集団強姦(ごうかん)や強盗などの容疑で逮捕された川崎のリトルダルビッシュwこと杉本裕太容疑者(20)が川崎市川崎区の横浜地検川崎支部から7日午後2時15分ごろ逃走した事件で、神奈川県警は9日午後1時前、南西に約22キロ離れた横浜市泉区の雑木林で杉本容疑者を発見し、同容疑で改めて逮捕。【産経号外(PDF)】
とりあえず一安心というところですが、手がかりとなったのは友人から借りた携帯の位置情報。
GPS切ってあっても、その携帯がつながっている基地局がどこかでかなり詳しく特定できますからね。
ちなみに、自分はマンション住まいなんですが、そのマンションのどの辺りかまで特定されちゃってるし(汗)(ただし、何階かまでは特定できず)。
この件に関するさらに詳しいことはこちらをご覧いただくとして、
↓ ↓ ↓
(Ser.7416・3277日連続更新)
杉本容疑者とラブホにいます pic.twitter.com/5Z8BTvtwPH
— 鬼塚あみ (@orenonamaehami) 2014, 1月 8
・逃走中の「杉本裕太」容疑者か?ホテルに一緒にいるというデマが流れる- 秒刊SUNDAY(2014年1月8日20時06分)Twitterって真偽もどうか確かめないまま感情の赴くままにRTしたり騒いだりする馬鹿が多くてめちゃくちゃ面白い
— 鬼塚あみ (@orenonamaehami) 2014, 1月 9
今のツイートで300人にリムられたんだけど何を期待してフォローしてきたんだろう?馬鹿の行動は不可解な事が多い。真偽を見極める力を持たずネットに流されてる人はネットに向いてない。ネットにある情報は常に疑う心を持って向き合わないと面倒だよ。
— 鬼塚あみ (@orenonamaehami) 2014, 1月 9
Twitterより。ホテルに一緒にいるとツイートした鬼塚あみは釣りだったようです。嫁のブログの画像を使っているらしい。ということで、釣られた皆さん乙w
この流れで、本の紹介をするなら「これ、でしょ!」
「ネットのバカ」
要は、ネットにあんまり期待せず、リアルで自分の能力を磨き、信頼できる人間関係を作れということ。
そりゃそうよ。ネットに限らず、リアルでも成功者はほんの一握り。
そして、その一握りの成功者が成果も取っていくし…
中川淳一郎「ネットのバカ [ 中川淳一郎 ]」(新潮新書)
99.9%はクリックする奴隷。――ネット階級社会の身もフタもない現実を直視せよ!
ツイッターで世界に発信できた。フェイスブックで友人が激増した。そりゃあいいね! それで世の中まったく変わりませんが……。ネットの世界の階級化は進み、バカはますます増える一方だ。「発信」で人生が狂った者、有名人に貢ぐ信奉者、課金ゲームにむしられる中毒者、陰謀論好きな「愛国者」。バカだらけの海をどう泳いでいくべきなのか。ネット階級社会の身もフタもない現実を直視し、正しい距離の取り方を示す。
【目次】
序章 ネットが当たり前になった時代に
イケてる人生にようこそ/ネットが当たり前の世界で生きる/勝ち組は少数派
第1章 ネットの言論は不自由なものである
活字は自由/「バカ発見器」の事件簿/スクープをする一般人/いじめ事件の「誤爆」/エゴサーチをしていなければ/クズ発言/有名人は有利/フォロワー数は「戦闘力」
第2章 99.9%はクリックし続ける奴隷
ブログが先端だった時代/ワケあり明太子の勝利/芸能人とは「最強の個人」/プライベートは金になる/ツイッターでも芸能人が優位/成分に詳しすぎる芸能人/ペニーオークション事件/4割のカモ/「誰が言うか」が重要/クリックする機械
第3章 一般人の勝者は1人だけ
「1ジャンルに1人」の法則/AKBは強い/人は儲けたいもの/中毒者がお得意様
第4章 バカ、エロ、バッシングがウケる
