2012年04月24日

北京モーターショー開幕の件を前振りに、@yonda4 4794218745[2012年版間違いだらけのクルマ選び]

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昨日はプロ野球Jリーグも試合がなかったし、その関連で取り立てて取り上げたいトピックスもなかったので、こういうときは既に書きためてあった書評シリーズからブログ記事を。原則として、読了が早かった順でUPしていくのですが、今回は
昨日「北京モーターショー」が開幕したという件にからめて、「2012年版間違いだらけのクルマ選び/徳大寺有恒、島下泰久・著
2012年版間違いだらけのクルマ選び [単行本(ソフトカバー)] / 徳大寺有恒, 島下泰久 (著); 穂積和夫 (イラスト); 草思社 (刊)
この本の中では、世界の自動車メーカーは日本のモーターショーより中国(北京・上海)でのモーターショーに力を入れているようだし、実際の入場者数も中国のモーターショーの方が多くなったけれども、中国はこれから本格的にモーターリゼーションが始まる新興市場。日本は成熟市場だから、東京モーターショーは先進技術とかの「質」で勝負すべきだと、徳大寺氏が書いてましたね。

ともあれ、前に読んだ2011年版よりは内容は進化したような気がします。
とは言っても、島下氏の突っ込みが徳大寺氏より甘い感は抜けきれないので、当面はひとり立ちは無理でしょう。

それはさておき、三本和彦氏の後釜はだれ〜?

件のTVKの番組にしても、「新車情報」と時間帯が同じなだけで趣向がまったく異なっちゃったし…
岡崎さんより、藤島知子さんの方が三本さんの後継者に良くね?と思うのは自分だけでしょうか?

それと、(特にコンパクトカー、4ドアセダンでは)欧州車の方が魅力的で価格差がもっと縮まればひとたまりもないという見解にも同意。

本徳大寺有恒・島下泰久「間違いだらけのクルマ選び(2012年版)」(草思社
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
「クルマがつまらない」という時代が、もうじき終わるかもしれない。各メーカーが辛い時期を耐え忍びつつ播いてきた種が花開き、注目のクルマが続々と登場し始めている。日本車に再び、黄金時代が訪れるのか?激変期にあるクルマ界の今を、鋭く斬る。

【目次】(「BOOK」データベースより)
1 クルマ界はどうなる?
(国産メーカー奮起せよ!いま、クルマ界に激変が起ころうとしている/スズキとVW提携決裂 独メーカーと国産メーカーの提携は鬼門なのか?/トヨタの未来 困難の中でトヨタは変身しようとしている/円高と輸入車 輸入車価格が下がってきたら本当に脅威だ/クルマの所有コスト いくらなんでもクルマから金を取りすぎだ ほか)
2 3大特集
(ハイブリッドカー/中型セダン・ワゴン/東京モーターショー)
3 車種別徹底批評 国産車
4 車種別徹底批評 外国車
巻末付録 車種別採点簿

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
徳大寺有恒(トクダイジアリツネ)
1939年東京生まれ。成城大学経済学部卒。1955年から半世紀以上のドライバー歴をもつ。1964年日本グランプリでレーサーとしてデビュー。その後、トヨタワークスチームを経て、フリーの自動車ジャーナリストに。1976年草思社刊『間違いだらけのクルマ選び』で自動車評論の新境地を開拓、社会に衝撃を与える。以降『年度版間違いだらけ』を2004年まで刊行してきた

島下泰久(シマシタヤスヒサ)
1972年神奈川県生まれ。1996年よりモータージャーナリストとして活動を始める。走行性能だけでなく先進環境・安全技術、ブランド論、運転等々クルマを取り巻くあらゆる事象を守備範囲とした執筆活動のほか、エコ&セーフティドライブなどをテーマにした講演も行う。A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)理事。2011-2012日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。「ル・ボラン」「モーターマガジン」など数多くの雑誌に寄稿している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2011.12.25第1刷発行/2012.4.16読了】


