2009年10月11日

橋本 清「PL学園OBはなぜプロ野球で成功するのか?」を読んで今岡さんの行く末を思う・・・・・・・

D1010105.JPGタイガースを去る今岡さんもこの本読んだのかな?
ちなみに、今岡さんは巻末の「プロ野球に進んだPL学園OB」のところに名前が出てくるだけなんですが、いわゆる「プロ野球での成功者」にカテゴライズされますよね?タイトル(2003年首位打者と2005年打点王)も取ってるし・・・・・・・
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本橋本 清「PL学園OBはなぜプロ野球で成功するのか?」(ぴあ)
PL学園野球部には金の卵を大きく育てる“虎の巻”がある。
PL学園出身のスター選手が隠された秘密を語る! (2009/03/20発売)
1970年代から甲子園の常連となったPL学園は1978年に初優勝を果たし、桑田投手・清原選手のKKコンビで2度の優勝、87年には春夏連覇を成し遂げた。甲子園での実績は他の強豪を圧倒しているが、さらにすごいのはOBのプロ野球での活躍。なぜ、PL学園OBはプロで活躍するのか?なぜ、PL学園出身の選手はすごいのか?巨人で活躍した橋本清をナビゲーターに、清原和博、桑田真澄などプロ野球で活躍したPL学園OBたちを直撃し、PL野球の強さに迫る!

【CONTENTS】
●第1章 桑田真澄…失敗はない。経験は必ず後から生きてくる
●第2章 宮本慎也…自分の“姿勢”を見せないと人には何も言えない
●第3章 立浪和義…大切なのは、運を引き寄せるために何をするか
●第4章 清原和博…夢は逃げない。自分が夢から逃げるだけ
●第5章 木戸克彦…必死に取り組めば何かが見えてくる
●第6章 金石昭人…神経を張りめぐらせれば相手の気持ちがわかる
●第7章 吉村禎章…野球を通じて人間性が鍛えられた
●第8章 片岡篤史…心の部分がしっかりしていれば技術は伸びる
●第9章 野村弘樹…勝利と敗北の差を知ってチームが強くなった
●第10章 中村順司…大事なのはハート。意欲と目標を持っているか
●第11章 前田健太…『桑田二世』にふさわしい実力をつけたい

この本はさっき読み終えたばっかりで、通常は後日のブログネタ用に取っておくんですが、今回はPLのOBの今岡さんが阪神退団というタイミングなんでその件とからめて感想文を。

PL学園OBはなぜプロ野球で成功するのか?

PL学園OBはなぜプロ野球で成功するのか?

  • 作者: 橋本 清
  • 出版社/メーカー: ぴあ
  • 発売日: 2009/03/20
  • メディア: 単行本



著者が橋本 清(1988年卒)さんですから、同級生の立浪、片岡、野村と2つ上の桑田、清原、1つ下の宮本とPLでかぶっていたOBたちをまず取り上げるのは当然の流れ。
木戸、金石は、著者が小学生の頃に「逆転のPLってすごいな」と鮮明な印象を植えつけられた頃の現役生。吉村は同じ巨人の先輩でもあるし、当時の中村監督には話を聞かないと本として成立しえないからここまでは十分理解できるとして、一番疑問に思ったのは宮本の下は、(坪井、今岡、福留、今江、広大らをスルーで)前田健太(2007年卒・カープ)まで飛んじゃったこと。

橋本さんたちが3年生のとき(1987年)に甲子園で春夏優勝して以降は、PLは甲子園では優勝していないし、その後しばらく甲子園にすら出れず。1992年春の今岡さんや松井稼頭央がいたときに久しぶりの出場ベスト8。以後、甲子園には出ては来るものの、最高でベスト4止まり。
とイマイチだから?

単に、橋本さんが巨人の選手だった頃は、自分のことにせいいっぱいでPLの後輩のことを気にかけている余裕がなかったから、書けるネタがなくて、一番若い前田健太まで飛んだ?
(前田健太がPLにいた頃は橋本さんは既に現役引退)

それはともかく、今岡さんの年齢(1974年生)だとKKコンビの活躍は小学生の頃で、立浪さんや橋本さんが春夏連覇したときには中学生になってたわけで、地元(出身地は兵庫県宝塚市)に近い名門校に行くのは自然の流れだったんでしょうね。

今岡さんがこの本を読んだかどうかは定かではありませんが、この本に書かれているようなPL時代のことを思い出して、今回の決断に至ったのでしょうかね?

