2013年01月12日

河西智美手ブラ写真騒動の件などを前振りに、@yonda4 4344982738[AKB48白熱論争 (幻冬舎新書)] 小林よしのりほか

本題に入る前に、まずは阪神関連ではFAでオリックスへ行った平野恵一選手の人的補償が高宮和也投手に決まった件
YB時代の高宮.jpg←YB時代の画像
このピンボケの画像ですが、この投手がベイスターズにいたときの2007年6月24日のオリックス戦(ハマスタ)のレフト自由席から撮影したもの。そのときどうだったかと言うと、自分のブログの記録によれば、「その高宮がラロッカに四球。ローズにレフト自分のいる5列位前に叩き込むツーランって、何しに出てきた?」。そのときネット中継していた「ハマスタWAVE」の担当アナウンサー椎野茂氏いわく「水差し野郎」。
さらに詳しいことは元広島の大野さんと外木場さんらが野球殿堂入りした件も含めこちらをご覧いただくとして、
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この高宮投手。岸和田出身なんで地元に帰って再生してくれるよう広い心で見守ってやりましょう
というか、再生うんぬんって言えるような実績はないし(^_^;)

「水差し野郎」と言えば、野郎ではありませんが、この件もAKB人気に水を差すんでしょうかね…雑誌の発売延期どころか

宣伝しようとした写真集も販売白紙とわね
ssasachan / スーパーサウスポーあさちゃん。
手ブラ騒動、法律家の発言中心にまとめ http://t.co/7iHzCc2V 炎上商法もここまでやりすぎるのはなあ。今回はみんな損害を被ってオワタ? at 01/12 05:31


という流れで、今回のメインはこの本の紹介。
AKB48白熱論争 (幻冬舎新書) [新書] / 小林 よしのり, 中森 明夫, 宇野 常寛, 濱野 智史 (著); 幻冬舎 (刊)AKB48白熱論争 (幻冬舎新書)/小林 よしのりほか

「いい年こいたおっさんたちが、たかが小娘のことを熱く語ってんだよ(笑)」

と(管理人自身の表の社会的な立場上)言ってみるテスト(๑≧౪≦)てへぺろ

という先入観で読み始めると実際の中身は「(AKB48を通じた)日本文化論」とも言えるほど内容はガチ。

でも、やっぱり最後は「いい年こいたおっさんたちが、たかが小娘のことを熱く語ってんだよ(笑)」という読後感に…

本小林よしのり中森明夫宇野常寛濱野智史AKB48白熱論争幻冬舎新書
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
人が人を「推す」とはどういうことか?なぜ、今それをせずにはいられないのか?日本のエンタテインメント史上、特異な「総選挙」という娯楽・消費行動を通じて、すべてのメディアを席巻する存在となったAKB48。まさに大衆の願望がAKB48を生み出したと言えるのだ。あえてではなくマジでハマった4人の男性論客が、AKB48そのものの魅力を語り合い、現象を分析することで、日本人の巨大な無意識を読み解き、日本の公共性と未来を浮き彫りにした稀有な現代文明論。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1部 人はみな誰かを推すために生きている
(なぜ今、AKB48しかないのか/AKBで変わる政治・メディア・宗教)
第2部 では、なぜ人は人を推すのか
(禁忌・アイドルの恋愛ー指原事件の衝撃/日本アイドルの倫理と資本主義の未来)

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
小林よしのり(コバヤシヨシノリ)
1953年、福岡県生まれ。漫画家。大学在学中に描いたデビュー作『東大一直線』が大ヒット。92年、「ゴーマニズム宣言」の連載をスタート。以後、『戦争論』『沖縄論』『靖國論』『天皇論』『昭和天皇論』『国防論』『反TPP論』といったスペシャル版も大ベストセラーとなり、つねに言論界の中心であり続ける

中森明夫(ナカモリアキオ)
1960年、三重県生まれ。明治大学付属中野高校中退。ライター、エディター、プロデューサー。『朝日ジャーナル』「新人類の旗手たち」頁に登場して脚光を浴びる。「おたく」「チャイドル」などの命名者としても知られている

