2012年07月25日

イチロー、ヤンキース移籍即古巣マリナーズ戦に出場の件を前振りに、@yonda4 456979713X[日本企業にいま大切なこと (PHP新書)]

昨日のエントリーで追記したイチロー、ヤンキース移籍の件。
セーフコフィールドでヤンキース戦がある直前のタイミングで発表だったんですね。
ユニフォームと背番号を51から31に変えて、8番ライトで先発出場。初打席でヒットを打ち、盗塁【4打数1安打】。ヤンキースが4−1で勝利し、先発黒田が7回1失点で10勝目

野球マリナーズ−ヤンキース(セーフコ・フィールド、19:10 日本時間:24日 11:10)
ヤンキース 000 300 010|4
マリナーズ 001 000 000|1
【投手】
(ヤ)黒田、ロバートソン、ソリアーノ−マーティン
(マ)ミルウッド、デラバー、キニー−ジェイソ
【責任投手】
(勝)黒田10勝7敗
(S)ソリアーノ25S
(敗)ミルウッド3勝8敗
【本塁打】
(ヤ)ロドリゲス15号ソロ
【戦評】
 イチローは「8番・右翼」で4打数1安打だった。内容は中前打(二盗)、二飛、一ゴロ、二直で打率2割6分1厘。
 黒田は先発で7回を投げ3安打1失点、1四球9三振で10勝目(7敗)を挙げた。防御率3.34。
 川崎は出場しなかった。
 試合はヤンキースが4−1で勝ち、連敗を4で止めた。
さらに詳しいことは(都市対抗決勝でJX―ENEOS(横浜市)が6―3でJR東日本(東京都)を下して4年ぶり大会最多の10度目の優勝をした件も含め)こちらをご覧いただくとして、
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移籍に関わる諸事情はともあれ、ヤンキースでワールドシリーズ制覇を願ってます
それが、日本人や日本企業に元気を与えることになるのだからという結論でまとめて、「日本企業にいま大切なこと (PHP新書)/野中郁次郎, 遠藤功 (著)」の件へ。
日本企業にいま大切なこと (PHP新書) [新書] / 野中郁次郎, 遠藤功 (著); PHP研究所 (刊)

この本を読むと、日本企業もまだまだ捨てたもんじゃない。

本野中郁次郎・遠藤 功日本企業にいま大切なこと」(PHP新書
成功しているグローバル企業の共通点、それは「日本的」であった! 本家本元・日本の強みをいまこそ自覚し、逆転の経営戦略を語ろう。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
情緒的、非効率、ガラパゴス…「だから世界では戦えない」と指弾された日本企業は、CSRにコンプライアンスと論理的・科学的経営を妄信してきた。ところがアップルやグーグルをはじめ世界に冠たるグローバル企業は、もはや「アメリカ型」に懐疑的。むしろ「共同体の善」「現場の暗黙知」といった日本の「当たり前」が注目されているのだ。日本人自身が忘れた「日本の強み」を自覚せよ。「知識創造理論」を広めた世界的経営学者と「見える化」を唱えた現場主義の経営戦略家が、海外に売り込める日本の価値観を語り合う。

【目次】
序章 日本の経営者は「実践知のリーダー」である――野中郁次郎
リアリズムなき日本政治は「失敗」の本質をくりかえした
イデオロギーがもたらす単眼思考
「実践知」を活かした戦時のリーダー
哲学が見えない原発停止要請
超法規的な「特区」が東北をよみがえらせる
「ワイズ・キャピタリズム」の重要性を発信せよ

第T部 成功している世界企業は「アメリカ型」ではない

第1章 リーマン・ショックと大震災で何が変わったか
●日本企業にはコモングッドの精神がもともと宿っている――野中郁次郎
 経営はたんなる「サイエンス」ではない
 「共同体の善」を重んじた日本黎明期の創業者たち

●いまこそ「エコノミック・アニマル」に立ち戻れ――遠藤 功
 追い込まれたことがプラスになる
 「超短期」と「長期」の2つのビジョン

第2章 横文字思考の“毒”
●コンプライアンスや数字から知恵や勇気は生まれない――野中郁次郎
 スティーブ・ジョブズの成功も「連続の非連続」
 「過去」のデータを分析しても「未来」は切り開かれない