それと、PLの先輩諸氏にも相談したんですかね?
桑田さんとか、清原さんとか、橋本さんとか、片岡さんとか、中村元監督とか・・・・・・・

阪神の直近の2回の優勝に貢献してきた功労者ですから、悔いのないように、自分の好きなようにやったらええんよ。


話を元に戻して、以下この本のコンテンツのピックアップ

桑田
・自分のレベルに合った学校に行くように勧めるのが友情
・清原君や田口君とは比較しないようにした。
・僕には努力しかない−(野球とは直接関係のないトイレ掃除とか)裏の努力も
・そういう努力をするようになって、野球の実力はたいして変わってないのに、打たれた打球が野手の正面に飛んだり、自分が打てば野手のいないところに飛んだりしだした。
・技量だけではダメ、意識が高くないと
・プロになることを意識して、PL時代はストレートとカーブしか投げなかった
・根性はグラウンドで使うもの
・自分が持っていたものと、PLの教えが合っていた
・結果よりもプロセスが大事。そのプロセスの中にもプロセスがあるんだよ
・気づく力と言うのは準備をしっかりしていれば身に着く。その準備で大事なものは「努力」
・PLの3年間で精神的な土台を作らせてもらった

宮本
・PLでの気の抜けない環境で神経を張り巡らせていろいろと試してきたことが、野球の中で生きてきている
・大事なのは横のつながり
・PLの3年間で学んだことは目配り、気配り
・結果オーライだけではダメ。プロセスを大事にしろとよくいわれた
・気を付けるのは自分の行動。生活態度、練習態度、行動のすべて。それをしっかりやらないと、なにを言っても聞いてもらえない
・話していて、ああだこうだ言うヤツは決断も鈍るヤツだと思うので信頼しない

立浪:橋本とは幼稚園からの付き合い
・子供のころから、自分のことは自分でする自立したこども
・空気を読むのがうまくて気が利くので、ほとんど怒られない
・常に仲間を大事にする
・追い込まれたときほど力を発揮する強い精神力
・大切なのは運を引き寄せるために何をするか
・悪いときこそPLの教えを思い出した
「人と物事に感謝の心をもって暮らします」とか
・厳しい所で耐えると、厳しい場面で力が出せる

清原
・1年生でも野球をやらせてくれるPLを選んだ
・PLで一番つらかったのは寮生活。上級生を起こさないように目覚ましがなる前に起きるようにしていたから、今でもそう。
・あのPLの一年生の時の寮生活を体験したら、野球のプレッシャーなんてどうってことない〜刑務所の方が楽そう
・プロ野球に入る時の志望球団、1に巨人。次に阪神か中日かともかくセ・リーグ。だから、甲子園の土を持って帰らなかった。西武ってどこ?ってくらい知らない球団だったし、同級生の松山に最初のサインをしたときに「西部」って書いたくらい(笑)
・FAの時点では、巨人か阪神へいくつもりだった。実際に金銭面では阪神の条件の方が良かったけど、子供のころからの夢だったし、ナベツネさんがドラフトの件をわびてくれたから巨人へ行った
・PLの3年間があったからここまでできた

木戸
・これだけ厳しい環境のなかでやったら絶対に野球がうまくなると思った
・厳しい生活に耐えられたのは甲子園に出て優勝するという夢があったから
・PLの3年間では勝ちたいという執念や、信念を教えてもらった
・勝ちたかったらなにかをする
・コーチという仕事をする上でも、怒られた経験が役に立っている
・怒るには信頼関係がないといけない
・PL出身の選手は野球をよく知っている。知るためには気づくことが大事。自分よりもうまい選手を観察し、話を聞き、技を盗むことが大事。野球の場だけでなく、生活の場の方が、とっさの判断力を鍛えることができる。
・目標をもって3年間打ちこむことで手にできるものが確実にある

金石:オジサンがあの金田正一氏
・PLに入ったのも、プロに入ったもの(金田留広氏の)コネ
・なんども辞めようかと思ったけど、ギリギリでとどまった
・若いころに広島の厳しい練習で鍛えられたことで、無駄な力を抜くコツをつかむことができた
・PLの3年間は自分の基盤

吉村
・PLの経験が、1988年の大怪我からのリハビリに活きている
〜苦難を乗り越えるための強い精神力を養えた
・指導者になってから一番大切にしていることは、選手との信頼関係を築けているかどうか
・指導者というのは、技術だけでなく人間性をも下の世代に伝えていくことが大事。
・PLで寮生活をしながら野球をすることで、忍耐力や気遣いというものを学ばせてもらった

