8/12から15まで広島・大阪・神戸方面へ旅行のため、その間ネット環境にアクセスできない場合に備えて、既に読了した本の書評シリーズを指定の時間に自動UP設定にしておいてあります。



夏休み中の自動UPの最後は、2010.7.2読了のこの本で。

社長 島耕作の地球経済学 世界恐慌「日本人の覚悟」編 (KCデラックス)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/06/23
- メディア: コミック
HGホールディング代表取締役社長島耕作が書いたかのような本の構成にして、サブプライム危機以降の経済情勢と島耕作の初芝入社以降の日本経済の歴史、雇用・失業問題。最後には島耕作が語る「日本人の覚悟」として、これからの時代を生きる心構えが書かれてます。
社長島耕作の地球経済学 世界恐慌「日本人の覚悟」編(講談社)
覚悟を、極(き)めろ。
大不況はなぜ起きたのか?恐慌の嵐が過ぎ去った後に、何が見えるのか?
島耕作が解き明かし、島耕作が指し示す「経済危機」と「危機後の世界」!
●経済激震!再生の道を探れ!
経済危機はなぜ起きたか?/サブプライム危機とはなにか?/「証券化」のマジックとは?/オバマは世界を救えるか?/環境事業が世界を救う!?/日本の転換期は危機以前に訪れていた!/「危機後」に起きるエネルギー革命/産業構造の大転換を迫られる日本/新興国ブームはまだまだ続く?/「雇用不安」から抜け出すには/小泉・竹中改革が変えたものとは?/終身雇用システムが格差を拡大する
●島耕作が語る「恐慌時代の覚悟」
会社員でも「個人事業主」であれ!/「したい仕事」を真剣に考えよう!/競争相手は他人ではなく、自分自身だ/「経営者の感覚」で仕事を見つめなおせ/リストラは「可能性を試す」チャンスだ
●弘兼憲史が語る「島耕作と日本経済のあゆみ」
●特別収録!島耕作が語る「日本人の覚悟」
サラリーマン、いかに生くべきか?
以下、備忘録的なピックアップ。
・規制強化が景気を減退させた(耐震偽装問題後の建築基準法改正)
・環境事業に多大な経済効果あり
(予測が当たろうと当たるまいと、生活の仕方を省エネ、低環境負荷方向へ変えてくれるだけで経済的にメリットあり)
・弘兼氏いわく「社長の仕事はつまらなくてマンガにしにくい。dも、サラリーマンのおとぎ話だから最後には社長にしないといけない」
・ワークシャアリングを機能させるには「同一労働、同一賃金」の原則を徹底化すること
・若い世代にこれ以上の負担を求めるのは無理。消費税増税で高齢者にも負担してもらう必要がある
・仕事で成長し、仕事に育てられよう
・情報力とは好奇心と想像力だ