宇野常寛(ウノツネヒロ)
1978年、青森県生まれ。評論家。企画ユニット「第二次惑星開発委員会」主宰。カルチャー総合誌「PLANETS」編集長

濱野智史(ハマノサトシ)
1980年、千葉県生まれ。社会学者・批評家。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2012.8.25第1刷発行/2012.12.23読了】


【備忘録】
まえがき(小林)
・我々は「あえて」はまっているのではなく「マジ」で嵌っている
・AKB48のすごさを我々は「マジ」で知ってほしい

第1部 人はみな誰かを推すために生きている
第4回総選挙(2012.6.6)の総括
〜当ブログのエントリー第4回AKB48総選挙の件を前振りに、6/6のプロ野球総括から引用
それにしても、麻里子様。
「後輩に席を譲れという方もいるかもしれない。でも、席を譲らないと上がれないメンバーはAKBでは勝てないと思う。」
「私はこうして皆さんと作り上げるAKBというグループが大好きです。だからこそ、後輩には頑張って欲しいと思います。」
「悔しい気持ちを先輩にぶつけて、潰す気持ちで来てください。私はいつでも待ってます。そんな心強い後輩が出てきたならば、私は笑顔で卒業したいと思います」
って、アニキのセリフを代弁?

まゆゆみたいに「新しい時代受け継ぐ」って言える若手出てこんかな?

たかみなも「努力は必ず報われる」と言うてるしね…

〜本書では「卒業してもなお君臨する前田敦子のためにあった総選挙(中森)」と
〜アンチ不在の限界−「嫌われる才能」がない大島優子
〜本店のAKBで昔からメディア露出の多い子がふつうに強いゲーム(宇野)
〜夢を持つことへの罰−総選挙という名の公開処刑

・東北復興のシンボル宮城AOB48はいかが?
〜AKBの将来的な仮想敵は他のアイドルではなくて、Jリーグやプロ野球。既存の国民的興行に匹敵するものとして定着できるかどうか?(宇野)
〜プロ野球=読売グループ(新聞・テレビ)と密着して発展したもの。国民の価値観の多様化で行き詰っている
〜Jリーグ=マスメディアから距離をとって、地元企業のスポンサードを受けながら地域密着の興行文化を育成しようとして、そこそこ定着。ただし、国民的興行として成立しているのは日本代表戦だけ
〜AKB=現場+ソーシャルメディアで一大勢力を蓄えた後にマスメディアに進出。一方、Jリーグ的な地域戦略も採用

・AKBがすごいと思うのは、人気とお金の相関関係をまったく隠そうとしていないところ(宇野)
・公共性を育むAKB、公共性のない政治家〜AKB総選挙の方が純粋
・むしろ米大統領選に近いAKB総選挙〜AKBの良さがわからないアメリカ帰りの記者にはそう説明した
・流行るとそれは必然になる。ゆえに「なぜAKBは売れるのか」を考えてもあまり意味がない(中森)
・ああいえば上祐はいまソーシャルメディアで布教中(濱野)

