この社説の途中の部分はさておき、
「若者自身にも日本の次代を担っていこうとする自覚を促したい。」というのは管理人自身も同意です。
「現状に不満を並べるだけでは若者らしくない。大きな志で『強い日本』を創造してほしい。」





そして、新成人の皆さんにはスマホ(または携帯)にかける時間の一部でも読書に充てることをオススメいたします。
という流れで、読書法とかのご参考としてこの本の紹介。
![読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門 [単行本(ソフトカバー)] / 佐藤 優 (著); 東洋経済新報社 (刊) 読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門 [単行本(ソフトカバー)] / 佐藤 優 (著); 東洋経済新報社 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/518oxZPevLL._SL160_.jpg)
「タイトルは『読書の技法』ですが、物の見方・考え方や表現の仕方までに視野に入れているので、知の技法についての入門書と考えていただきたい」と書いてあるとおりの内容になってます。
佐藤 優「読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門 」(東洋経済経済社)
【目次】
第I部 本はどう読むか
第1章 多読の技法──筆者はいかにして大量の本を読みこなすようになったか
第2章 熟読の技法──基本書をどう読みこなすか
第3章 速読の技法──「超速読」と「普通の速読」
第4章 読書ノートの作り方──記憶を定着させる抜き書きとコメント
第II部 何を読めばいいか
第5章 教科書と学習参考書を使いこなす──知識の欠損部分をどう見つけ、補うか
【世界史】【日本史】【政治】【経済】【国語】【数学】
第6章 小説や漫画の読み方
第III部 本はいつ、どこで読むか
第7章 時間を圧縮する技法──時間帯と場所を使い分ける
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
佐藤 優(サトウマサル)
作家、元外務省主任分析官。1960年、東京都生まれ。1985年に同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在英国日本国大使館、在ロシア連邦日本国大使館に勤務した後、本省国際情報局分析第一課において、主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で東京地検特捜部に逮捕され、2005年に執行猶予付き有罪判決を受ける。2009年に最高裁で有罪が確定し、外務省を失職。2005年に発表した『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』で第59回毎日出版文化賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2012.8.9発行/2012.12.2読了】
【備忘録】
はじめに
・時間が人間にとっての最大の制約条件ゆえ正しい読書法を身につける必要がある
・難しい本には、
「書かれている言葉の定義がなされておらず、先行思想の成果を踏まえていない、悪い意味での『独創的』(もっと率直に言えば『でたらめ』)な本」」←早い段階で「読まない」という決断をしなくてはならない
「基礎知識がないと理解できない専門書」
・高校レベルの基礎知識を身につけるのが、最も確実で効率的な知の道
第I部 本はどう読むか
・熟読術を身につけないで速読術を体得することは不可能
・熟読の技法
1.まず本の真ん中くらいのページを読んでみる
2.シャーペン、消しゴム、ノートを用意する
3.シャーペンで印をつけながら読む
4.本に囲みを作る
5.囲みの部分をノートに写す
6.結論部分を3回読み、もう一度通読する
・本には3種類
「簡単に読みことができる本」
「そこそこ時間がかかる本」
「ものすごく時間がかかる本」
・速読の目的は、読まなくてもよい本をはじき出すこと
・難解な本には「概念が錯綜し、定義がいい加減で、論理構成も崩れている本」と「議論が積み重ね方式になっているため、覚えなくてはならない約束事や事実関係が多く、読むのに時間がかかる本」の2通り
・現実の出来事を説明できないなら、本物の知識は身につかない
・一冊を5分で読む超速読法〜5分の制約を設け、最初と最後、目次以外はひたすらページをめくる
(例)岩崎夏海「もしドラ」〜マネジメントの基礎知識が全くない人には熟読の対象
![もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら [単行本] / 岩崎 夏海 (著); ダイヤモンド社 (刊) もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら [単行本] / 岩崎 夏海 (著); ダイヤモンド社 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51xgGdRt0QL._SL75_.jpg)
長谷部誠「心を整える」〜カタログ的に並んでいるので、一読して頭に入りにくいが、自分の興味関心があるところだけ拾い読みすればいい。さらにおすすめの本や音楽まで書いてあるのもいい

(注:上記の本は管理人自身も読んでますが、タイトルのところのリンク先がその書評エントリーです)
・一冊を30分で読む普通の速読
1.「完璧主義」を捨て、目的意識を明確にする
2.雑誌の場合は、筆者が誰かで判断する
3.定規を当てながら1ページ15秒で読む
4.重要箇所はシャーペンで印をつけ、ポストイットを貼る
5.本の重要部分1ページ15秒、残りを超速読する
6.大雑把に理解・把握し、「インデックス」をつけて整理する
・普通の速読は新聞の読み方の応用
・読書ノート〜コメントに関して、最初は「筆者の意見に賛成、反対」「この考え方には違和感がある」「理解できる、できない」程度の自分の判断だけでもいい。そのうちに、自分の「意見」が書けるようになる
第II部 何を読めばいいか
・知識の欠損部分を把握する
・歴史小説で歴史を勉強してはいけない
・人間は嫌いで意味がないことは記憶しないものだが、客観的なデータを記憶しておくことは(のちのち色々な場面で)役に立つ
・改革運動は不遇の知的エリートが起こす〜庶民は日々の生活にいっぱいいっぱいでそんな余裕すらない
・1930年代の歴史を振り返ることで「官僚による」世直しの危険性を再認識できる
・国語〜知識や情報の活用に大切な論理的思考能力
・自分の意見は、まず「相手には分かってもらえない」というのが評論の前提〜「論理」で伝えるしかない
・言葉と事柄の間には距離がある
・本当に大事なことは二度と繰り返しません〜何回もいうとかえってくどくなって印象に残らなくなる
・文章を「論理的につかむ」、言葉を「文脈で固定する」
・鳩山氏(元首相)は関数体として物事を考えていた。(数学的発想)
〜無理をせず経済性を保ち、信頼性を向上させるための最適解を求める(微分重視、積分法軽視が鳩山氏が失敗した原因)
・高校教科書レベルの内容を教える社会人向け講座を
・漫画を「社会の縮図」「人芸関係の縮図」として読む
(例)巨人の星:星飛雄馬〜自分自身の価値基準を絶対視し、常に熱く燃え、独りよがりの正義を追求/組織のバランスを崩して周りは迷惑しているのに本人は正しいことをしていると思っている(「巨人の星」が好きだった上司には注意したほうがいい)
・星飛雄馬がウサマ・ビンラディンとすると、ねずみ男は関係性を非常に重視する新約聖書に書かれたイエス
・小説は「代理体験」としても読める
第III部 本はいつ、どこで読むか
・夜は悪魔の支配する時間なので、夜中に原稿を書いてはいけない。夜中に原稿を書く事を余儀なくされた場合、翌朝太陽の下でもう一度その原稿を読み直してみること
>管理人のブログ更新時間帯が朝なのもそういうことも踏まえてます。
>特に(ひいきチームの)負け試合に係るエントリー
>負けたすぐ後に感情にまかせて書くのはね
・短時間睡眠のコツは二度寝をしないこと
【参考書評】
・Ihatovoice
・読書Walker
・その後の『ロンドン テムズ川便り』
・フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?
・ひそひそ書評
・システムエンジニアの晴耕雨読
・総務&法務担当の部屋
・かっぱ ブログ


