などがありますが、そのあたりの詳細はこちらをご覧いただくとして、日ハムの中田翔選手が高校時代の同級生と結婚(asahi.com)
サブロー選手FAの補償で高口選手が讀賣に移籍(巨人公式)(ロッテ公式)
ムネリン、マリナーズとマイナー契約(スポニチ)
一二三選手が野手転向(タテジマに魅せられて)
新井さん 恒例の護摩行(スポニチ)
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新井さん、9年もやってってチャンスにあかんのなら、護摩行よりもこっちの本でも読んだ方が良くね?とノムさんの本の中から「考える野球 角川SSC新書 (角川SSC新書)」の紹介を(新書だから護摩行の合間に読んでもいいし(^_^;)
![考える野球 角川SSC新書 (角川SSC新書) [新書] / 野村 克也 (著); 角川マーケティング(角川グループパブリッシング) (刊) 考える野球 角川SSC新書 (角川SSC新書) [新書] / 野村 克也 (著); 角川マーケティング(角川グループパブリッシング) (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/31xuBA31JJL._SL160_.jpg)
この本には巻末付録に団野村との往復書簡が載ってますが、それ以外はほとんど今までのノムさんの本のどれかに書いてあったことではないでしょうか?
ノムさんの本は何冊も読んでいて、当ブログでも何回も取り上げているので、毎回同じことの繰り返しになりますが、どの本も同じようなことが書かれていて、かぶるところが多いものの、そのかぶるところが大事なのです。その
という面があるのと、野球だけでなく人生全般に適用できる教訓が導き出されているので、(目新しい内容がない限り立ち読みで済ますという人もいるようですが)新しい本が出るたびについつい読んでしまいますね。
もっとも、買うんじゃなくて図書館で借りるんですが(^_^;)
当ブログの書評が【備忘録】という名の気になった内容のピックアップがメインになっているのはそのせいでもあるし、とりあえず下書きしてUP(公表)は後日と言うパターンが多いのもありますが…
それと、本を読んで勉強になったと思っても実践で活かさないことには(^_^;)
野村克也「考える野球」(角川SSC新書)
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
才能があってもプロの世界で成功できない者がある。一方、そこそこの才能なのに一流に育つ者もいる。何故、こうしたことが起きるのか!?野村野球論の集大成。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 考える力が一流を生む
(プロで通用するか通用しないか/徹底することで一流になれる ほか)
第2章 野村野球の原点にあるもの
(打率2割5分を3割にするためのプラスα/無くて七癖の助け ほか)
第3章 リーダーとなる者の考え方
(会心の采配となったプレーオフ/奇襲、奇策ができる落合監督 ほか)
第4章 一流のチームを作る難しさ
(阪神フロントとの攻防/阪神久万オーナーとの会談 ほか)
第5章 プロ野球界を考える
(オールスターにみるプロ野球の誇り/江夏の「10」連続三振 ほか)/
巻末付録 野村克也・団野村「往復書簡」
(野球があったから、野村家があった/プロ野球に代理人は必要なのか? ほか)
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
野村克也(ノムラカツヤ)
1935年、京都府生まれ。1954年、京都府立峰山高校を卒業し、プロ野球南海ホークスに入団。以降、ロッテ、西武へと移籍し80年に引退。現役時代は一貫してキャッチャーとして活躍。65年に三冠王を獲得したほか、本塁打王9回、打点王7回など獲得タイトルは多数に及ぶ。南海では70年からプレーイングマネジャーとして監督とキャッチャーを兼務し、73年にパ・リーグ優勝。90年にヤクルト監督に就任し、9年間でセ・リーグ優勝4回、日本一3回(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
<2011.5.7第1刷発行、2011.12.24読了>
【備忘録】
はじめに−本物とは何か
・リーダーが考える要素の中で「好き嫌い」を入れると選択肢を狭めることになる
第1章 考える力が一流を生む
・新人選手が成功できるか否かは、技術的な要素よりも、「感じる力」「考える力」があるかないかの方が大きい
・プロの世界で成功して稼いでいくためには得意分野を見極めて徹底するしかない
・キャッチャー冥利に尽きるのは技巧派の方(過去には皆川、今の選手では西武涌井や日ハム斎藤佑)
・ピッチャーはスピードよりもコントロール(あるいは球種を増やすこと)を要求した〜野村再生工場(投手編)はバランスのいいフォーム作りから
・本格派投手とはバッターがストレートを待ち構えた所にストレートを投げて空振りの取れる投手(全盛期の金田、江夏ら)
・一流選手に共通するのは自己満足をしないところ
・稲葉は克則(当時明大)を見に行ったときにたまたまホームラン打って気になった法政の選手
・野間口には「お前は巨人に向かない」と言ったのに…〜即戦力でないとダメな巨人の伝統(高卒でも1〜2年?)
