2012年02月28日

.@yonda4 479421832X[2011年版間違いだらけのクルマ選び]

本題に入る前に、Jリーグ(J2)開幕まであと5日。
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湘南ベルマーレの本拠地である平塚競技場も3月1日から「Shonan BMWスタジアム平塚」になるということで、(上の画像のとおり)看板・案内標識の類は既にかけかえれてました。

その「BMW」というのはあのドイツの自動車会社のことです。(スポンサーしているのは地元の販売代理店ですが)
ということで、今回はクルマ関連の書籍で2012年版も既に刊行されてますが、「2011年版間違いだらけのクルマ選び 」の方を。
2011年版間違いだらけのクルマ選び [単行本(ソフトカバー)] / 徳大寺有恒, 島下泰久 (著); 穂積和夫 (イラスト); 草思社 (刊)

この「間違いだらけのクルマ選び」シリーズ、2006年1月に最終版」が出て一旦休止。
最終版 間違いだらけのクルマ選び [単行本] / 徳大寺 有恒 (著); 草思社 (刊)
それから5年たって、コラム部分の半分+車種カテゴリーごとの寸評を徳大寺氏が、試乗記+コラム部分の半分を若手の島下氏が役割分担する形でシリーズ復活。

徳大寺氏が担当する部分はまだ切れがありますが、島下氏の試乗記は突っ込みが甘いですね…

本徳大寺有恒+島下泰久間違いだらけのクルマ選び(2011年版)」(草思社
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
終刊宣言より5年。ユーザーにとってもメーカーにとっても、クルマ界は先の見えない超激変期に突入した。クルマはどうなってしまうのか?新しい仲間を加えて、混沌としたクルマ界を見通すべく、復活。

【目次】(「BOOK」データベースより)
クルマ界はどうなる?
エンジンによる燃費競争−ハイブリッドに頼らない低燃費技術こそが今後の焦点だ(徳大寺)
ヨーロッパ小型車の活況−エンジンもスタイルも見事。それに比べて日本はどうか?(徳大寺)
世界の中の自動車ビジネス−日本はクルマ部品の下請け屋になってしまうかもしれない(徳大寺)
運転自動化の標準作り−自動運転の実現のため国産メーカーは発言すべきだ(徳大寺)
これからの日本車−愛着の持てるクルマを作れ。この一点に尽きる(徳大寺)
国産メーカーの戦略−「安くて良い」だけで勝負するなら必ず負ける(島下)
クルマと環境負荷低減−自動車交通のエコをクルマに押しつけ過ぎていないか?(島下) など

車種別徹底批評(国産車/外国車)
ソリオ=ユーザーを見据え練りに練った意欲作
プリウス=エコばかりを大事にしすぎじゃないか?
セレナ=トップセラーとして為すべき事を為せ
CR-Z=エコで運転も楽しい痛快なクルマ
VWポロ=またドイツにやられた…。溜息の出る1台
BMWミニ・クロスオーバー=「確かにミニだけど…」とモヤモヤする など

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
徳大寺有恒(トクダイジアリツネ)
1939年東京生まれ。成城大学経済学部卒。1955年から半世紀以上のドライバー歴をもつ。1964年日本グランプリでレーサーとしてデビュー。その後、トヨタワークスチームを経て、フリーの自動車ジャーナリストに。1976年小社刊『間違いだらけのクルマ選び』で自動車評論の新境地を開拓、社会に衝撃を与える

島下泰久シマシタヤスヒサ
1972年神奈川県生まれ。1996年よりモータージャーナリストとして活動を始める。走行性能だけでなく先進環境・安全技術、ブランド論、運転等々クルマを取り巻くあらゆる事象を守備範囲とした執筆活動のほか、エコ&セーフティドライブなどをテーマにした講演も行う。A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)理事。2011-2012日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【「間違いだらけのクルマ選び」シリーズ公式Twitter @machigaidarake
【2011.6.30第1刷発行/2012.2.14読了】


【備忘録(>管理人の見解)
はじめに(徳大寺)
ヨーロッパ車はいまだに世界の自動車をリードしている。それにくらべて日本車は相変わらず同じ(ヨーロッパ車のデザイン、メカニズム、コンセプト、これをいち早く採り入れ、お得意のコストをギリギリまで切り詰める生産技術によりハイクォリティに、しかも安価に作る。そして数を稼ぐ)。中国も甘く見てはいけない。