片岡
・PLには野球のうまい人しかいなかったけど、同志社にはそうじゃない人もいた。最初はもどかしさを感じたが、そういう人がうまくなっていく過程を見て、やっぱり神様はいるなと感じた
・野球をする人に言いたいのは感謝の気持ちを持ちなさいということ。そうすれば、他人のエラーもカバーできるし、自分のエラーもカバーされる
・緊張感のある寮生活で要領を覚えた。応用力と対応力。

野村
・プロ野球選手になったことがゴールではなく、そこからが本当のスタート
・PL学園の諸先輩方の活躍に泥を塗る訳にいかないとより上を目指した
・PLで3年間過ごしたから、プロに入ってからも壁を乗り越えられた。物事に取り組む姿勢や野球に対する考え方
・PLらしさとは、勝負どころや土壇場に追い込まれたときにものすごい力を発揮できること

中村元監督
・PL在学中に選手としての限界がわかって指導者を目指した
・座右の銘は「球道即人道」
・PLの教え、チームのために自分は何をしたらいいのか。結果が悪かったら「行動が悪かったのか」、「心の持ち方が悪かったのか」と考える
・相手に敬意を持って戦って、負けても負け惜しみを言わない
・入学したばかりの選手には、体を上手に使っているかを注意してみた
・大事なのはハート。プラス思考で考えているか。意欲とか目標を持っているか
・高校時代の3年間は怖い監督でありたいけど、卒業したらひとりの社会人として付き合っていく

前田健太
・PLの桑田さんは知らない。巨人の桑田さんしか知らない。
(こどものころは巨人ファン)
・PL時代にあれだけの練習をやってきたことが、今につながっている
・中学までは生活習慣がしつけられてなかったから、PLでは戸惑った。謙虚さを忘れるなとかわかってきたのは、高校後半くらいから

この本を読んで管理人があらためて認識したこと
・宮本選手と阪神のPLのOBの人(選手の方)とでは、PL時代に培ってきたものが今に活かされているかという点で大きな差が出とるな。だから、3位と4位の差になったね。間違いない。コーチでは実体験そのものまでは伝えられないしね。


そういえば、PLのOBでプロ野球(NPB12球団一軍)監督はまだ出ていない。
(注)西田真二が香川オリーブガイナーズ監督
新井宏昌(南海−近鉄)、尾花高夫(ヤクルト:現巨人投手コーチ)、木戸現阪神ヘッドコーチとか近いというか候補者になる人はいるんですが、いずれも監督と言うよりコーチ向きの人たちばかりなんですよね。

吉村や立浪や宮本みたいに次期監督候補として修業中の人もいるんで、この3人はいずれなるんでしょうね。

桑田については、この本で書かれている内容とか、本人のブログとかを見ても指導者向きの素質を十二分に持っているんですよね。
プロ野球の監督になるよりも、母校PLの監督になって甲子園で優勝するという夢を持っているような気がするんですよ。
検証先?
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それと今岡さんにはこの本も読んで欲しいですね。
  ↓
本門田隆将「神宮の奇跡」

神宮の奇跡

神宮の奇跡

  • 作者: 門田 隆将
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/11/21
  • メディア: 単行本



posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 11:20 | ☔ | Comment(3) | TrackBack(1) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
木戸コーチはともかく、今岡にしても、桜井にしてもPLの厳しさを乗り越えてきた選手らしさを感じさせないのはなんで?
Posted by 管理人から追記 at 2009年10月12日 09:32
おひさしぶりです。この本、マエケンがブログで紹介してたので、買って読みました。珍しく私があさちゃんより先に読んだ本かも。
この橋本さん、存知あげてなかったんですが、モルツの時に出てた人ですよね。
いやはや、もう寮生活はいくらもらっても戻りたくない。という昔の人とマエケンのわりとあっけらかんとした現代っ子気質に笑えました。高校でこんな本が出せるのはあと広陵かなー。横浜高校もか・・・・。他校のも誰か出して欲しいですね。
Posted by メル at 2009年10月14日 16:53
>メルさん
コメントありがとうございます。

>他校のも
週ベの今年の名鑑号によれば、現役選手の出身校別で多い方から、
1.PL学園 17名
2.横浜 16名
3.大阪桐蔭 13名
4.広陵 11名
4.帝京 11名
6.浦和学院 10名
となってますが、OBまで含めると歴史のある横浜、広陵、帝京あたりがこの手の本を出せるかなと思います。

ということで、横浜高校OBの書いた本も最近読みましたんで、その感想文も近日中に公開予定です。
Posted by スーパーサウスポーあさちゃん。@管理人 at 2009年10月15日 05:50
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