2013年12月14日

東北縦貫線(愛称:上野東京ライン)2014年度末開業の件を前振りに、「危ないリニア新幹線」

本題に入る前に、JR東日本からは12月9日付で公表されていた「東北縦貫線の開業時期、愛称について
」(PDF

これにより、現在上野駅止まりとなっている宇都宮線・高崎線・常磐線が、東京駅へ乗り入れ、東海道線へ直通できることになりますが、鉄系の方の見解はJR東日本から同日発表(PDF)の「北陸新幹線用新型車両E7系試乗会」(管理人自身は申し込み済)の件も含めて、こちらをご覧いただくとして、
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ということで、キーとなる品川駅は、リニア新幹線の始発駅ともなるので、今回はこの本。
危ないリニア新幹線
完全禁煙にするかどうかの議論なんかより、そもそも、リニアそのものが未完成の技術で危険じゃないか(●`ε´●)

例えば、こんな課題が…

1.最難関は軟弱地盤の南アルプス貫通

2.複数の活断層横切るルート

3.ピーク時消費電力は新幹線の3倍

これだけに限らず、いろいろな危険性。そして、採算性等について色々と書いてあるのがこの本。

リニモ全景2.jpgCIMG1228.jpg
リニモの車窓00.jpgCIMG1218.jpg
F1015262.JPGリニモ愛知高速交通東部丘陵線)には2011年7月23日乗車


本リニア・市民ネット 編著「危ないリニア新幹線」(緑風出版
実験線を走らせるだけで宙に浮いていたリニア計画が、JR東海によるリニア中央新幹線計画の浮上で現実味を帯びてきた。しかし、建設費だけでも5兆4000億円を超え、リニア特有の電磁波の健康影響問題や、中央構造線のトンネル貫通の危険性、地震の時の安全対策など問題が山積している。また電力も膨大に必要になり、自然破壊も問題だ。時間短縮も都心間では在来新幹線と比べてさほどではなく、採算性は極めて怪しいという。
 本書は、こうした様々な問題点を、専門家が詳しく分析し、リニア中央新幹線の必要性を考える素材を提供する。(2013.07発行)

■内容構成
はじめに──知られざるリニアの実体── 川村晃生
 リニアの経済性
 リニアと環境破壊
 電磁波、地震、事故
 経済効果はあるのか
第1章 リニア新幹線に未来はあるか? 梅原淳
 東海道新幹線のバイパスとしてのリニア中央新幹線
 リニアモーターカーの仕組み
 難航必至、未知の大深度トンネル工事
 JR東海は重い財政負担に耐えられない
第2章 南海トラフ巨大地震とリニア中央新幹線 松島信幸
 予想される南海トラフ巨大地震
 南海トラフ地震をどうみるか
 リニア新幹線と浜岡原発
  地震による赤石山地の山体崩壊/南海トラフは駿河トラフから富士川へ
 地質境界の糸―静線は大丈夫か
  トンネルは遺れないか/トンネル屋の情熱/トンネルが抜ける
  トンネルが潰れた
 赤石山地の劇的な成立
  塩見岳―悪沢岳の間に注視せよ/崩壊が最も激しい主稜線/蛇紋
  岩帯に穴を開けてはいけない/大鹿村には石器・土器が見当たらない
  中央構造線をどう見ているのか/大鹿村は変動地域だ
  南アルプストンネルは泥質メランジュに翻弄される
第3章 リニア中央新幹線の電磁波問題 荻野晃也
 1 電磁波とは
  はじめに/電磁波の種類/地球環境問題としての電磁波
  科学技術の進展と電磁波問題
 2 電磁波に関する単位
 3 自然界・電磁波の波形・周波数など
 4 身の回りで使用する電磁波・発生源
 5 リニアの電磁波
  はじめに/リニアの構造/リニア電磁波の波形と周波数
 6 リニアの電磁波強度
  静磁界の場合/極低周波の場合/中間周波数の場合/高周波の場合
 7 リニア電磁波の健康影響
  リニア電磁波の特徴/JR東海などの影響研究結果
  健康影響について
 8 電磁波の脳への影響
 9 極低周波・電磁波の危険性
 10 中間周波数・電磁波の危険性
 11 高周波・電磁波の危険性
 12 電磁波問題の今後
 13 地球環境問題としての電磁波と予防原則・思想
  主な参考文献
第4章 リニア中央新幹線の採算性 橋山禮治郎
 はじめに
 計画目的は妥当か
  計画目的と評価/なぜ採算性が重要か
 リニア新幹線の採算性を考える
  収入/建設コスト/維持運営費/プロジェクト収支試算
  採算性から見たリニア計画の問題点/採算性から見た総合評価
第5章 スピードの原罪──文明論としてのリニア── 川村晃生
 はじめに
 夏目漱石の苦悩
 人間と時間
 幸福って何?
 文明の落し穴(一)
 文明の落し穴(二)
第6章 リニアのジレンマ 懸樋哲夫
 事故のリスク
  リニア宮崎実験線炎上/暴走の原因は/フェイルセイフ
  ドイツトランスラピッド事故
 原発とリニアの深い関係
  高圧線が結ぶ原発とリニア/リニア用高圧線建設の問題
  国交省がリニアの電力浪費を検証せず/「新幹線の三倍」はほんとうか?
  新幹線の二八倍・乗客一人当たりの場合/超伝導と常伝導・その電力の違いは
 シールドの重さと電力のジレンマ
  シールドの磁場遮蔽の効果は/隠された測定値
第7章 計画沿線の市民の声
 実験線現地の山梨 山梨県甲府市 川村晃生
  リニア計画が進む山梨/リニア完成後の山梨/リニア計画を懸念する県民
 大鹿村リニア騒動記 長野県大鹿村 河本明代
  釜沢・水平ボーリング調査/中央新幹線小委員会/村の対応
  南アルプスにトンネルは要らない・
 浮上 飯田市 片桐晴夫
  リニア計画が浮上/伊那谷の美し柔肌切り刻むリニア恐ろし文明の華
 東京・神奈川の市民運動 東京・神奈川 天野捷一
  都市圏間のアクセスの利便性を向上させれば、地域は過疎化し寂れて行く
  環境アセスメントは「環境合わすメント」
  風は変わり、あらたな市民運動の広がりを実感
 相模原、橋本にリニアの駅が? 相模原 浅賀きみ江
  リニア計画を問う/「リニア新幹線を考える相模原連絡会」の結成と今後の活動
  リニア新幹線建設と相模原市/これからの取り組み
 夢のリニアは本当か! 中津川市の現実 中津川 原重雄・266
  リニア中央新幹線を考える学習会開催とJR東海の動向
  地域独自の問題/ウラン残土について/シデコブシ、ハナノキを守れ
  最近の動向と今後について
【2013.10.19読了/リニア・市民ネット ブログ


