【パ・リーグ(予想→実際の結果)】
優勝:埼玉西武ライオンズ→北海道日本ハムファイターズ
2位:オリックスバファローズ→埼玉西武ライオンズ
3位:福岡ソフトバンクホークス→◯
4位:北海道日本ハムファイターズ→東北楽天イーグルス
5位:千葉ロッテマリーンズ→◯
6位:東北楽天イーグルス→オリックスバファローズ
<的中2つ:順位誤差 10>
【セ・リーグ(予想→実際の結果)】
優勝:阪神タイガース→読売ジャイアンツ
2位:読売ジャイアンツ→中日ドラゴンズ
3位:ヤクルトスワローズ
4位:広島東洋カープ
5位:中日ドラゴンズ→阪神タイガース
6位:横浜DeNAベイスターズ
(的中3つ、順位誤差8)
昨年の予想よりは、パはハズレ。セは順位の的中率は上がったものの順位誤差(予想順位と実際の順位の差の絶対値の合計)は増加してます。
もっとも、阪神優勝は予想というより希望なので、本音ではセは巨人が優勝すると思ってました。阪神はよくても2位。最悪の場合はブービー争いするで。と思っていたんで、悪い方の予想が当たった?
ただ、中日は落合さんがいなくなって気が緩んで低迷すると思ったら、落合イズムは体に染み込んでいるんですね。なので、福留さんはぜひとも古巣へ復帰してくださ〜い!と思った次第で(^_^;)
一方、パは日ハムがいい方に、オリックスが悪い方に外れましたね。日ハムは吉川の覚醒が大きかったし、オリックスは坂口はじめケガ人がなあ。どん様は逆風に弱いし(´・ω・`)
もっとも、パは例年「どのチームも優勝から最下位までの可能性があります。」と逃げを打っておけばいいわけだし(^_^;)
このあたりの他の方の見解はこちらをご覧いただくとして、
↓ ↓ ↓
(Ser.6504・2822日連続更新)
ともあれ、こういう予想モノは後で検証して欲しいよね。
「日下公人が読む 2012年〜 日本と世界はこうなる」
ここまで楽観的になれる根拠は?
ちなみに、この「◯◯◯◯年はこうなる」シリーズでは「2009年の日本はこうなる」の書評が当ブログにありますが(2009.5.25)、どこまで当たっているかというと(^^ゞ
もっとも、ブログでピックアップしたのは提言ばかりで、後年度版の書評で当たっているかどうかの検証をするつもりで書いているわけではないので、提言のほとんどが実行されてはないことははっきりしてるんですが…
さて、今年もあと残り2か月弱。日下先生の予想はどこまで当たるんでしょうか?
「日下公人が読む 2012年〜 日本と世界はこうなる」(WAC)
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
日本は強い!ドル安円高はさらに進む!アメリカは衰退し、ヨーロッパは静かに死んでいく!中国は分裂・停滞に入る!そして、日本が直面している問題解決のヒントは。
【目次】
第1章 東日本大震災で何が変わったか
リアリズムに目覚めた日本人
大震災で見えた日本精神
理想主義の化けの皮がはがれてきた
日本の伝統文化に生きる精神の深さ
ごまかしながら取り入れてきた西欧化
いつの時代も庶民のほうがリアリズムに立っている
英米仏のお先棒を担いできた進歩的文化人
第2章 アメリカ、ヨーロッパはもう立ち直らない
もはや欧米も中国も世界のリーダーたりえない
日本こそ新興国のリーダーにふさわしい
アメリカは自国に都合のいいルールを押し付けてきた
ドル安はさらに進む
大震災でアメリカは日本から金をむしり取ることができなくなった
ドイツ、フランス、イギリスなどヨーロッパ先進国はこれから先がない
非白人社会になるアメリカ
アメリカはもはや立ち直れない
中国は分裂・分解に向かい長期停滞する
ヨーロッパはヨーロッパ的な幸せの中で静かに死んでいく
第3章 世界中が日本にすり寄ってくる
日本は取り残されていない
生産拠点を海外に移すときに考えるべきこと
相手国にメリットがあるからこそ友好的になる
アジア諸国とうまくつき合うには現実的な目が必要だ
アメリカにいい顔をするだけの外務省
当面の中東問題などに日本はおたおたする必要はない
外務省を潰してその予算を福祉に回せ
日本人は「国益」といってもピンとこない
「友好親善」は国際外交の世界では自国の利益に誘導する言葉
インドを見習って原子爆弾を持てばいい
都市間競争時代に日本の大都市は世界一の底力がある
江戸時代の鎖国に見習うことも考えればいい
第4章 日本経済、これからどうなる
経済だけ発展すればいいという時代は終わった
「静止経済」の中で年収五百万円の幸せ
世界最高額に達した日本国民の貯蓄をどう活用するか
技術力の海外移転はいまのところ心配ない
日本的経営の原点に学べば日本経済のこれからが開ける
