GM制の導入には賛成なんですが、人選がなあ。なんでこの人が「負広」と呼ばれているのか、坂井も南も知らんのかな?
むしろ、ファンの中からGM公募した方が良くね?
適任者はこの中にいるかもしれないし。→



あるいは、敵の敵は味方という理屈で、「巨魁」の著者 清武 英利 氏とか…
![巨魁 [単行本] / 清武 英利 (著); ワック (刊) 巨魁 [単行本] / 清武 英利 (著); ワック (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41wesinR0dL._SL160_.jpg)
(瀬戸山さんでもいいけど)マジでGMにならんかな?
と思っている虎系の人は自分だけではないはず。
事実、2日、歌舞伎町のロフトプラスワンで行われた“週刊朝日UST劇場オールスターズ in ロフトワンプラス第2弾「大放談!こんな男と熱帯夜」”の第1部〜「読売・巨人の明日はどっちだ!?そうだ、清武さんに聞いてみよう」を見てきた敗戦処理。さんのブログレポによれば、
質問:巨人以外の日本の十一球団で球団代表をやれるとしたらどの球団でやりたいか?
回答:(BOSの券を引き合いに出して)
「阪神でやりたいです。阪神でBOSを使えば、資金力があって人気がある訳ですから、必ず強くなります。BOSそのものは今日ここにいる皆さんでも出来ます。ただ、プライドの高い野球人の集団にどう浸透するか。それが一番難しいでしょう」
という感じの趣旨で答えていた。
と言っているのだから、球団の方からもオファーを出してみたら?
もっとも、阪神タイガースの伝統的な球団方針は(野崎さんが球団社長をやっていた時代を除き)「大正義読売巨人軍様が一番。ウチは2番でおこぼれに預かったほうがいい。(あるいは、世の中から批判を浴びそうなことは巨人を悪者にして、ウチはその庇護の下にいてのうのうとしていたほうが楽)」ということなんでしょうからそれはムリポかな?【阪神ファン歴≒年齢の古参ファンとしての実感】
中日ドラゴンズさんも(落合監督時代は別として)伝統的にそんな傾向にあるようだしね…
そういう大正義読売巨人軍様への依存体質がかっての暗黒時代(今もなりつつあるか、すでになってる?)を招いたというか、ファンも巨人を特別な存在として意識するのはもうやめましょう。
巨人戦でもないのに「クタバレ!讀賣!」と言ったりするのはね…
もっとも、巨人が嫌い>巨人以外のチームのファンという志向の人は仕方ないけど…
【ご参考】
・読売巨人軍は幸せだ!「清武問題とジャーナリズム〜創出版 30周年記念トークライブ/ジャーナリズム徹底討論第1部」(あい ウオッチ baseball!!−敗戦処理。ブログ)
・当ブログの清武氏前著2冊の感想文
〜2012.3.24 巨人軍改革戦記
〜2009.2.8「巨人軍は非情か」
>本書は、過去のこの2冊とかぶる部分がかなりありますね。
>本書はWACで、上記2冊が新潮社発行だからそれでいいのか…
ともあれ、一連の騒動は読売新聞内での政治部と社会部の権力闘争の一環?
清武英利「巨魁」(WAC)
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
だから私は、「鶴の一声」をどうしても許すことができなかった。“渡邉巨人軍”との2654日ー珠玉のインサイド・ノンフィクション。
【目次】
第一章 球界支配の終焉
「強盗してでもカネをつくるぞ!」
渡邉会長からの呼び出し
「たかが選手が」
古田の涙に負ける
第二章 回り道は近道だった
「代表! 来年はどうするんだ!」
社会部時代の手法
日本野球の翳りからの脱却
育成選手が新人王
第三章 「個人商店」からの決別
「清原を切れ」
小笠原への手紙
五番目の補強手法
坂本勇人を「外れ一位」で指名
第四章 渡邉流「爆弾発言」
堀の外の拡声器
ドラフト破り
「B群選手」からの発掘
第五章 三軍「フューチャーズ」の挑戦
「ハルウララでいいじゃないか」
「田んぼに看板を立てるようなものだ」
「気持ちの重心」という言葉
第六章 「WAR ROOM(作戦室)」にて
映画になった『マネーボール』
「ビッグツール」の発見
稼動しはじめたGシステム
澤村と斎藤の差は歴然
「この業界では誰も神様ではない」
第七章 読売新聞と巨人軍
「恐れられることだ」
「大震災こそ、読売のチャンスだ」
開幕延期の裏側で
第八章 最後の独裁者
「俺、辞表出すよ」
一時間半を超える面談
「これは破滅だぞ」
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
清武英利(キヨタケヒデトシ)
1950年宮崎県生まれ。立命館大学経済学部卒業後、読売新聞社に入社。社会部記者として、警視庁、国税庁などを担当。中部本社(現・中部支社)社会部長、東京本社編集委員、運動部長を経て、2004年8月より、読売巨人軍球団代表兼編成本部長。2011年11月18日、専務取締役球団代表兼GM・編成本部長・オーナー代行を解任される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
<2012.3.26初版発行・2012.8.12読了>
それにしても、(前著2冊でも感じてたけど)自己正当化の激しい人だ。
これじゃあ、ナベツネともぶつかるよ。
管理人的には(前身の「阪神優勝、巨人最下位」というブログでスタートしたのも、立場上)ナベツネを野球界の絶対悪だと思っているからで、敵の敵は味方という理屈でしか清武さんを支持できない。
ただ、前述のとおりこの人が行った球団経営の改革は他の球団も参考にした方がいいかも。
特に、阪神。
日ハムやヤクルトや広島はは独自の金をかけない方針で先を行っているし、中日もフロントはさておき現場は落合監督時代に「二番でいい」体質が払拭されたし、それ以外の球団はよくわかりませんが、阪神が一番遅れていることは確かじゃないかな?