もうひとつのはじめに(島下)
「クルマ離れ」という言葉すら聞かれなくなるほど、社会全体がクルマへの関心を失った最大の原因は、結局クルマがつまらなくなったからということに尽きるのではないだろうか?
自動車メーカーも魂のこもったクルマ作りをしていないのでは?
いずれにしても、個人の自由な移動を保証する手段としてのクルマにはまだまだ担うべき役割、やれるべきことが山ほどある。
だとすれば、新たな時代に見合った自動車評論もまだまだ求められるはず。それがこの「間違いだらけのクルマ選び」が復活する理由。

PART1:クルマ界はどうなる?
・エンジンによる燃費競争−ハイブリッドに頼らない低燃費技術こそが今後の焦点だ(徳大寺)
>この本とは関係ないところで、ご参考⇒ウソをついている間に世界からとり残されて行く日本のエコカー(エコドライブ日記)

・世界の中の自動車ビジネス−日本はクルマ部品の下請け屋になってしまうかもしれない(徳大寺)
〜日本のライバルとなる国は日本の部品を使って完成車を組み立てる国なのかもしれない

・スズキの躍進−目を見張るクルマが続々。絶好調は偶然ではない(島下)
〜先代スイフトのヒットから皆の見る目が変わった
>管理人も当時の日本車では一番良かったと思いました【2006年3月九州旅行の際レンタカーで熊本空港〜熊本近郊〜八女〜柳川〜大宰府〜福岡郊外〜関門橋&関門トンネル〜北九州空港間を運転】
〜軽自動車もきちんとクルマになってきた
〜特に走りの面でヨーロッパをはじめとする海外市場を意識するようになったからだろう

・フォルクスワーゲンの攻勢−広告戦略大成功。だが旧来ファンを忘れていないか?(島下)
〜フォルクスワーゲン報道官って、まさにこども店長(トヨタ)の二番煎じ
〜VWの意図は「輸入車」の敷居の高いイメージを和らげること。
>管理人自身も一度乗ってみたら認識が変わり、2003年2月に先代ポロ購入
>あまり大きなトラブルなし。しいてあげれば、予期せぬ走行中のエンスト1回。リアウィンドーのしまりが悪かった(ゴムの取り付けを調整したら解消)。エアコンの冷気の温度調節を中間位置にしておくと、突然暖気が出てくる(一番低温にしてしばらく強めの風を出せば解消)。シートベルトの戻りがゆるいくらい。
〜マニュアルギアボックスが選べないのは旧来のファンに冷たいのでは?マニアックなファンは魅力を周囲に伝える大事な「口コミ報道官」であることをVWは片隅に置いて欲しい

PART2:車種別徹底批評[国産車]
・マーチ(日産)〜海外生産。心配通りの品質。これでいいの?
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〜タイ生産orz、アイドリングストップ以外に売りはない。1.2L直噴エンジン+スーパーチャージャー(VWのTSIみたいなもの)はヨーロッパ向けのみ(日本で販売予定がないのは残念)。誰にも受け入られるように作った結果個性がなくなった。

・フィット/フィット・ハイブリッド(ホンダ)〜広さと使い勝手で追随を許さない存在だが…
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>管理人は2011年11月に熊本でフィット・ハイブリッドをレンタカーとして運転⇒138キロ走って燃費は21.4km/L
>先代よりはしっかりした作りになってます。やっと自分の先代ポロ(9N)に追いついたかな
>車内の広さはポロ、スイフトよりいいです。ただし、先の2つと比べて(特に前の)見切りがよくないんだなあ。

・デミオ(マツダ)〜軽量化で大進歩。新エンジンにも期待
F1013980.JPG
>管理人は2011年2月沖縄でレンタカーとして運転⇒インプレッション(兼先代スイフト)
>燃費がイマイチでしたが、スカイアクティブではだいぶよくなっているだろうか?
>フィットと比べて車内が狭い(特に後席)のは軽量化のためだし、動きはいいですよ。

・スイフト(スズキ)〜定評の走りに磨き。足回りはまさに絶品
1205_SUZUKIスイフトスポーツ.jpg
>現行スイフトは未試乗ですが、次レンタカー借りるときこれを指定してみるか…

・ノート(日産)〜魅力あせない意欲作。いま買っても損はない(2005年登場)
管理人の社用車試乗記(2008.3.11&12)

・プリウス/プリウスα(トヨタ)〜エコばかりを大事にしすぎじゃないのか?
DSC_1674.jpg←新宿駅西口で見たプリウスαのタクシー

・リーフ(ニッサン)〜日産の本気EV。でも順風満帆ではない…
>リーフのタクシーはうちの近所でもよく走ってますが、タイヤの走行音しか聴こえない怖さが(^_^;)