第2章 野村野球の原点にあるもの
・相手の癖を盗む
・目標達成の手段・方法というのは、本人が気付いてないだけで「いろいろある」〜結果論だけではダメ
・打たれたことを投手は忘れていないもの→攻め方を研究して変えてくる→データの重要性を実感
・巨人ファンだったが、巨人では捕手でレギュラーになれそうもないから(野球部の顧問の先生が在阪球団監督宛に推薦状を書いたこともあって)南海の入団テストを受けた
・現役時代にメジャー行きなんで考えたこともない。レベル差は歴然
・中心選手は注射を打ってでも出場すべき
・引き際も大切だが、欲があり結果を出せるうちは、選手寿命を延ばす道を考えて欲しい
第3章 リーダーとなる者の考え方
・限られた戦力でどのようにやりくりをするか、そこに指導者の個性が求められる
〜自分の監督生活の中では、頭を使い知恵を使うことが主
・ここ数年の監督では落合の働きがとても目につく(運の良さ、采配の独自性、奇襲・奇策の引き出しの多さ、選手の能力・素質を見抜く目)
・セオリーとは相手に応じて確率の高いプレーをすること
・昔は奇襲・奇策を最初に使うと面白いように決まったが、今はほぼ出つくしている〜監督で勝てる時代はとっくに終わった
・野球と言うのは確率のスポーツであるから、考えて動くことが大事
(管理人注:阪神の前監督があかんかった理由がようわかりました(^_^;)
・江夏、門田、江本の3人の厄介な選手に比べれば、他の選手はなんてことのない存在
・育成とは自信を育てること(阪神時代の井川)
・嶋は内角攻めを(仕返しを恐れて)恐がるからイマイチ
・キャッチャーは観察眼が大事、疑い深い性格でないと務まらない〜まずは適性を見極めること。ヤクルトにいた飯田みたいに仕方なくやっていた選手もいるのだから
・短期で監督を変えるのは、指導者を育てない
第4章 一流のチームを作る難しさ〜総括すればヤクルトで成功、阪神で失敗
・成功するのは理解を示してくれる協力者が必要
・阪神のフロントは特殊で結局協力体制を築けなかった
・選手獲得の基準もなかったし…
・努力だけでは得られないものを持っている選手をということで赤星・藤本という足の速い選手をなんとか取れた
・阪神の場合、一番良くないのが番記者〜勝てば選手をほめ、負ければ監督批判でファンの世論を形成
・楽天では三木谷はヴィッセル神戸と同じように監督を変えれば勝てると思っているのがダメ
〜新興企業が結果を急ぎたい気持ちはわかるが、野球とサッカーは違いより長期的な視野が必要
・勝つためには練習より実践での応用力(戦術・戦略が8割)
・今の巨人が強いのは相対的なもの。V9時代のような絶対的な強さは感じない
・V9時代にはONがいたが、今の巨人にはスターがいない。生え抜きの四番は松井秀喜まで。我慢して使うことが出来ないチームに思える。育成しても坂本や松本哲也は枝葉の選手
・真弓はチームのために選手をしかれなかった
・For the Teamの気持ちを持っている選手が多くいるところは強い。全力疾走はその姿勢の表れ
第5章 プロ野球界を考える
・ピッチャーイチローはオールスターの価値を毀損〜仰木は現役時代1回も出たことがないからそれがわからなかったのだろう
(管理人の所感は真逆で、お祭りだもの。普段見れないものを見せて欲しいところ)
・江夏の9連続三振→江川8連続→藤川3連続とだんだんスケールが小さくなっていく
・一流が一流を育てる〜ダルビッシュの打者の方のライバルは誰なんだろう?(管理人注:おかわり)
・昔は運動神経のいい男子は皆野球をやっていたが、今はサッカーとか他のスポーツにも流れているし
・プロとアマとの共存共栄体制が必要
・人間はひとりでは生きていけないし、人生はほとんど自分の思い通りにならないもの(組織も同様)
巻末付録 野村克也・団野村「往復書簡」
・野村克也は日本人選手のメジャー流出に反対なのに、義理の息子は代理人として先鞭をつけた皮肉
・義理の息子たちとうまくいったのは野球選手(兼監督)だったおかげ
・団「生きていくためにも通じる考え方を野球を通じて教わった」
・野村「自分のことを代理人任せにするのはどうなのか?野球だけに専念すればいいというものでもなかろう?」
・団「日本の野球選手が少年時代から上の者のいうことが絶対だと言う価値観のタテ社会で育ってきて、プロ選手になっていきなり契約交渉の場で自分の考えを主張するのはまずできない。ゆえに、交渉のプロが代行し、選手は野球に専念できる」
・団「野村監督の野球観は今のMLBに欠けている。ゆえに、野村監督をMLBの監督にしてみたいという思いもある」
・野村「自分がMLBの監督になったら、選手と(メンタル重視の価値観の違いで)もめるだろう。という以前に英語が出来ない。サッチーが通訳と言うわけにもいかんだろうし…」
・団「NPB関係者はNPBをもっと魅力あるものにするためにどうすればいいのか真剣に考える必要がある」






なお、湘南ベルマーレ関連では、当ブログの1/8付のエントリーで書いた後、松尾の札幌への完全移籍、佐々木のレンタル元(鹿島)復帰や松浦のFC琉球へのレンタル移籍など、今年はまだ入る人のニュースはないんですが、そのあたりの詳細はひろさんのところでINとOUTをまとめてあるほか、こちらもご参考に。
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