オリックス、コツコツ加点で白星〈3日のパ・リーグ〉さらに詳しいことは、WBC参加?不参加?問題の進行状況や、歳内なんで登録抹消?とかいう件も含めこちらもご覧いただくとして、
◇オリックス4―3楽天
オリックスは1回、後藤の中犠飛で先制すると、小刻みに加点。継投で逃げ切り、引き分けをはさんで2連勝。楽天は今季最多の借金7。
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特段の話題がないときの書評シリーズで今回は「なぜ日本は破綻寸前なのに円高なのか/藤巻健史(著):幻冬舎(刊)」の件。
著者にとっては円高バブルがはじけたほうが得なんですね。
ということは十分理解できました。
この手の極論は誰得?という視点を持てばいいんでしょうね。
藤巻健史「なぜ日本は破綻寸前なのに円高なのか」(幻冬舎)
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
今は円暴落前の「嵐の前の静けさ」。「円」資産のみでは危険すぎる。「為替」がわかれば「資産」を防衛できる。
【目次】(「BOOK」データベースより)
1 国力が弱いのになぜ円は強いままなのか
2 それでも2012年が円安になる理由
3 個人はどう対処したらよいか
4 円安政策、時すでに遅し
5 一足先に地獄をみた国々
6 諸悪の根源は円高にあり
7 金融・為替に関するトンデモない誤解と嘘
付録 世界一わかりやすい「為替」の授業
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
藤巻健史(フジマキタケシ)
1950年、東京生まれ。一橋大学商学部を卒業後、三井信託銀行に入行。80年に行費留学にてMBAを取得(米ノースウエスタン大学大学院)。85年米モルガン銀行入行。東京屈指のディーラーとしての実績を買われ、当時としては東京市場唯一の外銀日本人支店長に抜擢される。同行会長から「伝説のディーラー」のタイトルを贈られる。2000年に同行退行後は、世界的投資家ジョージ・ソロス氏のアドバイザーなどを務めた。1999年より一橋大学経済学部で非常勤講師として毎年秋学期に週1回の講座を受け持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2012.1.25第1刷発行/2012.7.10読了】
【備忘録】
1 国力が弱いのになぜ円は強いままなのか
・「円が避難通貨と”誤解”されて買わされている〜日本の財政危機はユーロ諸国より格段に深刻
・円が買われる理由なんて本当にいい加減なもの
・日本企業の問題点〜日本が社会主義的国家だから
・日本人があまりに海外投資をしないから円高になる〜日本にはドルを買う主体がいない
2 それでも2012年が円安になる理由
・現在の国債価格は高すぎる(長期金利が低すぎる)
・財政破綻により、円バブルもはじける(国債入札未達が風船に突き刺す太い針になる)
3 個人はどう対処したらよいか
・海外へ資産を避難させよ>著者の本音w
・米国は経常赤字でありながら、配当金・利子は出ていく分より入ってくる方が多い。ゆえに、ドルは暴落しない>現実は?
・ユーロは固定相場制に無理がある以上、いずれ崩壊
・中国の人民元は為替規制があるゆえ預けるのはともかくおろすのが簡単にいかない
・年寄りは海外分散投資を、若者は英語学習を>ここだけおさえればあとはスルーで可
4 円安政策、時すでに遅し
・為替のレベルが実体経済のレベルに合っていれば動かすのは難しいかもしれないが、実態経済にそぐわない為替は動かせる!
・重要なことは、議論をして意見を述べ合うこと。論理的にしゃべり、理があれば十分に意見が通る
5 一足先に地獄をみた国々
・「固定相場制」の国は必ず醜い目にあう〜為替は景気とともに動くべき
・通貨が安定しないと、経済発展に必要な外国の資本が入ってこない(新興国の場合)
・ユーロは固定相場制の壮大な実験ゆえ、必ず崩壊する
6 諸悪の根源は円高にあり
・産業の空洞化、シャッター通りの増加、東京と地方の格差
・自殺者急増、大学生の就職難〜円高で外国人の賃金が安くなり、日本人が仕事を失っているから
・景気悪化の原因はデフレであり、その元凶は円高である
7 金融・為替に関するトンデモない誤解と嘘
・日本が経常黒字なのは所得収支が大きな黒字だから〜物+サービスの収支は赤字
・著名人発言は曲解されてマーケットを動かす
・為替は米国の陰謀で動かせるわけない>さっき言ってたことと違う?
・ヘッジファンドは徹底的な時価会計をやっているので、期末に株を売るようなことはない
・為替変動リスクのヘッジはヘッジファンドでやればいい