寡占状態のメリット/バナー広告は「嫌われ者」だが/「NEWSポストセブン」の立ち上げ/週刊誌記事を50万PV取る記事に/後楽園ホールは満員にできなくても/ネットで飯を食うための24時間/ウケる見出し作り──(1)ネットの「伝統ネタ」を使え/(2)「笑いたい」「叩きたい」ネタを提供/(3)「それってどういうこと!?」を埋め込め
第5章 ネットでウケる新12ヶ条、叩かれる新12ヶ条
ヤフトピ祭りの2パターン/セコい奴らが多過ぎる/ジャズ喫茶理論とフェイスブック/ローマ法王に突撃した日本人/中国、韓国をホメるな
第6章 見栄としがらみの課金ゲーム
人は「最大手」に群がる/「ニコ動」プレミアム会員は6%/誰もランニング姿のアバターには話しかけない/なぜ「無料ユーザー」が許されるか/クラウドファンディング/素性不明のユーザーが実現した意見広告
第7章 企業が知っておくべき「ネットの論理」
炎上している連中はバカか?/「のまネコ騒動」と「嫌儲」/営業マンよりキャンペーンガール/フェイスブックと企業/AC広告を吹き飛ばしたミゲル少年/ネットの論理に合わせる/迷ったら「キャラ」で乗り切れ/UHA味覚糖が選んだ“ステマ”販促/ネット選挙の行く末
第8章 困った人たちはどこにいる
自己承認欲求が強い人/ネットで一発逆転したい人々/“愛国者”たち/フジテレビは「韓国好き」か/嫌韓気分/ネット界のエヴァンジェリスト(笑)
終章 本当にそのコミュニケーション、必要なのか?
会って飲む意味/フェイスブックの浅い世界/熱男の謎/会いたい人はどこにいる/人間関係はリアルの中にある
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
中川淳一郎(ナカガワジュンイチロウ)
1973(昭和48)年東京都生まれ。ネットニュース編集者・PRプランナー。一橋大学商学部卒業後、博報堂で企業のPR業務を請け負う。2001年に退社し、雑誌のライター、「TVブロス」編集者等を経て現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ブログ:ウェブはバカと暇人のもの
【2013年7月発行/2013.12.23読了】
【備忘録】
序章 ネットが当たり前になった時代に
「冒険に出よう 未熟でも未完成でも“今の自分”で突き進む。」
・ネットでも勝ち組は少数派
「ウェブはバカと暇人のもの 現場からのネット敗北宣言」
・上記書籍を上梓したときからの最大の変化は、ネットが生活の「ごく当たり前」のものになったこと
「今ウェブは退化中ですが、何か? クリック無間地獄に落ちた人々」<当ブログ書評>
・当たり前の世界になったインターネットで私たちはどう生きていくか
【ネットに関する基本4姿勢】
・人間はどんなツールを使おうが、基本的能力がそれによって上がることはない
・ツールありきではなく、何を言いたいか、何を成し遂げたいかによって人は行動すべき。ネットがそれを達成するために役立つのであれば積極的に活用する
・ネットがあろうがなかろうが、有能な人は有能なまま。無能な人はネットがあっても無能なまま
・1人の人生が好転するのは人との出会いによる
第1章 ネットの言論は不自由なものである
・一度の失敗をネットは許してくれない
第2章 99.9%はクリックし続ける奴隷
・Qrust(クラスト)は、ソーシャルメディアでの各ユーザーの影響力を計測するサービスです。 >詳細
(オバマ大統領は99)ssasachan / スーパーサウスポーあさちゃん。
.@ssasachan さんのtwitterでの総合影響力は上昇中の55.19Qで日本ランク1,348,473位(上位4%の情報拡声器)です。あなたは? http://t.co/2wkuZD0xg7 #qrust at 12/24 07:42
