2010年04月16日

4/15 巨人5−2阪神〜泥縄継投で逆転負けは悔いが残るので、阪神の首脳陣は小関順二「2010年版 プロ野球 問題だらけの12球団」を読むこと

カード勝ち越しは決まってるんだし、たった1点で逃げ切ろうなんて狭い東京ドームではムリポなんだから、結果はどうなろうとも7回裏1イニングを西村ひとりに任せる覚悟でよかったのにね…
他の方の見解はこちらも
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見ていただくとして、昨日は故木村拓也コーチの誕生日でもあるんだし、ここは負けても仕方がないと腹をくくらんと。ならば、負けてもダメージが少ないやり方で負けないとね…フォッサムの好投も忘れてしまうような負け方はあかん…
野球4/15 巨人5−2阪神・6回戦@東京ドーム(3勝3敗)
阪神 100 000 010|2
巨人 000 000 41X|5
<戦評>
巨人が劇的な逆転勝利で連敗を止めた。巨人は1点を追う7回裏、2死満塁から坂本の本塁打で逆転に成功。続く8回にはラミレスのソロで加点した。先発・内海は7回を1失点に抑える好投でリーグトップの4勝目。阪神は救援陣がリードを守れず、連勝は4でストップ。
<バッテリー>
阪神:フォッサム、西村、筒井●(2敗)、メッセンジャー、小嶋−城島
巨人:内海○(4勝) 、山口 、越智S(1勝2S)−阿部
<本塁打>
阪神:マートン 4号(1回表ソロ・内海)
巨人:坂本 4号(7回裏満塁・メッセンジャー)、ラミレス 7号(8回裏ソロ・小嶋)
<得点経過>
1回表:マートン カウント2-2からレフトスタンドへの先制ホームラン!(巨0-1神)
7回裏:坂本 ランナーフルベースから逆転満塁ホームラン!(巨4-1神)
8回表:新井 ショートゴロの間に三塁ランナー鳥谷が本塁生還(巨4-2神)
8回裏:ラミレス カウント1-1からレフトスタンドへのホームラン(巨5-2神)
<観衆>かなさんはじめ41127人

その他の試合結果
中日 7 - 4 横浜@ナゴヤドーム
 勝 吉見(中) S 岩瀬(中)敗 加賀(横)
広島 1 - 2 ヤクルト@マツダスタジアム
 勝 押本(ヤ) S 林昌勇(ヤ)敗 篠田(広)
日本ハム 3 - 6 ロッテ@札幌ドーム
 川越(ロ) S 小林宏(ロ) 敗 ケッペル(日)
西武 7 - 3 楽天@西武ドーム
 勝 西口(西) 敗 ラズナー(楽)
オリックス 1 - 5 ソフトバンク@京セラドーム
 勝 和田() 敗 近藤(オ)

詳しいことは、公式ブログや当該チームのファンの方のブログエントリーへのリンクを球団名等のところに貼ってあるので、そちらもご覧いただくとして、真弓監督以下首脳陣に読んで欲しい本の紹介。
2010年版 プロ野球 問題だらけの12球団

2010年版 プロ野球 問題だらけの12球団

  • 作者: 小関順二
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2010/03/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


このシリーズは2000年から毎年刊行されているもので、管理人は2005年版からブログに書評を書いてます。

この手の本は今年度版にどのようなことを書いているかということより、前年に刊行したものに書かれた内容がどのくらい当たっていたかを検証する方がいいような気がするので、過去5年分のブログエントリーから調べてみましょう。

本2005年版に書かれた阪神に関する記述
◆編成能力の低さが足を引っ張り続ける。
・即戦力選手ばかり取りすぎで、選手が高齢化。
・その即戦力を期待して取った選手も、クセ者ぞろいで、活躍できるようになるのに時間がかかる。
・鳥谷 敬は、高校2年から進化の過程を見ている。対応能力が高いので近くブレイクするだろう
⇒管理人の評価:おおむね当たり

