2014年03月07日

Twitter通算5万Tweetのご報告などを前振りに、「文章読本さん江 (ちくま文庫)」斎藤美奈子

本題に入る前に、昨日(当ブログにも1日のまとめエントリーをUPしているTwitterアカウント(@ssasachan)での通算5万Tweet達成。これです。
2007年6月に登録だけしておいて、2年くらい完全放置のあと、2009年6月くらいから周りでやり始める人が出て来たのでボチボチつぶやきだし、その年の後半の阪神タイガース湘南ベルマーレの試合観戦あたりからtsudaる(現地で生実況Tweetする)ようになり、
2009年最終節(アウェイ水戸戦)でのJ1復帰の瞬間も、
2010年11月の日本平での降格の瞬間も、
2012年11月最終節(アウェイ町田戦)でのJ1復帰の瞬間も、
2013年11月の味スタでの降格の瞬間もTweetしたわけですが…
阪神優勝/はまだや(^^;)

それはさておき、初代ベルマーレクイーンにして、野球は阪神ファンの石井寛子さんが授かり婚とわね
先月初旬に井上ゆりなちゃんが知らないうちにママになっていたのに続くサプライズ(・o・)
2014-02-16_CP+2014 (117).jpg石井寛子ちゃんピン画像20101128平塚.jpg




BMWスタジアムで上半身裸になるのはベル爺だけだ!
そのあたりの詳しいことは、こちらもご覧いただくとして、
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今回紹介するのは、その3冊の中では最初に読んだ1冊。
文章読本さん江 (ちくま文庫) [文庫] / 斎藤 美奈子 (著); 筑摩書房 (刊)文章読本さん江
なぜこれを一番最初にしたかというと、他の2冊
実戦・日本語の作文技術」と
文章心得帖」には、
ともにネット時代に対応した追記がなかったようなので…

ということで、“この『文章読本さん江』の誕生によって、我が国におけるすべての「文章読本」はその息の根を止められたのである。”と高橋源一郎が評したように、ここまで体系的にまとめられ、かつ文章読本に共通して述べられているルールを教えてくれ、さらに文庫化する際の追記で「デジタル時代の『新・五大心得』」まで書かれると、他の本は読まなくてもよさそうな気が…
【文章読本が説く五大心得】
  @わかりやすく書け
  A短く書け
  B書き出しに気を配れ
  C起承転結にのっとって書け
  D品位をもて

【文章読本が激する三大禁忌】
  @新奇な語(新語・流行語・外来語など)を使うな
  A紋切り型を使うな
  B軽薄な表現はするな

【文章読本が推す三大修業法】
  @名文を読め
  A好きな文章を書き写せ
  B毎日書け
ここまでが2002年に単行本を発行したときのポイント。

そして、文庫化する際に追記されたのが
【デジタル時代の新・五大心得】
  @魅力的な見出しをつけよ
  A改行を多くせよ
  B長いテキストは小見出しをつけて分割せよ
  C漢字を減らせ
  Dここぞという箇所は(文字のサイズや色、罫線などで)目立たせよ
それによって、単行本発行時に書いたものは次のように変貌していくとのこと。
【文章読本が説く五大心得】
  @わかりやすく書け
  A短く書け
  B書き出しに気を配れ
  C起承転結にのっとって書け→パッと見てわかるように書け
  D品位をもて→もったいぶった挨拶文はいらない
ちなみに、2007年の時点ではSNSといえば、mixiが主流でTwitterやFacebookはまだ出来たばかりの頃。LINEはなかったですよね?
なので、さらにSNS時代に対応した文章読本が必要なのかもしれませんね?

本斎藤美奈子文章読本さん江」(ちくま文庫
名だたる名文家が次々と名乗りを挙げ、叱ったり諭したり自慢したり(?)して文章をご指南くださる「文章読本」。そんなありがたい指南書が100年に亘り延々書き続けられたのはなぜか。大御所たちの思惑、「文章読本界」の抗争、そして国語・作文教育の変遷にまで切り込み、「文章読本」をめぐる悲喜劇を見事に描き出す。文庫化にあたりネット時代の文章読本について新規書き下ろし。小林秀雄賞受賞作。

【目次】
まえがき
1 サムライの帝国
(書く人の論理―文章読本というジャンル、静かな抗争―定番の文章読本を読む)
2 文章作法の陰謀
(正論の迷宮―文章読本の内容、階層を生む装置―文章読本の形式、修行の現場―文章読本の読者)
3 作文教育の暴走
(形式主義の時代―明治の作文教育、個性化への道―戦前の綴り方教育、豊かさの中で―戦後の作文教育)
4 下々の逆襲
(スタイルの変容―文章読本の沿革、様々なる衣装―文章読本の行方)
あとがき
追記 「文章読本さん江」その後

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
斎藤美奈子(サイトウミナコ)
1956年新潟生まれ。児童書等の編集者を経て94年『妊娠小説』でデビュー。以後、雑誌新聞等で文芸評論家として活躍。2002年『文章読本さん江』(筑摩書房)で第1回小林秀雄賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2007年文庫本発行/単行本2002年2月発行/2014.1.6読了】

【備忘録】
定番の文章読本
・文書読本界の御三家

谷崎潤一郎「文章読本
三島由紀夫「文章読本
清水幾太郎「論文の書き方

・文書読本会の新御三家
本多勝一「日本語の作文技術 新装版
丸谷才一「文章読本
井上ひさし「自家製文章読本

・新本誕生のメカニズム
1.自分と同じ意見に出会う→自信が湧いてつい人に教授したくなる(自慢)
2.自分と異なる意見に出会う→カチンときてつい反論したくなる(反発)
3.自分の知らなかった世界に出会う→感動のあまりつい人に吹聴したくなる(伝道)
4.自分の意見がどこにもないと気づく→これは言わねばならぬとの思いが募る(発奮)
>当ブログのエントリーでは、「反発」と「発奮」系が多いかな?
>人とは違う視点で書きたいという思いは強いし…


<追記部分>
・ブログ本の特徴(山川健一氏
1.著者が匿名である
2.日記形式なので物語として完結していない文章である
3.著者に永続的な執筆活動を行う意志が希薄である
・書籍化を拒む最大の理由
「匿名性の確保」「身元がバレると平穏な生活をおびやかされる」
〜もはや印刷メディアは晴れの舞台ではない
・ブログが新時代の「劇場型の文章」であることには変わりはない

【参考書評等】
日々の読書を糧にして-駄文感想
葉桜日記
ウエスト社長ブログ
SilverFish Files
冨田敬士の翻訳ノート
馬場秀和ブログ
hiog
メディア見廻り組
はてなキーワード > 文章読本さん江 (ちくま文庫)
WEB本の雑誌>今月の新刊採点>【文庫本班】2008年2月>『文章読本さん江』 斎藤美奈子 (著)
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posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 06:19 | 神奈川 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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