確率的にはどんだけ見れるんだろう?みました。
<鶏卵Wiki>
二黄卵
鶏卵を割った際に、稀に卵黄が2つ入っていることがある。このような鶏卵を二黄卵(「におうらん」、俗に言う双子卵または「にこたま」)と言い、その殆どは産卵開始後間もない若鶏の産んだ卵である。産卵開始直後で排卵のリズムが一定しない時期に複数の卵黄が連続して排卵される事で出来てしまうが鶏のごく普通な生理現象であり、薬物投与等の人為的方法で作り出されることは無い。外見が普通の卵よりも細長く全体的に尖り、大きさや重さが飛び抜けているため、産卵開始後間もない若鶏しかいない養鶏場であれば比較的簡単に見分けられる。味的にはまったく変わらないが、ごく一部の人は気持ち悪がるかもしれないという理由で出荷前に取り除かれていたが、1998年頃から、後述の二黄卵多発鶏種により生産し選別されたものが流通をしている。
(中略)
工業製品に例えると「規格外の不良品」になるため、品評会でも確認され次第失格となる。しかし食品として何ら不都合な点は無く、むしろその珍しさ(1羽の鶏が産卵を開始してから廃鶏として淘汰されるまでに二黄卵を産む確率は僅か1〜2%といわれている)から縁起物として、農産物の直売や通販などでは付加価値も付く。
<東京ガス 食の生活110番Q&Aから>
・“二黄卵”と“白身だけの卵”
Q:ひとつの卵に黄身が2つ入っていたり、
黄身が入っていなくて白身だけの卵があります。
食べても大丈夫でしょうか。
A:ひとつの卵に黄身が2つ入った卵(二黄卵)も、黄身の入っていない卵も、どちらも異常ではなく健康な鶏にも起こる生理現象ですのでもちろん食べても大丈夫です。
〔二黄卵ができる理由〕
・卵を産み始めたばかりの時期(産卵開始から4,5日目)の若い鶏は、排卵の間隔が決まっていないため、卵子を同時に2コ排出することが多い。
・鶏の固体差により同時に2コの卵子を排出しやすいものがいる。
・ストレスを受けた鶏がホルモンのバランスの崩れから、同時に2コの卵子を排出してしまう。
このようにして生産された二黄卵は普通の卵に比べて大きいものが多いのですが、1コ分の卵黄が半分になっているわけではなく、黄身の比率は大きくなっています。
〔白身だけの卵ができる理由〕
・卵は鶏の体内で卵巣から輸卵管に落ちた卵胞のまわりを卵白になる部分が包んで大きくなり、26〜28時間かかって生産される。しかし、まれに卵胞の代りに輸卵管に血の塊や組織片が落ちてしまうと、鶏の体が卵胞と勘違いして卵白になる部分がそれを包んで成長してしまい、黄身のない卵ができあがってしまう。
一般に出荷する際に、透過光を使い、キズや卵黄の有無などを検査していますが、光を通しにくい赤玉などで発見できないものがまれにあり、店頭に並ぶことがあるようです。