【備忘録】
はじめに──知られざるリニアの実体──川村晃生・国文学者、慶應義塾大学名誉教授)
・リニアの経済性〜これからの人口減少もあり、採算性なし
・リニアと環境破壊〜エネルギーの浪費(要原発)、自然破壊や景観への悪影響
・電磁波、地震、事故(安全性に疑問)
・経済効果はあるのか〜高速化により地方衰退の弊害

第1章 リニア新幹線に未来はあるか?
・リニア新幹線はバラ色の夢だが、実現のためにはひとつひとつ課題を解決していないといけない

第2章 南海トラフ巨大地震とリニア中央新幹線
・トンネルは地震の揺れには強いが、活断層が切った場合は瞬時にして壊れる

第3章 リニア中央新幹線の電磁波問題
・電磁波問題は地球環境問題でもある
・電磁波の体への影響はまだ完全にはわかっていない

第4章 リニア中央新幹線の採算性
・リニア中央新幹線の計画目的
@東海道新幹線の輸送力限界対策(輸送力増強)
A東海道新幹線の老朽化、東海地震に対応するためのバイパス路線
B移動時間の短縮
・市場経済の主体は消費者であって、需要なきところに供給は持続できない

第5章 スピードの原罪ー文明論としてのリニア
・鉄道のスピードアップによって、確かに便利にはなったが、それで日本人は幸せになっただろうか?
・夏目漱石は文明による利便性が必ずしも人々の幸せにつながっていないことを気づいていた
〜(海外留学中に)石炭の粉塵、イギリス人の多忙ぶり、金の権力性
物くさ太郎
・安楽に暮らすという目的のための手段が無限に煩雑化していく。また、手段が目的化する
・相手を完全にバカにする方法/TVを見つけ出させて東京へ行く背番号25

第6章 リニアのジレンマ
・事故のリスクと電力浪費
・超電導は電力浪費
・電磁波防御と思音罪


【この本の紹介エントリーや参考書評等】
「天野共同代表挨拶」!「危ないリニア新幹線」の「紹介文」!(東濃リニア通信)
リニア新幹線建設に反対します!(おやじのぼやき)
危ないリニア新幹線、緑風出版刊(ICT甲府)
危ないリニア新幹線(SUEの日記)
未来世代の不良債権リニア新幹線ゴリ押しでJR東海がJAL・東電の二の舞になる危険〜すべては国民のツケに(つぶやきかさこ)
リニア中央新幹線はいりません!(SoulCamp)

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posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 05:55 | 神奈川 ☔ | Comment(0) | TrackBack(1) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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東北縦貫線の愛称は「上野東京ライン」
Excerpt:  JR東日本は、現在上野止まりの東北・高崎・常磐線の列車を東京駅に乗り入れる東北
Weblog: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」
Tracked: 2013-12-14 14:50
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