・芸能人とは「最強の個人」
・ステマ騒動>「ステマ騒動」芸能人のギャラ一覧
・知名度は「格差」を生む
・(一般人にとっては)あくまでも娯楽や暇つぶしとしてクリックを続ける程度の期待値のほうが現実的
第3章 一般人の勝者は1人だけ
・「1ジャンルに1人」の法則
坂口綾優「いいね!がもらえるSNSでバズるテク」」
・坂口さんも初期のG+で有名人になったが、AKBの参入で↓
・人は儲けたいもの。人気者になれば自己承認欲求が満たされる
・ネットはTVより中毒性が高い
第4章 バカ、エロ、バッシングがウケる
・媒体が変わろうが変わるまいが、人々の嗜好は変わらない
・ブログは意見表明の場として便利
・ツィッターは、実名を出して多少はメディア等で活躍している人間にとっては実に使い勝手のよいツール
(イベントの呼びかけ、書いた記事の告知)
・ネットで飯を食うためには、定時などない。土日もない
・ウケる見出し作り
@ネットの「伝統ネタ」を使え
A「笑いたい」「叩きたい」ネタを提供
B「それってどういうこと!?」を埋め込む
第5章 ネットでウケる新12ヶ条、叩かれる新12ヶ条
【ネットでウケる12ヶ条】
@話題にしたい部分があるものの、突っ込みどころがあるもの
A身近であるもの、B級感があるもの
B非常に意見が鋭いもの
Cテレビで一度紹介されているもの、テレビで人気があるもの、ヤフー・トピックスが選ぶもの
Dモラルを問うもの
E芸能人関係のもの
Fエロ
G美人
H時事性があるもの
I他人の不幸
J自分の人生と関係した政策・法決定など
K「ジャズ喫茶理論」に当てはまるもの
【ネットで叩かれる12ヶ条】
@上からものを言う、主張が見える
A頑張っている人をおちょくる、特定個人をバカにする
B既存マスコミが過熱報道していることに便乗する
C書き手の「顔」が見える
D反日的な発言をする
E誰かの手間をかけることをやる
F社会的コンセンサスもなしに叩く
G強い調子の言葉を使う
H誰かが好きなものを批判・酷評する
I部外者が勝手に何かを言う
J韓国・中国をホメる
K反社会的行為を告白する
・ひとは自分のリアルな人生がかかわると、とたんに品行方正になる
(facebookでは「名言」の類がウケる)
第6章 見栄としがらみの課金ゲーム
・無料ユーザーは「ゲームをにぎやかにしてくれる有象無象」「大得意さまをより気持ちよくする下僕」
第7章 企業が知っておくべき「ネットの論理」
・「中の人」の資質が大事。コミュニケーションが苦手な人、ネットが嫌いな人が会社の業務命令でやっても長続きしない
・ネットの論理に合わせる
・迷ったら「キャラ」で乗り切れ
第8章 困った人たちはどこにいる
・ネットは特別だと言い続ける人
@過度な自己承認欲求を持つ人
A愛国者たち
Bネット界の「エヴァンジェリスト」(笑)
・情報を取捨選択したら好きなネタしかクリックしない
終章 本当にそのコミュニケーション、必要なのか?
・人間は完全に考えが合うものではない。一部の発言をもってして全人格を否定し、その人を拒否するのは実にもったいない
・フェイスブックで昔の同級生と同窓会をするようになってもたいていは1回
・フェイスブックではみんな「イケてる自分」「いい人な自分」を見せるのに必死で気持ち悪い
>これには管理人自身も共感。ゆえに、フェイスブックは一応登録しているだけ状態
・人間関係はリアルの中にある
【参考書評等】
・作者自身のブログから「バカ行為をネットにアップする理由を分析するのがブームなので、先日大炎上したバカなオレも書くぞ」
・『ネットのバカ』ってもう、身もフタもないタイトルだなあ(tsunokenのブログ)
・「紙」での見出しがネットだとこう変わる(やさぐれPRマンの広報・コミュニケーション日記)