【備忘録】
第1章 球界支配の終焉
・私は巨人軍に出向してから、靖国神社で買った湯呑みを愛用するようになっていた
苦しいこともあるだろう
云い度いこともあるだろう
不満なこともあるだろう
腹の立つこともあるだろう
泣き度いこともあるだろう
これらをじっとこらえてゆくのが男の修行である
(山本五十六「男の修行」)
・背広組は「フロント」ではなく「バックス」と呼ぶほうが当たっているのではないか
・一場事件で阪神もとばっちりを受けたのは、野崎社長がナベツネに逆らって2リーグ維持を主張したから
>野崎さんカムバック!!!
・球界再編騒動の時点で、渡邉と巨人が球界を支配した時代は終わりを告げた
第2章 回り道は近道だった
・ナベツネに意見を言える氏家氏(日テレ元会長)「若手の活躍が、若い女性や子供のテレビ回帰につながる」
・新聞記者の多くは(元々どこでもいいから記者になりたかっただけなので)記者魂はあっても愛社精神にかける
・巨人軍に出向して、こんなに野球が好き、巨人が好きで仕事をやってる人がいるとはとカルチャーショック
第3章 「個人商店」からの決別
・ナベツネの気まぐれ?に翻弄された清原(いらないといって、再び活躍しだしたら長期契約で残すし…)
・ナベツネはそもそも野球界に疎く、巨人の選手やコーチの名前すら覚えていない
・使い捨ての渡邉流
・自分が来てからは補強傾倒から、育成と補強の二本柱に、将来的には育成力をコア・コンピタンスにすることを目標にした
・進取の精神は巨人の伝統
・しかし、やりすぎるとナベツネがひっくり返す⇒出る杭は打たれる
・それでも、育成力強化へ
・ナベツネ「負ける試合を見るのはイヤ」
第4章 渡邉流「爆弾発言」
・資金や人脈に頼る希望枠の青田買いは、しばしばアマ選手の急速な成長に対応できなかった
(下位選手の伸びしろを見誤る結果に)
・巨人で評価の低かった「ワンクッションタイプ」(大学や社会人での成長を見守る)の選手(B群)
〜金本、赤星、新井、鳥谷、青木、井端、里崎、和田さま、谷、小坂ら他球団に入って主力になった選手がかなりいた
〜高校時代には体格に恵まれていないから見送った選手が多かった
・高校時代から評価が高くてドラフト1位指名され、期待通り中核選手に成長した選手(A群)
〜松井秀喜、桑田真澄、清原和博、松坂大輔、涌井秀章、ダルビッシュ、田中まーくんら
第5章 三軍「フーチャーズ」の挑戦
・仰木「先入観なしに選手を見るには、選手自身が結果を出す場(チャンス)を作るしかない」
・その機会を増やすため「フーチャーズ」創設
・井上ひさし「自分にしか書けないことを、誰にでも分かる文章で書くことが、名分の極意である」
第6章 「WAR ROOM(作戦室)」にて
・セイバーメトリクス手法の活用
〜RC27(その選手だけでチーム編成をした場合、1試合が終わるまでどれだけ得点を上げることができるか)
(2009年の巨人では1位 小笠原 7.6、2位 谷 7.5、3位 阿部 7.1)
・日本では数値より、長年培った勘に頼りたがる傾向
・これから採ろうとする選手の数値評価ができれば、声の大きな人に左右されることもなくなる
・過去にも青学の石川投手を自由枠で採る話が進んでいたものの、(長嶋監督の意向で)日南学園の寺原投手に方針転換したこともあるし…
・澤村を取りに行ったときは、原監督の大石取ってという要求を数値的に澤村の方がいいことを証明し、あきらめさせた
・渡邉「遊撃と二塁はどちらが一塁に近いんだ?」
・技巧派投手は捕手のリードにかかってくる
・この業界では誰もが神様ではない
第7章 読売新聞と巨人軍
・渡邉「上に立つ者は部下に慕われかつ恐れられなければならん。どちらか一方なら、恐れられることだ」
・渡邉「一茂は長嶋家とのパイプ」
・2001年の米テロの際のMLBセリグコミッショナー「野球は小さいけれども、人々が悲しむとき、連帯するとき特別な役割をはたすことができる」
・世論がいつも正しいとは限らない。しかし、ファンあっての興行
・ナベツネには「(2011年)開幕を延期したほうが巨人には有利」と言って説得
第8章 最後の独裁者
・ラミレスは監督批判をして去っていった
・伯父がクジを外しては格好がつかないと考えていたのだろうか?
