2010年08月24日

【書評】西原理恵子/この世でいちばん大事な「カネ」の話

昨日はプロ野球もJリーグも試合がなかったのですが、関連ニュースがないわけではないので、詳しいことはこちらをあたってみてください。
  ↓  ↓  ↓
banner_21.gifにほんブログ村 野球ブログへにほんブログ村 サッカーブログへblogram投票ボタン(Ser.4932)
当ブログでは、いつもの試合のレビューに代えて、7/11読了の本の紹介をしますけどね…
この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)

  • 作者: 西原 理恵子
  • 出版社/メーカー: 理論社
  • 発売日: 2008/12/11
  • メディア: 単行本


TVドラマ化されるから読んだわけじゃないんですが…

西原さんのマンガで解説する経済本だと思って読んでみたら、自伝じゃありませんか…

タイトルと内容が…

でも、そういう人生だったようで…

というか、破滅願望が…


本西原理恵子著/この世でいちばん大事な「カネ」の話(理論社)
なぜわれわれは、子どもに「金」の教育ができないのだろう!? カネがなければ一家離散、カネがなければ一家心中。カネがなければ人生、貧しい。これは真実だ、ああそれなのに。経済学者やカネの地獄を見ないものにはけっして語れない、そんな、カネと労働のリアルをみつめ、人生の根本を哲学する書。

目次
第1章 どん底で息をし、どん底で眠っていた。「カネ」がないって、つまりはそういうことだった。
(「カネ」はいつも、魚の匂いがした/新しい町、新しい「お父さん」 ほか)
第2章 自分で「カネ」を稼ぐということは、自由を手に入れるということだった。
(高校を退学になった女の子/「お前は世界でいちばんいい子だ」 ほか)
第3章 ギャンブル、為替、そして借金。「カネ」を失うことで見えてくるもの。
(マンション一室、買えました。/ギャンブルの師匠、銀玉親方登場 ほか)
第4章 自分探しの迷路は、「カネ」という視点を持てば、ぶっちぎれる。
(「カネのハナシ」って下品なの?/育った町の、それぞれの「ぼくんち」 ほか)
第5章 外に出て行くこと。「カネ」の向こう側へ行こうとすること。(人ひとり殺すと、いくらですか?/スモーキーマウンテンの子どもたち ほか)

<著者>
西原理恵子
1964年、高知県生まれ。武蔵野美術大学卒業。大学在学中の88年に「週刊ヤングサンデー」にて『ちくろ幼稚園』を連載、漫画家としてデビュー。あるときはドライブ感あふれる筆致で体をはった強烈なギャグを豪快に展開する無頼派として、またあるときは、世の中の底辺でかろうじて息をしながら、それでも生きることの切なさと喜びを手放さずにいる人たちを静かに、ていねいに描いては深い感動を繊細に紡ぎ出す抒情派として活躍。戦場カメラマンであった亡き元夫とともに、世界のさまざまな場所を訪れては軽やかに、深遠に、ギャグを飛ばしつつ、人を深い内省へと誘う作品を生み出し続け、今もなお、さらなる漫画道を驀進する日々を送っている。97年に『ぼくんち』(小学館)で文藝春秋漫画賞、2004年に『毎日かあさん カニ母編』(毎日新聞社)で文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞、05年に『上京ものがたり』(小学館)『毎日かあさん』(毎日新聞社)で手塚治虫文化賞短編賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

いつものように、本書からピックアップ。
「貧困」と「暴力」は仲良し
・いつの時代も「若くてカワイイ」は女の子が世の中と渡り合うときの有効な武器
・男の子は「いかに自分は根性ある人間か」を回りに示すために、地元で盛大にはっちゃけるしかない
・人は将来に希望が見えなくなると、自分のことをちゃんと大事にしてあげることさえできなくなってしまう
・何かをやりはじめたときに誰もが最初にぶち当たる壁は、自分の実力を客観的に知ること
・高知のお笑いは海洋民族のノリ⇒出会い頭にウソをかます
・「才能」は人から教えられるもの
自分が間違ってないと思うのなら、相手が誰であろうとひるむことはない
・働いていれば、人間そんなにものごとを悪く考えたりはしない
・バクチに追いつく稼ぎなしを体感
・欲をかいている時点でもう負け⇒負けても笑っていられること
・みっともないときの方が、人間が見える
・人間は引き返せない生き物
・ギャンブルのために借金なんかしたら、行先は絶対に「地獄」
・鴨ちゃん「どんなギャンブルより、戦場の方がよっぽど大きいギャンブル。人の生き死にがかかっている」
・あぶく銭は身に着かない(相場の金もその類)
・身の丈にあった金銭感覚を失わないことが、破滅を防ぐ
・「カネ」=「人間関係」
・アルバイトと世界放浪は、男の子の必修科目
・女の子も人に頼る生き方はすべきでない
・自分の「真ん中」はどこにあるのか
・「貧乏人の子は貧乏人になる」「泥棒の子は泥棒になる」これが現実
⇒「貧困」とは直らない病気。貧困から抜け出すことを諦めることの継続
⇒そこから抜け出そうという希望が持てるか
・グラミン銀行が「貧しい人だってチャンスを与えれば、商売もできるし、借りた金もちゃんと返せること」を証明
⇒永遠の貧困という「負のループ」を断ち切るための試みを見届けていきたい
・「負のループ」だけは絶対に嫌だった
・人が人であることをやめないために、人は働く

他の方の書評はこちらからも探してみてください。
  ↓  ↓  ↓
banner_21.gifブログランキング・にほんブログ村へblogram投票ボタン
posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 06:08 | 神奈川 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本作は未読ですが、

>自分で「カネ」を稼ぐということは、自由を手に入れるということだった
>身の丈にあった金銭感覚を失わないことが、破滅を防ぐ

このあたりは和田一浩しく同意です(実感しました)
同業者やその周辺で、借金地獄や自己破産に陥った面子をつらつら思い浮かべると、「身の丈を知らない」人たちでした。
確かに好調のときって、それを己の実力=身の丈、と思い込み勝ちなのかもしれませんが……。
Posted by 何気シャツ at 2010年08月24日 10:34
>何気シャツさん
コメントありがとうございます。

誰でもお金のことでは、身につまされることはあるようですね。
Posted by 管理人 at 2010年08月24日 12:47
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/156022637

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。