2013年5月発行/2014.1読了】
【備忘録】
生きて問い続けよう 太田光
・自分はいじめられる以前に、高校時代には他人とのコミュニケーションがなかった
・高校はたかが3年。次のステップで環境が変わるのを励みにしていた
・中学のときはいじめっ子だった。普段仲の良い友達をダシにしてお笑いを取っていた。
・人間には人が困っているのを見て面白いと感じる面がある
・自殺という行為は、自分を傷つけると同時に他者をも傷つけることにつながる
・殴らずにボールを取り合うことでスポーツを教える顧問が、生徒を殴ってしまうのは、スポーツの前提に反している
・学者というのは、答えを知っている人ではなく、答えを探し続けている人
「チャップリン自伝 若き日々」
「いじめはなぜ防げないのか 「葬式ごっこ」から二十一年」
”いじめ”のない学校探訪記―東京シューレ葛飾中学校―
「子どもをいちばん大切にする学校」
・東京シューレ葛飾中学校(Twitter・Wiki)
・男子トイレでも個室をいっぱい作ると「大」でも「小」でも使うので気にはならない
〜一般の学校では「大」をしに個室に入るといじめられがち>昔からだ(^-^;
・休む必要があるときは休んでいいよ。それに家でやっても成長できるんだよ
・選択肢を増やす
・明治維新の時の学制発布で、それまでの私塾や寺子屋を一斉に官立の学校に変えたときの無理がいまだに続いている〜個性重視→外国に追いつけ追い越せの国家優先の教育
・「登」校/「下」校という言葉にも残っている
・いじめというのはすごく抑圧されているところで起きやすい
・いじめられる側ばかり取り上げて、いじめる側がどんな子か取り上げないのはおかしいのでは?
・いじめた方の気持ちも知りたい
・いじめた側には自覚がなくても、いじめられた側はいつまでも覚えているもの
<バクモンいじめ調査委員会>座談会・いじめ問題を考える
司会進行:太田光、田中裕二、サヘル・ローズ
ゲスト:尾木直樹、滝充、志茂田景樹、ROLLY、春風風花、東京シューレ高等部から6名
・いじめはなぜ起こるのか
尾木「心理的に言うと、ひとつはストレスの発散」
滝「傷ついてる自分を癒やそうとする一つの手っ取り早い方法が、自分よりもっと下のやつを見つけること」
志茂田「僕らの頃は、どこかに遊びの部分があった」
ROLLY「何段階か先、四手くらい先を想像する訓練をみんなですれば、傷つけることを少なくなると思います」
尾木「(教師生活の経験上)小学校でいじめっ子だった子は、中学になるとほとんどの子がいじめられる。これを子供に言うと、多くの子がいじめをやめる」
・時代でイジメは変わったか?
滝「30年位前に社会問題化するようになった頃がひとつの境目。それまでは学校がすべてではなかった」
サヘル「昔と変わっているのが家の中。以前は家族団らんがあった。今は個々で個室に閉じこもってしまう」
春名「先生が事なかれ主義だと本当につらい」
太田「自殺でいじめっ子に復讐したことになるのか?」
尾木「イジメられた子が自殺したショックで、イジメたほうが後追い自殺してする例は聞いたことがない。いじめは遊びだと思っているから、次のターゲットを見つけて同じことを繰り返すだけ」
・学校は危険な場所?
春名「多くの人が人間関係を学ぶ場所なはずなのに、実は学べない場所であることが問題。親同士で仲の良い子同士が一緒になりがち」
・本当の学びとは?
志茂田「悪いやつをどんどん悪くするのが学校教育になってしまっている。要するに知識を詰め込むだけでは学校にはならないと思う」
太田「学校の先生は、学問の面白さを知っているはず。『今までわかってきたことはこれですが、この先には何があるんでしょう、これをヒントに考えましょう』というのが学問の本質」
尾木「ゆとり世代がのびのびとやっていたから金メダルが多く取れたのでは?危険性のあるものを禁止・排除するのではなく、どうやってうまく使いこなすかを子供と一緒になって先生も学ぶべき」
・笑いといじめ
太田「笑いはいじめそのもの。人をバカにして笑ったことのない人っていないでしょ。」
志茂田「今の世の中は、臭いものにフタをしすぎ」
滝「欧米ではTVや映画の中の話と現実の区別ができているのに対し、日本では切り分けができない傾向」
>明日、
・ネットの怖さ
春名「(ネットで『死ね』と言われても)優しく礼儀正しく返す。ネットを開くときはほんわかやさしい気持ちの時だけにすること。辛い時には、どんな言葉も針のように胸をつつく」
ROLY「人生は大喜利、永遠に大喜利の連続」
取材後記(ディレクター 城 秀樹)
・ディレクターとしてのルールは正義漢にならないこと。犯人探しや勧善懲悪の爽快さを拒否する。
・そもそも、なぜ学校に行かなければならないのか?
・今の学校の原型は、明治時代に欧米の強い影響のもとに生まれた。それ以前の寺子屋はクラスもなければ遅刻という概念もなかった。ところが、学校が全国的に整備されると、決められた時間に一斉に学ぶことが要求されるようになった。それだけではなく、(親孝行、国への奉仕、受験勉強など)さまざまな「当たり前」を子どもたちに求めてきた。
【参考書評等】
・今日死ぬと追い詰められた人に、10年後のことなど考えられない『爆笑問題と考える いじめという怪物』(エキレビ!)
・co-Labo 読書でつなげるアイディアの輪
・琥珀色の戯言
・朝4時起きで活動し、圧倒的読書量で介護業界に革命を起こす男のブログ
・王様
・Amazon書評
・読書メーター