●情緒的な国でどこが悪い――遠藤 功
 メールやセクハラ・パワハラがよい関係性を破壊した
 経験もないのに仮説なんか考えても意味がない

第3章 傷ついた日本の「暗黙知」と「現場力」
●イノベーションは平凡な日常からしか生まれない――野中郁次郎
 発想の基本は現場・現物・現実からの帰納法
 「創造とは一回性のなかに普遍を見ることだ」

●愚直なまでに「質」を追求する現場を取り戻せ――遠藤 功
 「体格」よりも「体質」で勝負する姿勢
 危機に際して明らかになった現場の潜在能力

第U部 海外に売り込める日本の「強み」

第4章 ムダが多いはずの「総合力」が生きる時代
●「ぶら下がり社員」を海外に送り込め――野中郁次郎
 「グローバリゼーション」は「ローカリゼーション」
 日本には深くて広い知が眠っている

●「ガラパゴス」こそ日本の「際立ち」の象徴――遠藤 功
 「縦の深さこそ日本の力だ」と発想を逆転させればよい
 「総花」とは異なる「戦略的な総合性」

第5章 世界に注目される共同体経営
●日本企業の価値観にいまになって欧米が近づいてきた――野中郁次郎
「プラクティカル・ウィズダム」は日本ではありふれた発想
 国を背負っているという気概が世界ではリスペクトされる

●モノや技術だけではなく「価値観」を売れ――遠藤 功
 日本の「当たり前」が海外では評価される
 中国人でさえ「株主価値至上主義」に違和感を覚えている

第6章 優秀な個を結集する「チーム力」
●モノづくりに“身体性”を取り戻せ――野中郁次郎
 知が継承される「アジャイルスクラム」
 知的創造には他社と共鳴し合う「場」が必要

●「日本的なもの」を素直に誇れる20代を活用せよ――遠藤 功
 「個性」と「連帯」を両立させた日本サッカー
 日本しか知らない人間には「日本のよさ」もわからない

第V部 スティーブ・ジョブズに学ぶ「日本型」リーダーシップ

第7章 意思決定のスピードをいかに上げるか
●社員をその気にさせる「大ボラ」を吹け――野中郁次郎
 経営トップに必要なプロデューサー的資質
 「マネジメントは教養である」

●「職場」という単位に回帰せよ――遠藤 功
 コンセンサス重視の弊害
 小さなヒントを大きなコンセプトに昇華させるセンスや能力

第8章 優秀なミドルをどう育てるか
●リーダーは自分の夢や失敗談を語れ――野中郁次郎
 適切な評価と内省を循環させる徒弟制度
 大いに飲み、議論し、ケンカをする

●現場が元気な会社は「ノリ」がいい――遠藤 功
 成功している課長は「はみ出す」ことを恐れない
 「遊び心」を仕事にもちこむ余裕がなくなった20年

第9章 賢慮型リーダーの条件
●「ディシジョン」ではなく「ジャッジメント」――野中郁次郎
 ルールなんて破るためにある
 重要な判断に多くは要らない

●危機に直面したときの行動で企業の品格は決まる――遠藤 功
 「OJT」を見なおそうとする動き
 政治が期待できないなら企業がやるしかない

終章 リーダーはつねに現場とともにあれ――遠藤 功
 「中央」と「現場」の鮮烈なコントラスト
 「平時の現場力」の重要性
 「中央」のエゴを押しつけるな
 いまこそ企業は「社会的責任」を果たすべき
 日本にカリスマ的リーダーは要らない


【著者情報】(「BOOK」データベースより)
野中郁次郎(ノナカイクジロウ)
1935年東京都生まれ。一橋大学名誉教授、カリフォルニア大学バークレー校経営大学院ゼロックス知識学ファカルティ・フェロー、クレアモント大学大学院ドラッカー・スクール名誉スカラー、(株)富士通総研経済研究所理事長。早稲田大学政治経済学部卒業。富士電機製造(株)を経て、カリフォルニア大学バークレー校経営学博士(Ph.D.)。南山大学教授、防衛大学校教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授などを経て、現職。「知識創造理論」を広めた世界的なビジネス思想家として知られる