【備忘録】
はじめに
・日本の自動車メーカーが早急に行うべきは魅力的な、ユーザーを熱くさせるクルマづくりである(徳大寺)

1 クルマ界はどうなる?
(国産メーカー奮起せよ!いま、クルマ界に激変が起ころうとしている〜徳大寺)
・いまの国産車にはどうしてもこれが欲しいとユーザーに思わせる決定的な訴求力がない
(トヨタの未来 困難の中でトヨタは変身しようとしている〜徳大寺)
・いままでの安かろうそこそこよかろうから、プラスアルファの魅力あるクルマ作りに進もうとしているように見える
(円高と輸入車 輸入車価格が下がってきたら本当に脅威だ〜徳大寺)
・特に、VWゴルフとポロが2割安になったら国産車(コンパクトカークラス)は多大な影響をこうむる
(クルマの所有コスト いくらなんでもクルマから金を取りすぎだ〜徳大寺)
・クルマは走ってなんぼのもん
(ドイツ車の未来 実はドイツ車の方が「ガラパゴス」ではないか?〜島下)
・ボディサイズが大きくなりすぎ(特に横幅)
・パワー競争もアウトバーン以外に使い道がない
(「クルマ離れ」を考える ママチャリ・グルマを作りつつクルマ離れを嘆く愚〜島下)

2 3大特集
(「ハイブリッドカー」というかエコカー)
・フィット・ハイブリッド〜デミオスカイアクティブが登場した今、相対的なインパクトが薄まった
>管理人は2011年11月に熊本でフィット・ハイブリッドをレンタカーとして運転⇒138キロ走って燃費は21.4km/L
>先代よりはしっかりした作りになってます。やっと自分の先代ポロ(9N)に追いついたかな
>車内の広さはポロ、スイフトよりいいです。ただし、先の2つと比べて(特に前の)見切りがよくないんだなあ。

・デミオ・スカイアクティブ〜フットワークも従来のデミオより改善。あくまでも素直に反応し、最後まで安定感を保ち続けている
>管理人は2011年2月沖縄でレンタカーとして運転⇒インプレッション(兼先代スイフト)
>燃費がイマイチでしたが、スカイアクティブではだいぶよくなっているだろうか?
>フィットと比べて車内が狭い(特に後席)のは軽量化のためだし、動きはいいですよ。

・VWゴルフTSIトレンドライン〜燃費だけじゃない。運転の感覚まで新鮮(音も静かで快適性も上々、右足の動きにダイレクトに反応)
>管理人的には値段が高いのと、幅が広い(1790mm)のが不満
>ポロで十分

・ハイブリッド技術に頼らないエコカーに好感大

(中型セダン・ワゴン)
・日本(国産車)では一番売れなくなっているのに対し、輸入車は最大の激戦区

(東京モーターショー)
・クルマ激変期への各社の備えが、出展車にあらわれる
・上海は量、東京は先端技術とかの質で勝負すべき(徳大寺)

3 車種別徹底批評 国産車
(コンパクトカー)
・この超激戦区で勝ち残るのは容易ではない(徳大寺)〜ヴィッツ、フィット、スイフトはおススメ。マーチが残念
(リーフ)
・クルマの本質鍛えて欲しい
(セダン・ワゴン)
・エンジンの見直しが急務なのでは?(徳大寺)
(ミニヴァン)
・日本人のミニヴァン好き、いつまで?(徳大寺)
〜5ナンバーミニヴァンは要は大きな軽自動車(全長4.7mX全幅1.7m、7人乗り、2.0L以内)
(SUV)
・マツダCX−5〜間違いなく2012年の目玉車種

4 車種別徹底批評 外国車
・BMW1シリーズ〜想像を超える進歩に驚愕し、感動した(乗り心地、フットワーク)
・FIAT500ツインエア〜激しい震動もほほえましく、MT版が欲しい
・より円高が進めば(国産車にとって)国内市場さえ危うい(徳大寺)

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posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 06:12 | 神奈川 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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