2012年10月27日

日本シリーズのざっくりとした予想を前振りに、@yonda4 4309272835[ドラフト外---這い上がった十一人の栄光] 澤宮 優

本題に入る前の前振りのさらに前振りで、慎んで桑名正博さんのご冥福をお祈りします


そして、今日から日本シリーズが始まる訳ですが、まずは勝敗予想。
杉内が一試合でも先発できるかどうか?
それ次第かな?
巨人の先発は内海→澤村→ホールトン→宮國の順番と予想するとして、第5戦に内海に投げさせるか?それとも杉内先発か?ここのところが勝敗の分かれ目になると思うので、杉内復帰を前提に巨人の4勝3敗というのを管理人の公式予想といたします。
大島康徳さんは「日本一は日本ハム!」と予想

でも、前回のこの対戦は巨人がシリーズ制覇したし、今回は日ハム勝ってくれ!
というか、巨人じゃない方を応援するのが、関東人の猛虎魂(笑)

他の方のシリーズ予想関連の詳細はこちらをご覧いただくとして、
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一昨日のドラフトのその後。
原監督は(シリーズもあるから?)当日中に背番号19のユニを持って東海大へ指名あいさつに行くという素早さでしたが、和田監督は(一昨日は東京にいたんで)昨日大阪桐蔭の藤浪投手の所へ指名あいさつへ背番号は奇しくも、巨人に一巡目指名された人と同じ19

来シーズンのセ・リーグは開幕戦が今年のMLBの締めと同じジャイアンツ対タイガースになる可能性が高そうなので、第3戦あたりにドライチルーキー背番号19対決あるで(^o^)

とは言うても、ドラフトの指名順位よりもその後の努力が大切だよ。
という流れで、「ドラフト外---這い上がった十一人の栄光 [単行本] / 澤宮 優 (著); 河出書房新社 (刊)
ドラフト外---這い上がった十一人の栄光 [単行本] / 澤宮 優 (著); 河出書房新社 (刊)
今はドラフトにかけないと入団できないことと、ドラフト外に育成枠の松本哲也が載っていることはともかく、管理人は世代的にここに載っている11人の選手の現役時代を知ってます。

で、野口寿浩はこの本の刊行時点ではまだ正式には引退していなかったものの、その後トライアウトで獲得する球団がなく引退を決断。現在は東京都内で子ども向けの野球教室を運営し、ヘッドコーチを務めているとか…

また、石井琢朗は2012年限りをもって引退。
これで純粋なドラフト外入団の選手は現役選手にはいなくなった?

ということで、この本に掲載の選手で、現役は松本哲也のみ。

本澤宮 優ドラフト外 這い上がった十一人の栄光河出書房新社
期待の薄いプロ野球のスタート地点。だが、自分だけの武器を見いだし磨き、一流の域に達した選手もいる。大野豊、石井琢朗ら、11人に徹底取材。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
安い契約金・年俸、多くを期待されず、待遇だけでなく機会にもめぐまれないプロ野球のスタート地点。そこから自らの可能性だけに賭け、生き抜くための自分だけの武器を見いだし、磨いて、一流の粋に達した選手たちがいる。徹底取材による、矜恃あふれる十一人の物語。

【目次】(「BOOK」データベースより)
1番 島田 誠ー世界の福本を震撼させた“サイクル盗塁”
2番 平野 謙ー西武黄金期を支えた“犠打新記録”
3番 石井琢朗ードラフト外初の“二千本安打”
4番 長嶋清幸ーめっぽう勝負強い“小さな強打者”
5番 基 満男ー走・攻・守・センスの“1試合4二塁打”
6番 上川誠二ートレードを乗り越えた、いぶし銀の“ミートの天才”
7番 松本哲也ー新人王をもぎとった“育成の星”
8番 野口寿浩ー陰で光った“俊足の名捕手”
9番 大野 豊ー先発も抑えも超一流“二枚腰の左腕”
10番 清川栄治ー438試合連続救援登板の“リリーフ完全試合”
11番 加藤 初ー新人王、ノーヒットノーラン達成の“鉄仮面”

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
澤宮 優サワミヤユウ
1964年、熊本県生まれ。ノンフィクション作家。青山学院大学文学部卒業、早稲田大学第二文学部卒業。陰で懸命に生きる人物をモチーフに、スポーツから文学、歴史まで幅広い分野で執筆。2003年1月に刊行された『巨人軍最強の捕手』で、第14回ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2011.10初版発行/2012.10.15読了】