・球団オーナーでもなく、野球の現場も知らない奥の院のドンが、数百万人のファンを抱える球団を牛耳る姿は正常なのだろうか。大病根を目を開けて見据えるべきではないか
他の方の書評はこちらからも。
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【8/20の高校野球(準々決勝)】個々の試合のさらに詳しいことは、五輪メダリスト銀座パレードの件や女子野球ワールドカップ日本3連覇の件も含め、こちらをご覧ください。
第1試合:光星学院(青森) 3 ― 0 桐光学園(神奈川)
第2試合:大阪桐蔭(大阪) 8 ― 1 天理(奈良)
【8/19のパ・リーグ】
◇西武6―2楽天
西武が今季初の6連勝で首位浮上。同点の6回、5連打を含む6安打で5点を奪い、勝利を決定づけた。楽天は田中でも勝てず3連敗。
◇ソフトバンク10―8オリックス
ソフトバンクは4月10日以来、今季2度目の5連勝。新人の武田は無傷の4連勝を飾った。オリックスは引き分けを挟んで5連敗。
◇ロッテ2―1日本ハム
ロッテが連敗を4で止めた。7回に根元の三塁打で均衡を破り、角中の適時打で2点目。日本ハムは9回の反撃もあと一歩及ばなかった。
>パ・リーグは1チームを除いて混戦。
>その残る1チーム。監督の去就問題が出てくるのはむべなるかな…
【8/19のセ・リーグ】
◇阪神7―1ヤクルト
阪神が5カードぶりの勝ち越し。同点の9回2死三塁からの暴投が決勝点。関本の2点二塁打など、長短5連打で一気に突き放した。
◇巨人4―3広島
巨人が9回、阿部のソロ本塁打でサヨナラ勝ち。6回以降を無失点でしのいだ救援陣の力投が実った。広島は8回2死満塁の好機を逸した。
◇DeNA2―0中日
DeNAは10回2死二塁で内村が適時打、さらに満塁として押し出し四球で2点目。昨季から続いていたナゴヤドームでの連敗を11で止めた。
>一方、セは圧倒的1位、2位はほぼ決まり?
>5位と6位もかな?
>CS枠残り1つがまだわかりませんが、勝率5割未満での日本シリーズ進出ってあり?
【8/19 2012J2第29節(総括)】
J2第29節が、12日に各地で行われた。
首位に立つ甲府は、アウェーで富山と対戦。16分に富山に先制点を許したが、50分に柏好文が同点ゴール。1−1の引き分けに持ち込んだ。
同勝ち点で並ぶ、2位の東京Vと3位の湘南の直接対決は、ホームの湘南が56分にキリノのゴールで先制した。しかし、東京Vも76分にジミー・フランサ が同点ゴール。1−1の引き分けに終わった。また、東京V、湘南と勝ち点で並んでいた4位の京都は宮吉拓実と中村充孝の得点で2−1とホームで横浜FCを 振り切っている。
この結果、勝ち点57で甲府の首位は変わらず、2位に勝ち点55で京都が浮上。ともに勝ち点53の東京Vと湘南は、得失点差で上回る東京Vが3位、湘南が4位となっている。<順位表>
■J2第29節
栃木 0−0 草津
町田 1−0 徳島
松本 0−0 熊本
鳥取 2−1 千葉
北九州 4−2 福岡
湘南 1−1 東京V
岐阜 1−2 岡山
京都 2−1 横浜FC
愛媛 1−2 山形
水戸 2−1 大分
富山 1−1 甲府
>J2も上の方と下の方で混戦
>とは言いつつも、上の方(昇格プレーオフ圏の6位以内)は上位10チームに絞られ、
>下の方(JFL降格)は4チームで、残る8チームは蚊帳の外?
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タグ:GM
一点だけ。
清武氏に関しては“球団代表”としてはともかく、GMとしてはどうかなと思います。瀬戸山氏にしても同様。
コメントありがとうございます。
清武氏、瀬戸山氏については、中村勝広氏GM就任の報道に、制度を作っても中身が伴わなければ意味がないと思って、他球団で実績を上げた人を引き合いに出したまでで、彼らにはむしろGMよりもさらに上の「球団代表」として球団経営全般を任せてしまった方がいいかもしれません。
ともあれ、阪神タイガースに足りないのは第三者的な立場で客観的に観る視点だと思うので、監督、コーチ、スカウト、トレーナーなどよそで実績を上げた人を積極的に起用すべきかと。