収入が三割下がってもそれなりの生活はできる
小型で安全なトリウム原発をつくればいい
原発の廃熱でさまざまな産業利用ができる
放射線の危険性は心配するほどではない
新十津川町建設の「復興精神」を見習え
これからの日本はこうなるだろう
第5章 日本が直面している問題解決のヒント
効果がないにもかかわらず財政出動してきたツケ
日本がギリシャのようになる心配はない
消費税を上げる前にやるべきことがある
大きな政府か小さな政府か
とにかく増税したい財務省
借金を返さないという方法もある
労働時間を増やせば財政赤字解消の突破口になる
年金、健康保険制度の根本的な解決法
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
日下公人(クサカキミンド)
評論家。日本財団特別顧問。社会貢献支援財団会長。三谷産業株式会社監査役。日本ラッド株式会社監査役。1930年、兵庫県生まれ。東京大学経済学部卒業。日本長期信用銀行取締役、(社)ソフト化経済センター理事長を経て東京財団会長を務める。ソフト化・サービス化の時代をいち早く先見し、日本経済の名ナビゲーターとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2011.12初版発行/2012.7.7読了】
【備忘録】
まえがき
・マスコミは「日本が孤立している」と書き、有識者は「日本は物笑いの種」と語り、外務省は「ODAが減少して日本の存在感はなくなった」というが、そんなことはまったくない庶民の世界が別にあったと、日本人はこの大震災のおかげで発見することができた。
第1章 東日本大震災で何が変わったか
・ルネッサンスより奈良、京都の仏像のほうがよっぽどすごいと思っている。それは精神の深さが違うからだ。
・これからの未来の文化を作るには江戸時代のほうがよほど参考になる
第2章 アメリカ、ヨーロッパはもう立ち直らない
・経済発展するためには「サイエンス・テクノロジー」に加えて、さらに大切なのは「モラル」(道徳〜勤勉、助け合い、感謝)
・経営者の顔つきは商売の信用の一番大事な要素
・日本は首相の命令がたとえ党利党略的なものでも下まで通る立派な国だとアメリカに覚えられている
・中国は何か買うあてがあってドルを大量に保有しているわけではないが、アメリカを揺さぶる武器には使える
・アメリカやイギリスでもファンドには正体(出資元)を明かさないと売買が規制されている。
(それで、海外からの乗っ取りを防いでいる)
・東日本大震災を契機に日本にはもう金はないと言っておけ
・ヨーロッパ各国は移民問題などでこれから先はない
(移民が増えると格差拡大など社会が不安定化する)
・アメリカはモラルのない国だからもう立ち直れない(ただし、州単位では別)
・中国も分裂・分解に向かい長期停滞する
第3章 世界中が日本にすり寄ってくる
・同じ仏教徒であるベトナム人やタイ人は、中国人より扱いやすいが、彼らは日本人よりしたたか
・日本が見返りもなく援助するのは世界の不思議
・最大量を最高価格で購入し最高の技術力と最高の消費市場をもった日本には資源問題など存在しない。対策は備蓄で十分
・いまや日本の大都市は世界レベルから見れば、生産、教育、遊び、衛生、治安、生活すべての面で効率がよく質が高い
・江戸時代の鎖国は、貿易はの相手国を限定し、かつ幕府直轄で行った
第4章 日本経済、これからどうなる
・日本の庶民には「少欲知足」が道徳として根付いている。欧米には進歩主義や発展信奉が根強くある
・日本的「信用」や「安心感」はバランスシートのどこにも乗らない
・未来を見るには「社長の顔」を見なさい
・トリウム原発なら、小型化・分散化できてウランよりはるかに安全
・原発を持つ気になればほとんどのことは解決してしまう
・活気ある日本にするためには、男女がお互いに結婚したくなるような人間になるのが第一。社会条件の改善はその後についてくる
・年金破綻の原因は人口構成の変化(少子高齢化)よりも、資産運用の失敗が大きい
第5章 日本が直面している問題解決のヒント
・効果がないのに財政出動を続けたツケが財政赤字問題
・消費税を上げる前に「国有資産の売却」と「ムダな公共事業のストップ」に方が先
・財務省が財政赤字問題を深刻に言うのは「予算の配分」と「徴税」という彼らの一番大きな権力を手放したくないから
・徳政令を今やっても日本人はあんまり怒らないのでは?
さらに、予想(&希望)をもう1件。
参考情報はこちらからも。
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