本題に入る前に、昨日の野球関連のニュースでは、伊原さんが西武の監督に復帰するとかのニュースがありましたが、そのあたりの詳細はこちらをご覧いただくとして、
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(Ser.7258・3198日連続更新)
「森田一義アワー 笑っていいとも!」が来年3月で終わると聞いたなら、今回のエントリーのメインはこの本しかないでしょう。
「タモリ論」
作家である樋口氏はタモリ論の中で、「タモリが、そして『 いいとも!』が日本のお昼から消える時は、 テレビが日本文化の中心から降りる時です。もしかしたらいま、われわれ日本人は大きな歴史的転換点を迎えようとしているのかもし れません。」としていますね。 本当に寂しいことですね。
— ryo.tkg (@t1125r671) October 22, 2013
そういえば、この番組が始まった頃は管理人自身はまだ学生だったんで、平日の生放送は長期の休みのときしか見れなかったので、日曜日の「いいとも!増刊号」をほぼ毎週見てましたね。フジではその週の分だったんですけど、長野で見たら1週間ずれてたりして…(今でも?)
最近では「テレホンショッキング」に能年玲奈ちゃんが出たときなどにそのゲスト次第で見るくらいで、ほとんど見てなかったんですが…
六角精児さんが1回めに出たときは、移動中にワンセグウォークマンで見てた上に、録画もしてたけど…
それはさておき、この本。「タモリ論」といいつつ、たけしとさんまのことも結構詳しく書いているので、タイトルに違和感ありという書評ばかり(^^;)
・なにがタモリ論なのかしら。
・名ばかりタイトル
・他のレビュアー方が語っているようにタモリへの言及があまりにも少なく、タイトルと内容の乖離が甚だしい。
内容的には作者が「あとがき」でもかいてあるとおり、
・僕の「いいとも!」論の三種混合
・「BIG3」論(タモリ、たけし、さんま)
・「タモリ」論
で、昨日番組のエンディングで「いいとも!」終了がタモリさん本人から伝えられた後の著者。
きょうの「いいとも!」の放送が終了してから、ケータイが鳴りっぱなし。。。
— 樋口毅宏 (@higu_take) October 22, 2013
「栄華を極めたフジと、テレビがメディアの王様だった時代を象徴する番組。だが寿命を迎えた。自分にも他人にも期待せず、毎日くよくよ後悔しないタモリだからこそ続いた。年齢的な限界もあるのだろう。お疲れ様でした、と手をたたいて祝福したい」(朝日新聞)よほど他に聞く人がいなかったのだと思う。週刊文春、週刊新潮、週刊ポスト、朝日新聞、毎日新聞、東京新聞、共同通信社、スポーツ報知の取材を受けました。ちかれたバタッ
— 樋口毅宏 (@higu_take) October 22, 2013
樋口毅宏氏が「さらば雑司ヶ谷」オザケンのことを書いたらオザケンが復活し、「タモリ論」を出したら「いいとも終了」ってどうなってるんだ??
— 谷川光 (@hasepyonZ) October 22, 2013
←をい(^^ゞ
樋口毅宏「タモリ論」(新潮新書)
やっぱり凄い! 異才の小説家が、サングラスの奥に隠された狂気と神髄に迫る、革命的芸人論。
タモリの本当の“凄さ”って何だろう。なぜ三十年以上も毎日生放送の司会を超然と続けられるのか。サングラスの奥に隠された孤独や絶望とは――。デビュー作でその愛を告白した小説家が、秘蔵の「タモリうんちく」を駆使して、この男の狂気と神髄に迫る。出生や私生活にまつわる伝説、私的「笑っていいとも!」名場面、ビートたけしや明石家さんまとの比較等、読めばあなたの“タモリ観”が一変する、革命的芸人論!
【目次】
はじめに
きっかけは「雑司ヶ谷」/タモリを語る困難/馬鹿か、賢者か/偉大なお笑い論クラシック/僕は喜んで馬鹿になります
第一章 僕のタモリブレイク
タモリをめぐる冒険/ブレイク前夜/エロ本編集者の青春の日々/伝説の「ナンパカメラマン」/それは突然やって来た――。
第二章 わが追憶の「笑っていいとも!」
セカンド・カミング/「いいとも!」の真骨頂、タモリの醍醐味/ワンクールのはずが……/苦し紛れの「安産祈願」/私的「いいとも!」事件史/伝説の「いいとも!」ジャック/それははたして“ガチ”だったのか/テレフォンショッキングの虚実/あの日、あのときの「いいとも!」
第三章 偉大なる“盗人”ビートたけし
神、あるいはそれ以上の存在/その微妙なる関係性/「あいつのマネは難しいだろ」/たけしvs.関西芸人/たけしと松本人志/みんな落ち着いて聞いてくれ!/町山智浩のたけし映画論/『ソナチネ』と『BROTHER』/パクリの条件/ロベール・ブレッソンの影響/偉大なるオマージュの連鎖/「優れた芸術家は真似る。偉大な芸術家は盗む」/「たけし=ハルク・ホーガン」説/「いいとも!」があって、たけしがいる
第四章 明石家さんまこそ真の「絶望大王」である
さんまの衝撃/掟破りの登場/「BIG3」の緩衝材/最大の転機/笑いの裏側にある顔/本当の絶望大王/つきまとう死の影
第五章 聖地巡礼