第2部 では、なぜ人は人を推すのか
・指原莉乃のスキャンダルの件は、もしかしたら付き合えるかもという夢想した童貞中高生を増やした?
・アイドルは巫女、恋愛禁止は仕方ない(CD買うのはお布施)
・指原は秋元康の後継者か?〜アイドルとしてよりもプロデュース力を評価
・ゆきりん(柏木由紀)は昔のアイドルっぽい
・不思議なことにアイドル界が停滞すると南の方からひとりの娘がやってきて状況を活性化する(中森)
〜70年代の南沙織、80年代の松田聖子、90年代の安室奈美恵。指原の今後に期待
・ネットの時代でもマスメディアで培った手法は通用すると秋元氏が証明(濱野)
・AKBはおニャン子やモー娘。の再生産ではない(宇野)
〜おニャン子やモー娘。はフェイク。AKBはタダ漏れ
・若い世代がハングリーになれるものはスポーツかAKBくらいしかない
・芸能界はストレスの多い世界で普通の女の子では耐えられない。それでもしがみついている子は両親が離婚したり、親がDVだったり、複雑な家庭の子も多く、みなハングリー精神が強い(中森)
・(AKBに恋愛禁止を徹底させ、それを破った指原に厳しいのは)子供に嫌がられても、厳しいことをいわなきゃいけない。過保護に甘やかしてばかりでは家庭がこわれちゃうという親心から(中森)
・ピンクレディはAKBと同じシステムだったゆえ、彼女たちの人生にあまり興味がもたれなかった(中森)
〜山口百恵やキャンディースは人生論、女の子の生き方論として語られる存在
〜ピンクレディを踊ってた女の子たちが「女の時代」を作った
・制服による統制が個性を生む〜服装が自由なK−POPはみんな同じに見える。制服っぽいAKBの方が個性的
・(ちなみに)第4回総選挙に参加したAKBグループは237人(濱野)
・アメリカ人は多神教的AKBを受け入れるか
・AKBのことをよく知らない人にとっては「自分が関わってないものが盛り上がっているのは腹が立つ」みたいな心理もあるだろう(中森)
・今はお金を儲けていればなんでもかんでもムカつく人が多いみたいだし。生活保護の不正受給問題にしても(濱野)
・AKB総選挙の投票システムは射幸心をあおるというより、むしろ利他性を発揮するチャンスを与えている(濱野)
・サブカルチャーには地方を盛り上げる力がある。例:(映画・ドラマ・漫画・アニメ等の作品の「物語の舞台となった地」を実際に訪れる)聖地巡礼(濱野)

あとがき(濱野)
・AKBというのは、一度じかに体験してみなければ何もその良さはわからないシステム
・AKBをよく知る方々は、もっとAKBについて語ってほしい
・情念だけでが人を動かすことを誰よりも早く自分に教えてくれたのは、小林よしのり氏の「ゴーマニズム宣言」

あとがき(宇野)
・AKB48とは、もっとも成功したポスト(またはアンチ)・オウム的な文化運動

あとがき(中森)
・アイドルを愛するということは、アイドルについて語ること


【参考書評など】
秋元康「業務連絡。『AKB48白熱論争』を読みなさい。」
読売新聞サイト:評・池谷裕二(脳研究者・東京大准教授)
ブック・アサヒ・コム「マジでガチな現代日本論」
SCL トレンドアイテム研究所
琥珀色の戯言
May I ask? Please ask me.
クラシックどっぷり日記 〜音楽回想〜
読書メーター
産経:話題の本

MSN産経サイトは時間がたつとリンク切れになるので、以下に抜粋。

内容は、あとがきで社会学者の濱野智史氏がAKBをよく知らない読者に向け「この本を読んでAKBを分かった気になろうとしても無駄だ」と明言する通り、完全にAKBファン向け。特に他のアイドル集団とAKBを決定的に隔てるシステム「総選挙」の結果を受けた前半は、各自の“推し(支持)”対象の明暗を反映し、話者が口角泡を飛ばすさまが見えるような、異様な熱気に満ちている。
中盤以降、4人の熱いトークは化学変化を起こし、AKBを通じた現代文明論へ突き進んでいく。見出しを並べると「資本主義の権化が共同体を生み出すという矛盾」「アメリカ人は多神教的AKBを受け入れるか」「多神教的資本主義は日本を越えてどこまで広がるか」−。戦中の知識人の座談会「近代の超克」を思わせる大風呂敷は、ある種壮観だ。

AKBガチオタ文化人4人衆が語り尽くした『AKB48白熱論争 延長戦』詳細レポート!(日刊サイゾー)
小林よしのり・中森明夫・宇野常寛・濱野智史の「AKB48白熱論争」がくだらなさすぎる(AKB48タイムズ)
大島優子スレで「AKB48白熱論争」をスルー(AKB48タイムズ)←これ見たら読む必要ないような気が…
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タグ:河西智美 AKB
posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 06:18 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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