2012年01月31日

.@yonda4 4023309583[ウルトラマンと「正義」の話をしよう] 神谷和宏・著

本題に入る前に、昨日は中日ドラゴンズが新ユニホームを発表。【球団公式
管理人はドラゴンズファンではないので、詳しいことはこちらをご覧いただくとして、
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ドラゴンズ(特にフロント)は、落合色を消そうと必死になってるなあということは感じるデザインだとは思います。落合時代は戦績では申し分なかったんですけど、あまりにもオーソドックスな野球で素人受けしないのが良くなかったんでしょうね。ナゴドではドアラのバク転を見たら(勝敗に関係なく)帰る人も多いようですし…

ということで、勝つことばかりが正義じゃないと、無理矢理「ウルトラマンと「正義」の話をしよう / 神谷和宏 (著); 朝日新聞出版 (刊)」の件に持っていきます。
ウルトラマンと「正義」の話をしよう [単行本] / 神谷和宏 (著); 朝日新聞出版 (刊)

結局、「正義」は人の数だけあると…

というのが、本書のテーマといっていいでしょう。

ちなみに、この著者の人。声優の神谷明さん神谷浩史さんの親戚ではないようで(^_^;)

本神谷和宏ウルトラマンと「正義」の話をしようウルトラマンと「正義」の話をしよう」(朝日新聞出版
現在、正義を問う議論が活気づいている。しかし、13年も前から、北海道で「ウルトラマン」を教材に、生徒たちに善悪とは何かを教えて来た教師がいた。「自然災害」「核開発」「領土問題」「民族問題」など、ウルトラマンシリーズに内包する“正義への問いかけ”は現代日本の諸問題とも大きく符合する。何が善で、何が悪なのか、何が真実の正義なのかーー。“ウルトラマン先生”の名物授業を再現する。

【内容情報】
『ウルトラマン』シリーズに目を向けた時、そこにはウルトラマンと地球平和という“善”があり、侵略者(=怪獣、異星人)という“悪”がある。しかし、その“善”は絶対的に「正義」なのだろうか?その“悪”は必ず倒されるべきものなのだろうか?シリーズ生誕から45年を経て今、『ウルトラマン』が伝えたかった「真実の正義」を説く。

目次
第1章 「正義」と『ウルトラマン』
第2章 ウルトラマンの「科学」と「自然」
第3章 近代化する日本と『ウルトラマン』
第4章 『ウルトラマン』に描かれた心の闇
第5章 反逆する大衆とウルトラマン
第6章 ウルトラマンとナショナリズム
第7章 ウルトラマンの正義

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
神谷和宏カミヤカズヒロ
1973年北海道生まれ。駒澤大学文学部国文学科卒。公立、私立の高校教師を経て現在、公立中学校教師。文学講読、現代思想による方法論などを用いた『ウルトラマン』の研究を行っている。『ウルトラマン』の学術的研究誌『紀要ウルトラマン批評』代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2011.7.30 第1刷発行/2012.1.15 一応読了】

一応読了と言うのは、この本自体は図書館で借りたもので、2週間の期限で読了出来ず、さらにもう2週間延長してたんですが、他の予約本が一挙に5冊借りられるようになったため、枠(最大10冊)をあけるべくやむなく返却する前に、後半ははしょって読んだからで…

【備忘録】
プロローグ
・実は「ウルトラマン」は、45年の長きにわたり、「日本」あるいは日本から見た「世界」の今日的な状況に目を向けさせ、世の中には簡単に善悪のジャッジを下すことが出来ない複雑で多岐な問題があることを伝える、問題提起に満ちた我が国のテレビ番組史上でも稀有なシリーズ

第1章 「正義」と『ウルトラマン』
・多くの場合物事には前後の脈略や背景があるので、「ある場面」だけを見て「善/悪」のジャッジをすることはできないはず

第2章 ウルトラマンの「科学」と「自然」
・「ウルトラ」シリーズでも、科学技術への憧憬の裏に潜む科学発展の暗部を描いている
・「ゴジラ」は日本が被爆国だからこそ作れた