本2006年版におけるリーグ順位予想
セ:@ヤクルトA巨人B阪神C中日D広島E横浜
パ:@ソフトバンクAオリックスBロッテC西武D日本ハムE楽天
管理人予想
セ:@阪神A讀賣B中日CヤクルトD横浜E広島
パ:@ソフトバンクAロッテBオリックスC西武D北海道日ハムE楽天
実際
セ:@中日A阪神BヤクルトC巨人D広島E横浜
パ:@日ハムA西武BホークスCロッテDオリックスE楽天
⇒正答/小関氏:セ2つ(誤差8)、パ1つ(誤差12)。管理人:セ0(誤差8)、パ0(誤差12)

野球2007年版セ・リーグ編
・中日:止まらぬ海外流出⇒○まずは福留から
・阪神:小嶋の評価低し⇒○この年序盤で2勝しただけで以後一軍へ上がれず
・ヤクルト:なんとなく3位⇒×とうとう最下位&古田辞任
・巨人:優勝争いはできるが優勝はしない⇒×優勝
・広島:充実ドラフトとエース残留で復活の兆候⇒×
・横浜:潜在能力充分のチームに必要なプラスα⇒○

野球2007年版パ・リーグ編
・北海道日本ハム:主力選手の相次ぐ退団でロッテの二の舞か⇒×連覇
・西武:大エース松坂大輔の流出でAクラスから陥落?⇒○5位
・ホークス:頭ひとつ抜けた戦力を今年こそ結果に⇒×3位どまり
・千葉ロッテ:正義を気取って弱くなればファンに対する裏切り⇒×この年は顕在化せず
・オリックス:選手育成のビジョンが見えない⇒○
・東北楽天:悲願の最下位脱出が見えてきた!⇒○4位

野球2008年版での各球団の評価
・阪神:・上園は研究され尽くされている危険性あり⇒たぶん○
・楽天:新人長谷部は抑え向き⇒×
・巨人:他球団の主力選手を取り捲ることの二重の罪(補強をしてもチームが強くならない&取られた球団が弱体化)⇒△優勝はした
・中日:落合監督は選手を信頼していない⇒たぶん○
・横浜:ハマスタの閑古鳥状況なら、地方移転を真剣に考えるべき
・広島:篠田と前田健太に期待⇒△前田健太の方ね
・ヤクルト:由規は悪い癖を直さないとダメだろう。⇒○
・日ハム:外人は必ず誰かが当たる⇒○この年はスレッジ
・ロッテ:ボビールートの外人は人材枯渇⇒○
・ホークス:大場は期待していい⇒×
・西武:石井一久の獲得は大きい⇒○ 打者では松坂健太に期待⇒×デー○に嫌われ干されたorz
・オリックス:補強しようという意思は感じられるが方法論が明らかに間違い⇒×この年は2位に躍進

本2009年版における各球団の評価
・西武:バランスの良い戦力構成⇒△この年は4位に終わった
・オリックス:ドラフトは即戦力志向、そんな中2008年の甲斐(高卒)指名は意外
・日本ハム:投手陣はダルビッシュ頼み⇒○
・ロッテ:リリーフ陣の立て直しは必須⇒○
・楽天:抑えが課題⇒○
・ホークス:正捕手が課題⇒×田上が出てきた
・巨人:育成も充実化傾向にあり⇒○
・阪神:久保田は先発向きではない⇒○?検証する前に故障してしまいましたがなにか…
・中日:チェンと中田が2本柱にならないといけない⇒△チェンと吉見になりました
・広島:三塁の守備機会が増えているので、琢朗はサードを守らすべき。
・ヤクルト:相川はヤクルトの投手陣のクイックのうまさに救われる。⇒○?
・横浜:松本+石川の俊足1・2番コンビは、他球団に引けをとらない。山崎は守備の名手。細山田は名人。リードもうまい。⇒×


本小関順二「2010年版 プロ野球 問題だらけの12球団」(草思社)
ストップウォッチで選手の「走攻守」を百分の一秒単位でリサーチしつづけている著者が、12球団の今年の戦力を徹底分析。注目の2010年のドラフト情報も充実!