遠藤 功(エンドウイサオ)
1956年東京都生まれ。早稲田大学大学院商学研究科(ビジネススクール)教授、(株)ローランド・ベルガー日本法人会長。早稲田大学商学部卒業。米国ボストンカレッジ経営学修士(MBA)。三菱電機(株)、米系戦略コンサルティング会社勤務を経て、現職。ローランド・ベルガードイツ本社の経営監査委員、カラーズ・ビジネス・カレッジ(CBC)学長、中国・長江商学院客員教授なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2011年9月発売、2012.7.読了】


【備忘録】
序章 日本の経営者は「実践知のリーダー」である
・チャーチルのリーダーシップの本質
1.「善悪の判断」を明確にジャッジメントする能力
2.他者と文脈(コンテクスト)を共有して共通感覚を熟成する能力
3.ありのままの現実を凝視する能力
4.本質や直観を生きた言語で再構成する能力
5.あらゆる手段を巧みに使い、概念を共通善に向けて実現する能力
6.賢慮を育成する能力
・乱世こそ英雄を生み出す
   
第T部 成功している世界企業は「アメリカ型」ではない〜第1章 リーマン・ショックと大震災で何が変わったか
・経営者は目先の変動にジタバタと一喜一憂すべきではない
・産業の裾野の広さと深さが、まさに日本の競争力

第2章 横文字思考の"毒"
・たんなる「モノ」ではなく、モノを媒介とした「コト」を生み出すことで新たな価値を提供することが大事
・「連続の非連続」〜行動の重視
・情緒的な国でどこが悪い〜経営と執行の分離/短期的成果主義/メール重視のコミュニケーション/セクハラ・パワハラの導入が日本企業をダメにした
・経験がないのに仮説なんか考えても意味が無い

第3章 傷ついた日本の「暗黙知」と「現場力」
・一見するとムダに思えるものであっても、遊びの部分を作って試行錯誤の余地を残しておくべき
・体質を犠牲にしてまで成長を追うことには意味はない〜個とチームの力を最大限に複合させること

第U部 海外に売り込める日本の「強み」〜第4章 ムダが多いはずの「総合力」が生きる時代 
・日本だけの「独自の進化」を恐れる必要はない。むしろそれが体質的な強みになる
・ローカリゼーションからのグローバリゼーション
・体格ではなく体質で戦うべき

第5章 世界に注目される共同体経営
・利益は追求するけれども、同時に理想も追求する。重要なのはそのバランス

第6章 優秀な個を結集する「チーム力」
・トップが部下に手本を示さなければならない。しかも、オープンな形で

第V部 スティーブ・ジョブズに学ぶ 「日本型」リーダーシップ〜第7章 意思決定のスピードをいかに上げるか
・社員をその気にさせる「大ボラ」を吹け
・イノベーションにつながる最初の点は現場にある
・井の中の蛙大海を知らず。されど天空の深さを知る

第8章 優秀なミドルをどう育てるか
・相互主観性とは、身体が共振・共鳴・共感し合わなければ生まれない
・「遊びココロ」を仕事に持ち込む余裕がなくなった20年

第9章 賢慮型リーダーの条件
1.良い目的を作る能力
2.「場」を作る能力
3.現場で本質を直観する能力
4.直感した本質を概念化し、表現する能力
5.概念を実現する能力
6.賢慮(フロネシス)を伝承、育成し、組織に埋め込む能力
   
終章 リーダーはつねに現場とともにあれ
・現場力を活かす復興のために、国・地域・企業の留意すべきポイント
1.復興ビジョンをいち早く示すこと
2.権限移譲を徹底させること
3.この復興期を人材育成の好機ととらえること


【関連書評】
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鈴麻呂日記
PHP新書『日本企業にいま大切なこと』(野中郁次郎・遠藤功著)で語られた「知の創造のために必要な相互主観性」に納得(栄枯盛衰・前途洋洋)
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タグ:イチロー
posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 06:00 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(3) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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