第3章 近代化する日本と『ウルトラマン』
・・ここにきて「昭和30年代」をはじめ「古き良き日本」が懐古されるのは、多くの日本人が窮屈に過ぎる管理社会からの心理的な脱出を試みているからにほかならない。管理社会と化した現代への無意識な抵抗。

第4章 『ウルトラマン』に描かれた心の闇
・育った環境がいかなるものだったとしても、凶悪犯罪は許されるものではないが、その端緒は何だったのかを見定め、根本原因の解決を図ることが、悲しい犯罪者とその被害者を新たに生まないためにすべきこと
・ひとつの意見に簡単に傾かず、多くの人があれやこれやと意見を交わし、現状妥当と判断出来る意見は何なのかを考えなければいけない

第5章 反逆する大衆とウルトラマン
・現代社会に果たして宇宙人がうらやむような魅力、価値があるかどうか?
〜我々人間は今、宇宙人に狙われるほどお互いを信用していませんから

第6章 ウルトラマンとナショナリズム
・アメリカ的なナショナリズム【共通の敵を見出し、集団が結束して正義の仮面をかぶる】が、さまざまな軋轢を生み、その結果戦争が起こっているとも考えられる

第7章 ウルトラマンの正義
・ウルトラマンは「多神教」に根ざした日本的な物語
・「正義」という概念は、相対となる「悪」があって初めて成立するもの
・いじめられた側がさらに弱いものイジメをすることで、イジメの連鎖が起こる
・適度な上下関係は必要だが、暴君と奴隷の関係であってはいけない

あとがき
・「正義」はもともとあったものではなく、今日妥当であると思われている「正義」が未来にわたって「正義」である保証もない
・その時、その場に必要な「正義」を設定するためには議論が不可欠
・「中庸」「中道」の立場を非常に大事にすべき
〜常に逆の立場の意見にも耳を傾ける謙虚さが「極論」に走らないために重要なこと


【他の方の書評】
男45才経営コンサルティング会社社長の感動備忘録/有限会社キャタリスト軟式HP
〜「正義」と「倫理」を混同している

Some Like It Hot
〜「ウルトラマン」シリーズは単なる勧善懲悪ではない。ジャミラが登場する「故郷は地球」に代表される実相寺昭雄監督の作品では、ヒーローものを見ているのに心に長く残る哀しみや世の中への疑問が刻まれたものだ。神谷先生は「ウルトラ」シリーズを分析し、放送された当時の時代性や民族性、ナショナリズムなど多様な視点から名エピソードを解説している。今どきの中高生にこれらを題材にものを考えさせる試みはたいへん素晴らしい。きっといいことを教えてくれると思うのだ。

積読本は積読け!!
〜どうせだったら『ガイア』の「天の影 地の光」でアグルが地中に眠っていたゾンネルの命を犠牲にして地球を救った件だとか、映画『ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』にて純粋に子供を想って侵略に乗り出したバルタン星人を倒したコスモスというような、より簡単に善悪の判断がつき辛い事例を用いた方が生徒の視点にももっと自由度が増してさらに議論が深まると思うのですが。

奈良市の歯科医院 森歯科クリニックスタッフブログ
〜しかし、「ウルトラマン」で授業って・・・
と半信半疑で読み進めて行ったのですが、
これが意外と勉強になるんです
へー、何気なく観ていたし、
そんなこと考えもしなかったけど、
結構作り手は色んなこと考えてたんだなー


読んだ本とPCの使い方メモ
〜子供の頃、楽しみにしていたウルトラマンにも「哲学」が隠れていたことを思い出させてくれる本。
今、この本で考えると、いろいろな「正義」に関するエッセンスが詰まっていたんだと感心してしまいました。


Amazonでの評価


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posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 05:42 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(1) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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神谷和宏『ウルトラマンと「正義」の話をしよう』
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