

昨日はプロ野球の試合がなかったし、他に取り上げる件も特段ないので、今回はこういうときのために下書きしておいた書評のUPです。
「イチロー式集中力 どんな時でも結果が出せる!」(PHP文庫)

児玉さんの一連のイチロー本は便乗商法ということは否定できないんですが、まずは、一部抜粋。
「瞬間リラックス法」をマスターしよう

また、集中力を途切らせたくなければ、睡眠の質や食事の栄養面が、気力を充実させて仕事の集中力を高めてくれることも理解しましょう。
このことに関しても、イチロー選手はサラリとこう言ってのけることができます。
「試合に出つづけるという意味で自己管理は必要ですが、ぼくらは高い給料をもらっているわけだから、体調管理は当たり前のことです」。
仕事の成果は、その人間の心理や体調をいかにベストにもっていくかという意識にも大きく左右されます。
つまり、あなたもチャンピオンのようにしっかりとリラックスをすれば、自然と集中力が発揮でき、仕事でも素晴しい成果をあげることができるのです。
ということで、某チームの選手たちもこの本を読んで、自分たちに足りないものは何かということを自覚していただきますように…
文庫本なら540円(消費税込)で買えますので、買って読んどくだけでなく、気になったところをいつでも読み返せるように持ち歩いた方が…
選手だけでなく、監督・コーチ・フロントやさらにファンの皆さんもね(^_^;)
特にファンの皆さん。現状に色々とご不満がありましょうが、
・自分でコントロールできないものにはこだわらない。
>監督の代わりに指揮できるわけでも、フロントに入れるわけでもなし…
>妄想レベルであれこれ言うのはかまいませんが…
・ネガティブ思考とさよならしよう〜否定的な感情を取り除くだけで、人は上昇し、集中力がつく。
・「出来なくてもしょうがない」は終わってから言うことで、途中でそれを思ったら絶対に達成できない。
>ということで、コ○ヒロや久×田が投げる前からブーイングするのは止めましょう。
>結果が悪くても(今の時期は)「次、頑張れよ」でいいじゃないですか。
>ただ、批判も改善提案があるならいいと思うし、それで気が済むのなら毒吐きもどうぞ…
>結果論と言われようとも、結果についてはファンには支配できる力も(勝利を信じて応援するくらいの)間接的なものに過ぎないし、そもそも結果責任ないじゃん…
イチロー式集中力 (PHP文庫) (文庫) / 児玉光雄
「本番は準備の確認にすぎない」「一つずつ、丁寧に、最後まで」など、どんな場面でも100%の力を発揮する方法をイチローから学ぶ!
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
年間200本安打記録を更新しつづける天才バッター、イチロー。なぜ彼だけが、ずば抜けた結果を持続させられるのだろうか?本書では、スポーツ心理学の第一人者が、イチローの“驚異の集中力”を分析し、そのしくみをやさしく解説。「本番は準備の確認にすぎない」「一つずつ、丁寧に、最後まで」など、“ここ一番で力を発揮”するためのノウハウが満載です。
【目次】(「BOOK」データベースより)
1 プレッシャーをはねのける〜プレッシャーを味方につけよう
(小さなことからはじめていく/準備を完ぺきにする/整理整頓をする/自分の感覚を大事にする/嫌なことから片づける/「没頭」しよう/視線を固定させる/感情をコントロールする/プレッシャーの中でも自主性を貫く)
2 ピンチを活かす〜ピンチのときこそチャンス!
(人の評価にまどわされない/結果に一喜一憂しない/不要なものを捨てる/他人と競うことに無関心になる/ピンチを楽しむ/執着力を持つ/何事もプラス思考で考える)
3 目標を明確にする〜目標を明確にすることが大きなポイント!
(目標を立てよう/目標を数値化する/目標は小刻みに立てる/目標を決めたら迷わない/脳の力を最大限に利用する/「正しい目標」を設定する/「宣言効果」を活用する)
4 メンタルコントロールをする〜メンタルコントロールが大切だ
(「コントロールできない要素」を排除する/否定的な言葉を吐かない/心を動かす仕事をする/直観力を鍛える/運を味方につける/「ゾーン」を手に入れる/プリショット・ルーチンを実行する)
5 リラックスをする〜リラックスが力をつける
(気分転換をしよう/「瞬間リラックス法」をマスターしよう/自分と対話する/家族愛をエネルギーに変える)
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
児玉光雄(コダマミツオ)
1947年兵庫県生まれ。鹿屋体育大学教授。京都大学工学部卒業。学生時代テニスプレーヤーとして活躍し、全日本選手権にも出場。カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)大学院に学び工学修士号を取得。米国オリンピック委員会スポーツ科学部門の客員研究員としてオリンピック選手のデータ分析に従事。過去20年以上にわたり臨床スポーツ心理学者として、プロスポーツ選手のメンタルカウンセラーを務める。また、日本で数少ないプロスポーツ選手・スポーツ指導者のコメント心理分析のエキスパートとして知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
(2010.11.18発行/2011.5.7読了)
<備忘録>
・イチロー選手の卓越したバットコントロールは決して真似などできないが、彼の「集中力」ならばその気になれば一般の人でも身につけることができる
・整理整頓のキーワード「ひとつずつ」「丁寧に」「最後まで」
・デニス・ウェイトリーの人生を成功させる9つの鍵
(1)楽観的に将来をみる。
(2)現実の不満に対して、建設的な姿勢をとる
(3)好奇心が強く、観察力も鋭い。
(4)胸襟を開いて多様さを受け入れる。
(5)夢想家であり、将来の構想を練ることができる
(6)冒険好きで、さまざまなことに興味を抱く。
(7)悪しき習慣に気づいたら、すぐにやめることができる。
(8)独自の思考を展開できる。
(9)全脳思考ができる。
・自分の信念を貫こう〜どんなときでも自分の信念を貫くことで集中力は磨かれる
・人に勝て<自分の目標に勝て
>イチローが首位打者より安打数にこだわるのはこれですね
・執着力がカギ
・制約やテーマがある方が、集中力が散漫にならず。物事をじっくり掘り下げて考えられる
>とは思えない指揮官もいますけど(^_^;)
・集中力を養う5つの目標達成テクニック
(1)達成時期を明確にし、宣言する
(2)月間行動記録をつける
(3)ゴールを妨げるもののリストアップ
(4)目標達成のためのバックアップリストの作成
(5)ゴールを思い浮かべ続けるイメージ力を持つ
・OUT:出来ないかもしれない、失敗するかもしれない/IN:自分は出来る!必ず成功する!
・相手の心を動かしたいという気持ちの土壌に集中力という大輪の花が咲く
・運やツキと呼ばれるものは、精一杯頑張った人に対する女神さまからのご褒美です
・プリセット・ルーティンとは、これをした後は必ず集中してしまうという行動のこと
・「必死で自分の個性を磨く」「目の前の仕事にしがみつく」