【備忘録】
まえがき
・「艱難汝を玉にする」を身をもって証明した11人

1番 島田 誠ー世界の福本を震撼させた“サイクル盗塁”
・入団挨拶で宙返り披露
・入団当時の福田二軍監督〜ユニフォームを着ているときは厳しかったが、脱いだら優しかった
・常に2番手。記録には名前が残らないが、ファンの記憶には痛烈に残った

2番 平野 謙ー西武黄金期を支えた“犠打新記録”
・まずは投手としての入団
・守備位置が浅めなのは、内野手と外野手との間に落ちるヒットが投手にとって一番ダメージを受けるヒットだから、それを防ぐため
・バントは面白くない攻撃〜実際にバントをする選手は辛い
・投手前に転がすバントはほぼ100%進塁打になる
・バックスピンをかけるバントを何回か成功させたが、人には勧められない

3番 石井琢朗ードラフト外初の“二千本安打”
・(少年時代の)夢は巨人のドラフト1位

4番 長嶋清幸ーめっぽう勝負強い“小さな強打者”
・静岡県出身ながらも阪神ファンだった〜どうみても審判が巨人びいきに見えた。で、タテジマのユニが格好良く見えた阪神のファンに。
・入団時には阪神のスカウトも注目していたが、広島のスカウトの「東京や大阪とかの誘惑の多いところよりも、広島の狭いところで野球に打ち込んだほうがモノになる」という言葉に両親が納得
藤浪、北條らも誘惑に負けんなよ
・横浜、ヤクルト戦より、中日、巨人戦の方が燃えた
・1年を通じて3割を打つというのは技術だけでなく、準備もプラスされたものだと知ったのは阪神のコーチ時代に野村監督の下にいてから
・反骨精神はあっても、当時の野球少年なら王、長嶋へのあこがれがあったもの
>管理人的も世代が若干下ながらもようわかる

5番 基 満男ー走・攻・守・センスの“1試合4二塁打”
・地元阪神も獲得の意向を示したが、地元だと甘えが出るからとあえて九州(西鉄)へ
>今江がレギュラーになれて、広大があかんかったのはこれ?
・「野球選手が同情されるようになったらおしまい」と稲尾によく言われた
・江川攻略法「とにかく、三振しないように当てにいけば、勝手に調子が悪いと思ってくれる」
・相手が嫌がる野球をすること
・自分の考えが変わらないとやることも変わらない

6番 上川誠二ートレードを乗り越えた、いぶし銀の“ミートの天才”
・不器用な奴は一度覚えたら忘れない
・自分が頭を使い練習方法を工夫して伸び伸びやってきたから、コーチとしても上から押さえつけたくない
・自分で考える力を身につけさせること

7番 松本哲也ー新人王をもぎとった“育成の星”
・小さい頃のあこがれの選手は阪神の亀山努
・バットを体の回転で振りきること。その土台となる下半身をしっかりさせることが必要

8番 野口寿浩ー陰で光った“俊足の名捕手”
・古田の微妙なコースをストライクに見せるキャッチング技術にはかなわないが、脚力と肩の強さなら勝っていた
・日ハムに移籍後は正捕手〜強気のリード
・阪神では矢野の控えながらも、井川のノーノーや若手投手(上園やいわたた)を一本立ちさせた点など功績も

9番 大野 豊ー先発も抑えも超一流“二枚腰の左腕”
・砂浜で足腰が鍛えられた
・出雲信用組合では「知」の部分が鍛えられた
・抑えたことよりも打たれたことが頭に残る

10番 清川栄治ー438試合連続救援登板の“リリーフ完全試合”
・大商大の同期に川原新治(阪神に入団)がいて、そっちの方にスカウトの目がいったため注目されず
・広島入団時には寮のポストに「前川」と書かれていたほど(^_^;)
・リリーフでも27人連続アウトは自分しか知らなかった
・一回のチャンスを生かし必ず成功させるつもりでやれ

11番 加藤 初ー新人王、ノーヒットノーラン達成の“鉄仮面”
・(西鉄時代)ファンに胴上げされた最初で最後の選手
・もともと巨人ファンだったので巨人移籍は願ってもない話〜しかし、巨人の練習量は圧倒的(特によく走った)
・リンパ腫からの奇跡の復活

あとがき−生き抜くことの矜持
・最悪の状況でも、どうすれば自分の武器を磨いて生き抜いていけたのか〜自ら道を切り拓いてきた
・創意と工夫、知恵、頭脳、決断、そして想像を絶する努力

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posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 07:00 | 神奈川 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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