小関順二
スポーツライター。1952年神奈川県生まれ。日大芸術学部卒。1988年にドラフト会議倶楽部を創設し、模擬ドラフトで注目を集める。現在、『週刊現代』にコラム「野球よ、止まれ!」を連載中。2000年より年度版として刊行されている『プロ野球 問題だらけの12球団』の他、『プロ野球でモノになる奴の法則』(廣済堂出版)、『野球力――ストップウォッチで判る「伸びる人材」』(講談社)など著書多数。
<2010.4.12読了>

今年版にはどのようなことが書いてあるかと言うと、

<巨人>
・フロントが口出しをしない限り、しばらく優勝し続ける
・2番を松本から長野に変えるかも
・長野は内角攻めに苦しみ、腰が引けて外角球が打てなくなる危険性
<中日>
・落合が辞めたら何も残らなかったという危険性
・チームへの忠誠心を失わせなかねない起用法(2007年日本シリーズの9回二死までパーフェクトの山井交代、2009年WBCに代表選手送り込まず、吉見に最多勝を取らせるためにチェンを捨て石に…)
<ヤクルト>
・外人が当たる球団
・日ハム型のスモールベースボールが向いている
<阪神>
泥縄トレードでひと息つく短絡的チーム作り
(城島の獲得で狩野の芽をつぶす)
・赤星引退で機動力喪失も金本の衰えの方がもっと深刻
・二神が先発ローテ入りで見えてくる光明
<広島>
・いいタイミングで登場した野村新監督(もっと練習すべきだった)
・栗原の3塁コンバートが凶となる危険性(粗いさんの先例)
・今村が夏以降打倒巨人の秘密兵器に
<横浜>
・尾花監督は過去4回の投手コーチ新任時にチーム防御率を1点下げている
・投手陣も立て直しもだが、出塁率向上も必要(貪欲に四球を取りにいけ)
・高崎が抑えに成長すると強くなる
・筒香は近いうちに中軸打者になる

<日ハム>
・外国人スカウトに一考の余地あり
・糸井の成長が森本の立場を微妙にしている(ひちょりトレードあるで…)
・藤井の穴は大きい
<楽天>
・野村監督時代に目先の1勝を拾いにいったツケが出てくる今年
・野村よりブラウンの方が育成型
<ホークス>
・逆指名制で強くなったチームが岐路に立たされている
・イ・デホは率より内容(ここ一番のところで結果を出す)で期待できる
・大場が殻を破るには結婚するのが一番いい
<西武>
・最大の魅力は巨人に力負けしないこと
・三振を恐れず打って打ちまくる打線
・藤田太陽を抑えにするのがベスト
・雄星にはしっかりと自分を見つめ、人の意見に惑わされるな
<ロッテ>
・西村はバレンタインの何を継承し、何を捨てるのか?
・キム・テギュンの加入で打線に隙がなくなった
・唐川と大嶺兄が成長するだろう
・荻野貴のスピードは魅力
<オリックス>
・阪神時代とは違う岡田監督のチーム作り
(ベテラン重視ではなく、若手を伸ばしていこうという気概が見える)
・赤田がブレイクするだろう
・投手では延江に期待

<2010年秋のドラフト情報>
・高校生投手〜一二三慎太(東海大相模)が圧倒的ナンバーワン
・大学生投手〜斉藤佑樹・大石達也・福井勇也(早稲田)、澤村拓一(中大)はじめ豊作
・社会人投手〜西日本に好投手多し
・捕手〜磯村(中京大中京)はじめ高校生に好素材が多い
・内野手〜PLの観野(一塁)、吉川(ショート)/白井(新日石)、熊代(日産)など
・外野手〜俊足自慢が高校(西川・智弁和歌山など)、大学(伊志嶺・東海大など)、社会人(荒波・トヨタなど)にそろう

とれだけ当たるか、来年版の上梓時に検証してみましょうね。

他の方の書評はこちらでも探してみてください。
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posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 06:19 | ☔ | Comment(0) | TrackBack(6) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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