緊張の正午/フラッシュバック・メモリーズ・オブ・「いいとも!」/聖なる一回性の中へ/「朝エッチした人!」/「いいとも!」を初めて番宣に使ったのは?/プロレスから総合格闘技へ/それでも「いいとも!」と拳を突き上げる/関係者に話を訊く/そして何も残らない
第六章 フジテレビの落日、「いいとも!」の終焉
終わりの始まり/“討ち死に”の裏番組史/大丈夫か、フジテレビ/――神が揃った。/テレビの遺影、荘厳な葬送曲/タモリの人間宣言
おわりに
思い出になる前に/「もう忘れました」/永遠の謎/笑うため、祈るため
【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
樋口 毅宏(ひぐち たけひろ)
1971(昭和46)年東京都豊島区雑司ヶ谷生まれ。作家。出版社勤務を経て、09年『さらば雑司ヶ谷』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2013年7月発行/2013.10.13読了】
【備忘録】
はじめに
・笑いについて知るものは賢者だが、語るものは馬鹿だ
・人の数だけいいともがある
・久米宏との共通点(早稲田大学/サユリスト/帯の生放送番組の司会。しかも、長寿番組(久米宏は今はやってないけど)/結婚しているけど子供はいない/乾いた笑い声)
第一章 僕のタモリブレイク
・タモリの赤塚不二夫への弔辞から〜「これでいいのだ」の一言ですべれてを言い表す
第二章 わが追憶の「笑っていいとも!」
・横澤 彪がいなければ、タモリもたけしもさんまも存在していない
>ちなみに、管理人は横澤さんと誕生日が同じ(←同じ才覚はないけど(^^ゞ)
・いいとも!は毎日奇跡が起きている
・有吉佐和子のいいとも!ジャック。実は、有吉佐和子で前編通すことになっていた。さんまが「死ねババア!)と言った二ヶ月後にホンマに(泣)
「恍惚の人」
←息子ではない
・テレフォンショッキングの虚実〜著者自身、当時はガチだと思っていたあの日、あのときの「いいとも!」
第三章 偉大なる“盗人”ビートたけし
・その微妙なる関係性〜タモリとはお互い仲が良い風には見えなかった。別に嫌っているわけではなく、性質の違い
・たけしvs.関西芸人〜とんねるず(非関西系芸人)への同志感
・パクリの条件〜カミングアウト、愛と感謝、センス、元ネタを超越、新しい解釈、元ネタの再評価
・マドンナはマリリンモンローを、松田優作はショーケンを、キムタクは優作を等々、「み〜んなパクって大きくなった」(←これもパクリw)
・優れた芸術家は真似る。偉大な芸術家は盗む
・たけし=ハルク・ホーガン」説
・「いいとも!」があって、たけしがいる〜たけしはいいとも!に背を向けることによって、自分の生きるべき道を突き進んでいった
第四章 明石家さんまこそ真の「絶望大王」である
・さんまの衝撃〜関西弁を「ダサイ」「怖い」「変」から「面白い」「かっこいい」ものへ刷新
・「BIG3」の緩衝材〜さんまがいないと、タモリとたけしが共演できない
・最大の転機〜高田純次の代役でブラックデビル。ニの線からお笑いへ
・つきまとう死の影(さんまの生い立ち等々)〜しかし、お涙頂戴はやらない
・大竹しのぶ「さんまさんはよく言っていた。俺は人を笑わすために生まれてきた」
第五章 聖地巡礼
・いいとも!を最初に番宣に使った「ふぞろいの林檎たちU」(TBS)
・そして何も残らない〜終わった後になにやってたんだっけ?
・かろのうろん
第六章 フジテレビの落日、「いいとも!」の終焉
・かっては、「いいとも!」の裏をやることはタレント生命を絶たれることだった。
・その後、みのさんの「午後は◯◯思いっきりテレビ」(日テレ)、今は「ひるおび!」(TBS)が視聴率首位らしいが…
>とは書いてあったものの、実際には昨年まで同時間帯の視聴率では首位。
>もっとも、今年は10月21日までの平均は6.3%。9月1日から今月21日までの計36回の放送では、同時間帯の民放各局の番組の中で、1位になったのは11回にとどまっていて、長期低落傾向は否めませんが…
・それと合わせて、(視聴率争いでトップに立ち、業界をリードしてきた)フジテレビも今や3位。
・タモリさんが「いいとも!」を続けることで田辺エージェンシーもフジテレビも生活出来ている人がいる
(小林よりのりも井上陽水さんもスタッフの生活のために活動している?福岡の人は情に厚い)
>で、来年3月で終わったら、タモリさん自身は生活に困らない以上の蓄えはあるでしょうが、田辺エージェンシーでタモリさんに関わっている人たちは?
>フジテレビ関係者は後番組があるからいいとして…
おわりに
>なんだ一回も会ってないのかよ…
>せっかくだから「いいとも!」が終わるまでに「テレホンショッキング」に出たら?
>最終回がいいかな?「この本書いたら『いいとも!』終わっちゃいました(^^;)」って、この本の宣伝込みで…
終わるまでにテレフォンショッキングに樋口毅宏氏は登場できるのだろうか。
— おみくじ凶子 (@aknmssm) October 22, 2013
【参考書評等】
・ついに本人も読んだ!『タモリ論』(Book Cafe 矢来町ぐるり)
・売れてる本 タモリ論 [著]樋口毅宏(ブック・アサヒ・コム)
・天才・タモリの“底なし沼”−−樋口毅宏インタビュー(cakes.mu)