・徳大寺有恒のひとこと〔セダン・ワゴンA〕〜スカイラインとレガシイがお勧めだ
〜車の基本は3BOXセダンだと思う
〜だけど国産の3BOXセダンに元気がない。国産メーカーの奮起を期待したい。

・軽自動車概論〜ワゴンR、タントの出来はさすが。だが…安全性をおろそかにしてはいけない。

・徳大寺有恒のひとこと〔ミニヴァン〕〜ニュー・エルグランドには感心させられた
〜昨今、政府の要人は4ドアセダンではなく、この種の大型ミニヴァンに乗るケースが増えてきてるようだ。自分が運転しない限り、乗り降りしやすいし、広くて楽ちん。
>まさにそうです

・徳大寺有恒のひとこと〔スポーツカー〕〜お勧めはスカイライン・クーペだ
〜昨今のスポーツカーには元気がないが、トヨタとスバルが共同開発中(注:本書上梓時)のFT-86
TOYOTA 86.jpg←2011年の東京モーターショーで発表されたTOYOTA86と、
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DSC_1675.jpgDSC_1676.jpg←スバルBRZ
(86は東京モーターショーにて、BRZは新宿の富士重工業本社ショールームで撮影)
>参考エントリー:スバルBRZは3/28、トヨタ86は4/6発売開始

PART3:車種別徹底批評[外国車]
・VWポロ(ドイツ)〜またドイツにやられた…。溜息の出る1台
〜日本のコンパクトカーの多くがいやでもコストダウンを意識させる中で、まるで別世界のようなハイクオリティ
>管理人の試乗記:クルマの1年点検のついでに新型ポロ(1.2TSI)に試乗
>クルマとしての出来はこのクラスでは世界一かもしれないけど、発売以来円高ユーロ安が進んでいるのに値下げしないのはなんだかなあ(商談の段階で値引きしてるのかもしれませんが…)
>というか、発売時点で既に本国価格に比較してかなり割高じゃね
【ご参考:車両本体価格の比較】
ドイツ日本
Comfortline EUR 14,525⇒¥2,130,000
Highline EUR 16,350⇒¥2,420,000

・VWゴルフ〜日本車との距離は本書創刊時から縮んでない
〜ハードウエアの完成度は圧倒的なレベル
〜GTIですら(日本では)マニュアルギアボックスや左ハンドルすら選べないし、クリーンディーゼルがないのが不満
>現行ポロのサイズが3995mmx1685mmx1475mm、ゴルフは4210mmx1790mmx1485mmとゴルフは大きくなり過ぎな気がします。

・BMWミニ・クロスオーバー〜「確かにミニだけど…」ともやもやする
〜全幅1790mmのミニって…
MINI4ドア.jpg

・徳大寺有恒のひとこと〔外国車〕〜小型車の充実ぶりに驚かされた
〜特にVWポロ(性能もさることながら、サイズが手ごろで値段が安い)
〜アウディA1にはまいってしまった(コンパクトカーとしては高いがそれでも欲しくなる)
1205_AUDI A1.jpg


【本書関連記事+ブログエントリー】
『間違いだらけのクルマ選び』が復活…徳大寺氏「クルマが心配だ」(Response) 2011.6.20
「間違いだらけのクルマ選び」5年ぶり復活(MSN産経) 2011.7.26
「間違いだらけのクルマ選び」復刊2011年版が売れてるそうです(編集者の日々の泡)2011.8.1
【巨匠】 間違いだらけのクルマ選び が復活!! 【徳大寺有恒】 (Sony 好きが語るblog) 2011.6.6
『間違いだらけのクルマ選び 2011年版』徳大寺有恒+島下泰久(シュートは撃たなきゃ入らない!) 2012.2.12

【徳大寺氏関連本書評過去ログ】
決定版 徳大寺有恒のクルマ運転術
最終版 間違いだらけのクルマ選び
徳大寺有恒からの伝言〜そろそろ、クルマの黄金時代の話をしておきましょうか
間違いじゃなかったクルマ選び 古車巡礼
間違いだらけのエコカー選び


ともあれ、
2012年版間違いだらけのクルマ選び [単行本(ソフトカバー)] / 徳大寺有恒, 島下泰久 (著); 穂積和夫 (イラスト); 草思社 (刊)
2012年」を見れば、また違った評価が出てくるかもしれませんので、そちらもいずれ読んだときに感想を。

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それと、「2012ベルマーレクィーン」の公式サイトでのネット投票は昨日締め切られ、あとはクラブでの面接を経て、開幕戦(3/4)の前に発表という段取りですが当ブログでのネット投票は開幕日までひっぱります
タグ:クルマ
posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 06:06 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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