2009年08月14日

久慈照嘉監修・矢崎良一著「遊撃手論」+α

(Ser.4284)
昨日は、家族の送迎をしたり、銀行や図書館行ったり、携帯の機種変更したりした関係で、高校野球もNHK BS-1の中継【阪神−中日戦】もほとんど見れてませんので、現地観戦の人気ブログランキング野球部門上位常連のオォトラさんネガドラさんしずくさん、かれいどさん(その1その2)、おかかさんたちや、関係者(D某コーチ同某広報T某コーチ同打撃投手)のエントリーを見てください。

それと、2016年夏季五輪で追加する最大2競技の候補は7人制ラグビーゴルフに決まって残念ながら野球ソフトボールは漏れましたね
この件も含め、さらに詳しいことはこちら
 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
banner_21.gifにほんブログ村 野球ブログへblogram投票ボタン
を見てもらうとして、今回は新しい携帯に慣れる時間も作りたいので、以前読了してUP待ちだったこの本の感想文を
遊撃手論

遊撃手論

  • 作者: 矢崎 良一
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2009/06/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


まずは、久慈さん。この本で言いたいことを鳥谷に徹底的に叩き込んでください。トリに見込みがなければ、大和にね。。。
久慈照嘉監修/矢崎良一著「遊撃手論」(PHP)
<内容>
井端、宮本、西岡……、名手の取材を通し、今あらゆる組織に必要なのは遊撃手型人間であることを検証する。遊撃手の魅力と奥深さに迫る。
<解説>
 近代野球においては二遊間、捕手といったセンターラインの技術や知識がチーム力を左右し、特に有能な遊撃手の存在が勝敗の鍵を握っていると言っても過言ではないようです。それは野球の世界に限りません。ビジネスや教育をはじめ、あらゆる組織においても、遊撃手タイプの人材が求められているのが現状ではないでしょうか。
 そこでこの本では、井端(ドラゴンズ)、宮本(スワローズ)はじめプロの現役の名遊撃手、あるいは遊撃手の指導者たちの「ショート論」を交えながら、遊撃手の心構えやテクニックの実際、その磨き方、そして遊撃手の向き不向き、育成の仕方について考察を深め、この華麗なるポジションの魅力を一層掘り下げてみたいと存じます。
 野球ファンのみならず、広くビジネスや教育の分野にも通じる遊撃手論をお楽しみください。

ショートストップ=遊撃手の奥の深さがわかる本です。

以下、本書からのピックアップです。

・本当の名手とは、難しい当たりをあたりまえのようにさばいてしまう選手のこと、

それには自分も同意。

・堅実>派手
 <堅実なタイプのショート>
  川相、久慈、宮本、井端

 <魅せるショート>
  ジータ、西岡、川崎、中島、坂本

・二遊間:アライバ>本多川崎

・井端は、本多(セカンド)と川崎(ショート)を入れ替えた方がいいと。岩崎達郎が近々自分を追い越すかもと。

・久慈いわく、鳥谷はまだチームのためという考え方ができていない。

・宮本いわく、ヤクルトにはまだ自分以上のショートはいない

・宮本も井端も、守りをしっかりやっていれば打つ方はなんとかなると思っていたし、事実そのとおりになってきている。⇒守りから入る

・名ショートを作るのは、近くに手本がいること
 宮本にはPLの1年先輩の立浪、ヤクルト時代の大橋コーチ(元阪急の名ショート)
 久慈には社会人時代(日石)の監督林裕幸氏
 井端には久慈や川相コーチ

・坂本はまだ雑なところがある。いい指導者がいればもっと伸びる。〜なんで、川相さん外にだしちゃったのかねぇ〜

・内野は深く、外野は浅く守れることが大事。

・勝てるチームのショートは似てくる

・守備がいい人は外されない

・田口や福留はステップに悪い癖があって、ショートとしてはプロで通用しなかった

・うまさとは、プレーが軽い。軽快・リズミカル

・横っ跳びキャッチは下手な証拠

・守備には準備が必要

・身体能力が高いだけではショートはできない

・大きいとかえって動きにくい?

・松井稼頭央の守備の危うさ。身体能力だけに頼りすぎ、安定感がない。

・ボディバランスが大事

・西岡剛−遊撃手としては異端児

・「物事の流れを察知することができる人間」=ショート的人間

・次世代の名遊撃手梵には、久慈も宮本も高い評価

・名遊撃手といえば、ソフトボールの安藤美佐子(現湘南ベルマーレ女子ソフトチーム監督)を忘れてはならない。その安藤は派手で魅せるショートであるが、堅実な内藤恵美も。

・打撃が向上すると守備が劣化するのがショート

・ショート経験者が外野にコンバートされて成功する例は多い
(蓑田、真弓、福留、赤星。平野)
 〜内野手としてのフットワークが外野守備に生きる

・腰高が必ずしも悪というわけではない
 〜構えた姿勢からそのまま動くことが大事

・井端「僕は打球を信用していませんから。捕るまではずっと疑う」

・グラブは下から上に

・人工芝は野球を下手にさせる

・井端「守備は打撃ほど繊細さはいらない。準備さえしっかりしていいればいい。」

・足が動かなくなったらショートとしては終わり

<コンマ1秒を縮めるために>
 久慈のクイックスロー
 宮本の回転スロー
 井端のグラブトス

・基本なくして個性なし

・タッチひとつでチームを救える

・セカンドのプロフェショナルがいなくなった

・感覚は教えられない

【ご参考】
この本でもソフトボールの名ショートとして紹介されている内藤恵美さん「『遊撃手論』」
再チャレンジ日記〜道一筋「【久慈監修】「遊撃手論」」
西方浄土の一粒の麦から不死鳥の如く淡青の空へ「遊撃手論」

<著者略歴>
久慈 照嘉
1969年生まれ。東海大甲府高校、日本石油(現ENEOS)を経て、91年ドラフト2位で阪神に入団。堅実な守備と勝負強い打撃で1年目(92年)からレギュラーで出場。オールスターにも出場し、この年の新人王に。98年に中日へ移籍。2003年に阪神に復帰し、リーグ優勝に貢献する。05年に引退。引退後の06年にはアトランタ・ブレーブスでコーチ研修。評論家を経て08年秋に阪神守備走塁コーチに就任。自ら手本を示すコーチとして後輩を指導育成中

矢崎 良一
1966年生まれ。出版社勤務を経て、独立。アマ・プロを問わず野球界を幅広く取材し、野球やソフトボールを題材にしたノンフィクションを執筆。共著によるスポーツノンフィクション書籍も数多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

banner_21.gifにほんブログ村 野球ブログへblogram投票ボタン

それと、今朝の山城新伍さんの訃報にはビックリ!
つつしんでお悔やみ申し上げます。
Wikiによれば「プロ野球は阪神タイガースのファンであり、かつては年1回サンテレビのプロ野球中継『サンテレビボックス席』にゲストとして呼ばれていた。」ということらしいので、真弓ちゃん。今日から読売相手に弔い合戦や!

わがまま筆まかせ

わがまま筆まかせ

  • 作者: 山城 新伍
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 1999/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 09:00 | 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。