昨晩は仙台、横浜で今季初ナイター。
仙台では乙武洋匡さんが始球式。
←こうやって投げるんだ!乙武さんすご〜い!被災者の方も勇気もらったと思いますよ。
一方、横浜のナイターの方の詳細は、現地にいたじんさんやJさんの生観戦記や管理人がいつも参考にしている南河内郎女さん、一虎者さん、かれいどさんのエントリーやこちらをご覧いただくとして、
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(Ser.5450・2298日連続更新)
(自分の場合は)仕事が終わって、携帯のワンセグをつけたらひらのんが三振で試合終了orz
少なくとも被災された阪神ファンの方々には勇気を与えられなかった試合内容であることは明らかかな?
【5/6のプロ野球】
<セ・リーグ>
◇横浜3―1阪神
横浜は2回、細山田の中前2点適時打などで3点を先制すると、先発山本は6回まで無安打無得点に抑え、8回1失点。阪神は反撃が遅れた。
◇巨人3―0中日
巨人は7回、坂本の適時打などで3点を奪い、継投で逃げ切った。中日は打線が振るわず、故障明けで今季初登板のチェンが終盤につかまった。
<パ・リーグ>
◇西武2―0楽天
西武は3回2死二塁、栗山の1号2ランで先制。新人・牧田がプロ初勝利を6安打完封で飾った。楽天は7回1死満塁の好機を生かせず。
◇ソフトバンク4―1日本ハム
ソフトバンクは9回、松田が決勝の2ランを放った。粘り強く投げた山田は3勝目。日本ハムのウルフは7回2死まで無安打投球も報われず。
BS-TBSさん、(イニング合間だから通常CMにしたいところ)ドアラのバク転OAしていただいてありがとうございました。しかも、、リプレイまで。ひねりを入れ過ぎて失敗だっだけど…
前振りが長くなっちゃいましたが、渡部昇一「日本の歴史」〈2〉中世篇―日本人のなかの武士と天皇 [単行本] / 渡部 昇一 (著)の紹介を。
学生ではなく社会人として歴史を改めて学ぶ上で、受験するわけではないのだから知識うんぬんより、その後ろにある背景を知ることが大事だと思います。
ということで、この手の歴史本に書かれた史実は史実として流して、そこから導き出された「教訓」は覚えておくものの、、細かい部分は忘れてしまってもかまわないかと(^_^;)
で、今回「教訓」にしたいのは
監督はお飾りでええよ。
ということかな(汗;
日本人のなかの武士と天皇
義経・正成はなぜ不死の英雄なのか?
武士の美学・天皇の神性はこうして形成された!
なぜ源頼朝は軍事蜂起に成功したのか。なぜ源義経と楠木正成は日本人にとって不滅の英雄なのか。平家の栄華と滅亡、血塗られた源氏の内部抗争、北条一族の盛衰、南北朝の奇妙な戦い、天皇家と勃興する武士階級の確執──。平清盛、八幡太郎義家、頼朝、義経、木曾義仲、北条政子、北条時宗、楠木正成、新田義貞、足利尊氏、足利義満等々、日本史上稀にみる英雄割拠の時代の意味を「武士の美学と天皇の神性」の関係から現代に蘇らせる。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 武家の台頭─平家の栄華
第2章 平家滅亡と血ぬられた源氏の抗争
第3章 北条一族の盛衰
第4章 建武の中興─楠木正成と日本人
第5章 混迷する南北朝
第6章 足利義満の野望
<著者プロフィール>
渡部昇一(わたなべ・しょういち)
上智大学名誉教授。英語学者。文明批評家。1930年、山形県鶴岡市生まれ。上智大学大学院修士課程修了後、独ミュンスター大学、英オクスフォード大学に留学。Dr. phil.,Dr.phil.h.c.(英語学)。第24回エッセイストクラブ賞、第1回正論大賞受賞。著書に『英文法史』などの専門書のほか、『文科の時代』『知的生活の方法』『日本史から見た日本人』『税高くして国亡ぶ』『指導力の差』『「東京裁判」を裁判する』『日本は「侵略国家」ではない!』『「パル判決書」の真実』『知的生活の方法・音楽篇』(渡部玄一・共著)などの話題作やベストセラー多数がある。
(2010.12.6 初版発行/2011.4.読了)
という観点に立って「備忘録」
第1章 武家の台頭─平家の栄華
・素人が軍事に口を出すとおかしくなる⇒文民統制の誤り
・天皇のご落胤と思われた清盛
・納豆の起源は、源義家の東北遠征の際に豆が腐って糸を引いたのを食べてみたらうまかったことから
第2章 平家滅亡と血ぬられた源氏の抗争
・平家が公家化して、川の水鳥の羽音にも恐怖感を抱くようになったのが衰亡の始まり(平家の夢の醒めはじめ)
◎幸田露伴「努力論」〜幸福を呼び寄せる三つの道
1.惜福〜いいことがあったときに、その福を使い尽かさず後の人のために残しておく(徳川家康、源頼朝)
⇒福が長続き
2.分福〜いいことがあったら自分だけで独り占めしないで、周りの人に分け与える(豊臣秀吉、平清盛)
⇒急速な成功につながる
3.植福〜とにかく日頃から善行を積んでおこう
・源氏の滅亡には、平家と比べて美学がない⇒ゆえに物語にもならない
第3章 北条一族の盛衰
◎「下剋上」というより「フィギュアヘッド現象」
⇒建武の中興以前の北条氏(天皇、将軍はお飾り)
・源頼朝の実質主義、慣例主義をもとに成文化した、北条泰時の「貞永式目」(御成敗式目)
⇒神を尊び、仏を尊べ。頼朝は裁判が公平
・律令と式目の相違は、式目優先
・建前は律令
・北条政子によって、時代の女性観が変わった(平安時代より「貞操」重視に)
・第1回の国体変化:用明天皇時代(585-587)の仏教改宗(仏教を受け入れつつ従来の神道も捨てない)
・第2回の国体変化:源頼朝の鎌倉幕府開幕(土地所有者の任命権が幕府に移り、宮廷には実質上の支配権はなくなったが、古代律令は廃止されず、天皇は残った)
・第3回目の国体変化:承久の乱以後、皇位継承を幕府が管理
(国体は変わっても断絶はしていない)
・鎌倉時代後半蒙古襲来以降公平迅速な裁判が行えなくなり、幕府は弱体化へ
第4章 建武の中興─楠木正成と日本人
・日本の皇位争いの特長
1.主権争いは必ず皇室内で起こる
2.皇族以外の者は天皇にならない
3.いくらもめても外国からの干渉はない
・小さな抵抗によって天下の大勢が変わることは歴史上ままある
・足利尊氏は「錦の御旗」の軍事的価値を認めた最初の武将
・無駄死にとも思えるメンタリティが日本人には根強く存在
第6章 足利義満の野望
・天皇になろうとしたものはなぜか急死…