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8/13の自動UP分は、2010.6.19読了のこの本で

日本経済を凋落させた七人 (家族で読めるfamily book series―たちまちわかる最新時事解説)
- 作者: 三橋 貴明
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2009/12/15
- メディア: 単行本
国の借金を国民の借金と思いこませた「財務省」のことを鵜呑みにしないことが大事ですね。
日本国の借金って、債権者が日本国民ですから、要は(国債がほぼ国内で消化できている限りでは)国民から税金から取り立てないで、借りるだけのこと。
と言い切る著者の主張にはナベQしく同意。
三橋貴明「日本経済を凋落させた七人」(飛鳥新社)
デフレ脱却の方策はこれしかない!
ベストセラー連発の気鋭のエコノミストが、経済のかじ取りを誤ったリーダーたちの「失敗の本質」を時系列で解説し、外需依存から内需主導の成長モデルへシフトするための、具体的方策を明らかにする。
【目次】(「BOOK」データベースより)
1 日本経済“停滞”の元凶
2 一人目─デフレ脱却の芽を摘んだ橋本龍太郎
3 二人目─財務官僚は無知なのか?
4 三人目─日本の危機に日銀総裁は何をやっていたのか
5 四人目─小泉改革は日本に何をもたらしたのか
6 五人目─竹中平蔵の過ちと日本が抱える真の問題
7 六人目─FRB前議長グリーンスパンの失敗
8 七人目─いつか来た道へと歩み出す鳩山政権
9 日本経済再生への施策はこれしかない
【著者】
三橋貴明
作家、経済評論家。1994年東京都立大学(現・首都大学東京)経済学部卒業。外資系IT企業ノーテルをはじめ、NEC、日本IBMなどに勤務後、中小企業診断士として独立。2007年、インターネット掲示板「2ちゃんねる」での韓国経済に対する分析、予測が反響を呼び、以後著作を多数刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
以下、ピックアップ
・企業が負債を減らすと、GDPは増えなくなる
・国債発行は、政府から民間への贈与
(政府が支出を拡大しなければ、民間の所得はもっと減っていた)
・公共投資の大幅削減が日本経済を低迷させた
・公共事業の有効性をうまく訴えられれば、景気にもいい影響
(財政健全化と公共投資悪玉論はひとつの線でつながる)
・日本の国債はほとんど円建てゆえ、財政破綻を心配する必要はない⇒ジンバブエも自国通貨建てだったから財政破綻しなかった
(国民に貸してるだけ。景気が好転しないと金利上昇の心配はいらない)
・日銀はインフレ恐怖症
・今の日本に必要なのはデフレからの脱却
・問題は政府の負債が増えているのに、GDPがあまり増えていないこと
・国民は債権者
・高齢者の貯まっている資産を使わせることが大事
・金融機関は利ざやの稼げるネタを探して「バブル」をまたどこかで発生させるはず
・米国も負債が米ドル建てである以上、通貨が暴落しても耐えられる
・苦しいときに個々が倹約することが、かえって全体の経済を縮小させている



* 日本国の借金って、債権者が日本国民ですから、
今は高齢者がお金を持っていて、企業や金融機関もまともな投資先がないから、国際が消化できていますが、これが永遠に続くわけではないですね。
目の前の選挙だけを考えた、政治家の甘い声にだまされてはいけないです。
当然ながら、「国際」は「国債」の誤りです。
コメントありがとうございます。
>これが永遠に続くわけではないですね。
1990年代からそう言われつつ、デフレが続いてなんとかもっているんでしょうかね?