自分がいない間にチームが日本シリーズ予選(いわゆる「CS」こと「クライマックスシリーズ」)進出を決めたことで潮時だと思ったんでしょうね。
前田智徳選手 今季限りでの引退を表明(カープ公式)
前田智徳選手引退記者会見(同)
そのほか、昨日は昨日1試合だけあったプロ野球の試合【ロッテ6−0楽天(QVCマリン)】の件とか、ラミちゃん退団とか、桐光学園の松井裕樹投手がプロ志望届を出した件とかもありましたが、その辺りのさらに詳しいことはまとめてこちらをご覧いただくとして、ssasachan / スーパーサウスポーあさちゃん。
RT @yutitarou: 今季限りでの引退を表明した選手
山崎武司(中日)
斉藤和巳(ソフトバンク)
宮本慎也(ヤクルト)
桧山進次郎(阪神)
藤本敦士(ヤクルト)
岩舘学(日本ハム)
小野晋吾(ロッテ)
石井一久(西武)
薮田安彦(ロッテ)
前田智徳(広島)
今年も凄いメ… at 09/28 03:10
↓ ↓ ↓



加藤
愛人はらませた辰徳♪ヤクザに一億もみ消し♪ RT @tora6tora: 東京の某球団なら揉み消してくれたのにね RT @47news: 球団、容疑者逮捕で「おわび」 ソフトBが広報文 http://t.co/7OnZw6Ee
— スーパーサウスポーあさちゃん。 (@ssasachan) August 23, 2012
を不問にした件。
みずほ銀行の件は責任がTOPまで及ぶことは間違いないでしょうね。それに比べて(そもそも巨人の息がかかった人しかなれない)弱腰コミッショナー。一般社会の常識に照らし合わせれば、その時点で監督が解任もしくは辞任となるべきところ、そのまま居座って2年連続優勝とわね。フェアプレーのかけらもありゃしない。
それはさておき、楽天の優勝でプロ野球界を盛り上げるだけでなく、主に東北地方の東日本大震災に被災した方々に勇気を与えたことは疑いはないわけで、その優勝への下地作りをしたとも言える2006年から4年間このチームを率いたノムさんの本の中で、2013年9月23日付けの「大正義読売巨人軍さまの35回目のセ・リーグ優勝など9月22日のプロ野球とサッカーの件を前振りに、@yonda4 4569809472[執着心 勝負を決めた一球] 野村克也(その1:阪神関連のみ)」というエントリーで書ききれなかった書評の続き。

前回は、CSや次年度以降のチーム方針に関して参考となる事項があるかもしれないと、2012年の阪神の試合関連のところを抽出して、記述したのですが、今回は全般的な感想を。
野村克也「執着心 勝負を決めた一球」(PHP新書)
【内容】
野村克也のID野球を、「感情を排した機械的な野球」と捉える人もいるようだ。しかしそれは全くの誤解である。ID野球の前提になるもの、それは勝利への執着心である。妥協なき勝利の追求が、データ重視や、個人本位のプレーを控えてチームのために尽くす姿勢を生み、弱者が強者を破る活路を開くのである。そんな「真のプロらしさ」を論じ続ける、サンケイスポーツの試合評論を書籍化。2012年の巨人のセ・リーグ優勝と日本一の過程、さらに「江夏の21球」、1976年阪急対巨人、85年阪神対西武など過去の日本シリーズの評論も収録。
【目次】
第1章 2012年レギュラーシーズン公式戦
(積極性のはき違え/澤村への信頼と言葉が足りなかった巨人ベンチ ほか)
第2章 2012年クライマックスシリーズ
(「森福の9球」を許した西武の拙攻/武田と今宮の若さが出た ほか)
第3章 2012年日本シリーズ
(巨人が最後に見せた隙/栗山監督に備えと覚悟が見えない ほか)
第4章 「江夏の21球」-日本シリーズ評論選集
(1976年/1979年/1985年/1987年/1989年)
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
野村克也(ノムラカツヤ)
1935年京都府生まれ。54年にテスト生として南海入団。65年に戦後初の三冠王に輝くなど、首位打者1回、本塁打王9回、打点王7回獲得。通算3017試合出場は日本記録。捕手試合出場2921試合は世界記録。70年より選手兼監督に。ロッテ、西武と移り、80年のシーズンを最後に引退。サンケイスポーツの専属評論家などを務めたのち、90年よりヤクルト監督。弱小球団を3度の日本一に導いた。阪神監督、社会人・シダックス監督を経て、2006年より楽天監督。09年球団を初のクライマックスシリーズ進出に導き、同年退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2013年1月発行/2013.9.22読了】
【備忘録】
第一章 2012年 レギュラーシーズン公式戦
・王、長嶋の主役に、柴田、土井、高田、黒江、森らの脇役が絶妙に絡んだV9巨人が、団体競技としての野球の完成形を見せた。
・澤村への助言「欲を捨てよ」〜結果を考えるな。雑念を払え。かっての井川もそうだった。
・捕手出身の私には「本塁打は防げるものだ」という信念がある
・しかし、投手は「本塁打は防げない。なぜなら100%狙ったコースに投げられることはないからだ」という。
・とは言うものの、低めへの変化球、内角高めへの直球を「ボールゾーン」に投げる努力をしてくれればいい
・実は打者の選球眼は、内外角より、高低の方が見極めが難しい
・野球頭脳とは「状況に応じてとっさのプレーを選択して決断する能力」
・(2012年のセ・リーグ総括)セは空洞化と時代逆行を招かないか?〜巨人ばかり強くなって、巨人におんぶにだっこのかっての構造に戻らないか?
第二章 2012年 クライマックスシリーズ
・組織とは、リーダーの力量以上に伸びない。リーダーの力量がチームを引き上げる【パ1st・ソフトバンク(2勝1敗)西武】
・短期決戦の舞台ではエースこそが主役。早めに交代させては中心選手は育たない【セファイナル・巨人(4勝3敗)中日】
第三章 2012年 日本シリーズ
・短期決戦を前に監督がしておくべきこと
@選手の選択とコンディションの調整
Aローテーションの決定
Bオーダーの決定
Cどの試合を重視するか決める
Dマークすべき打者を決める
・第1戦で重要なのは「事前に収集した情報の確認」
・第3戦以降は「勝利への努力」「シリーズ制覇への努力」一本に絞るべき
・「低めへ」徹底して狙うことと打者が嫌がる変化球、この2つさえあれば「誘う」技巧派の投球術を身につけられる
・選手の成長は、勝利を貪欲に目指した先に結果として得られるもの
第四章 「江夏の21球」――日本シリーズ評論選集
・1985年:阪神対西武(阪神4勝2敗)〜主役(バース)のいる阪神といない西武の差
・1987年:西武対巨人(西武4勝2敗)〜部下の思考を知らずして、リーダーシップはりえない
・1989年:巨人対近鉄(巨人4勝3敗)〜(近鉄が)これで勝てる(日本一になれる)と思った時に「勝者のリスク」が生じる。(巨人は)そこにつけ込むしかない
・勝負事は、「@作戦を立てる、A難所を切り抜ける、Bまとめる」の繰り返し
・楽観論者より悲観論者の方が強い
【ご参考】
・『執着心 勝負を決めた一球』を読んだ(All About 身辺雑事)
・読書メーター







なお、昨日開催の「矢野燿大×金本知憲×下柳剛スペシャルディナーショー」の件の詳細は、現地に行っていたyuさんやおくにとらぷーさんのエントリーやこちらで。
↓ ↓ ↓


